データ |
タイトル | バルーンファイトGB | プレイ時間 | 4時間程度 |
機種 | GBC | ストーリー | ★★☆☆☆ |
ジャンル | ハローキティワールド | キャラクタ | ★★☆☆☆ |
メーカー | 任天堂 | グラフィック | ★★★☆☆ |
発売日 | 2000年 7月31日 | サウンド | ★★★☆☆ |
備考 | 書き換え専用 | ソフトウェア | ★★★☆☆ |
ゲーム性 | ★★★☆☆ | ||
総合評価 | ★★★☆☆ | ||
お気に入り度 | ★★☆☆☆ |
本文 |
コレ、バルーンファイトちゃうやん? …開口一番失礼しました。でもコレ、ホント。 ゲーム内容は、バルーンファイト(以降オリジナル)からモードA、Bを廃して、モードC、すなわちバルーントリップをステージクリア型のアクションゲームにしたもの。一応、旧バルーントリップ準拠のモードもあるんですが、コレについては後述。 主人公は、手動で飛ぶナイスガイに代わり、かぼちゃパンツをはいたメルヘンチックな雰囲気の女の子、アリスに変更。バルーンファイトにまでロリ萌えがっ?! ともあれ、その女の子が2つの風船を持って左から右へスクロールするステージを攻略していくことになります。 敵は鳥やクモ、トゲやイガといったもので、それらが触れると風船が破裂し、アリスが水面へ落下したり、地上を徘徊する敵に触れることでストックが1人減ります。ただ、落下したところが地面だった場合は手持ちの風船を膨らますことで復活できます。 また、Bボタンを押せばいつでも風船を手放すことができます。この機能を何に使うかといえば、風船を持ったままでは行けない狭い通路へ入る時やボスの頭を踏んで攻撃するときなどです。で、なんだかんだでステージ左端まで行けばクリア。 ちなみに2P対戦もあるのですが、私はプレイしてないので省略。 まぁ、順当なリメイクだとは思いますよ。海外で販売されたオリジナル準拠版の存在を忘れるなら。 ただ、バルーントリップの操作感はオリジナル版を踏襲して欲しかったところ。というのも、本作のバルーントリップはオリジナル版を再現したものではなく、あくまで本編の挙動(プログラム)を利用したオマケなのです。 そのため、微妙な操作の難しい挙動で難易度は理不尽な上昇をみせ、あまつさえ自殺にしかならないBボタンによる風船の切り離しが可能なありさま。コレは手抜きとしか。 このように、残念ながら本作は古参ユーザーは満足のできない代物です。 また、オリジナル版を知らないユーザーにしても、どれだけ楽しめるかは疑問です。いや、決してデキが悪いとは思いませんが、アクションゲームとしては古典的過ぎて2000年産としては見劣りするのも事実ですから。 ともあれ、本作にバルーンファイトを期待する人は手を出さない方が幸せです。きっと、どこでもバルーントリップの夢は砕かれるので。えぇ、残念ながら。 ■追記 後日、本作の移植元であるハローキティワールドを入手、プレイしてみました。結果、画面構成にキャラ配置、ストーリーまでほぼ同じことを確認。変更点はキャラと、2P対戦、バルーントリップ、ワールドマップの追加くらい。 う〜ん、Nintendo Powerとはいえ8年以上前のソフトをほぼそのまま出すというのはちょっとガッカリ。
first edition : 00/12/18
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ひとこと | 同じリメイクならWS版レインボーアイランドの露骨なコビを… |