データ |
タイトル | キャンバス 〜セピア色のモチーフ〜 | プレイ時間 | 16時間程度 /コンプ |
機種 | DC | ストーリー | ★★★☆☆ |
ジャンル | 恋愛紙芝居 | キャラクタ | ★★★★☆ |
メーカー | NECインターチャンネル | グラフィック | ★★★★☆ |
発売日 | 2001年 4月 5日 | サウンド | ★★★☆☆ |
定価 | 7,200円 | ソフトウェア | ★★★☆☆ |
購入価格 | 4,000円 | ゲーム性 | ★☆☆☆☆ |
恋キック | ★★★★☆ | ||
総合評価 | ★★★☆☆ | ||
お気に入り度 | ★★★☆☆ |
本文 |
2000年の年末に発売された18禁アドベンチャーの移植版。 インチャネ製ということで、システムは必要充分なレベル。 強制、既読スキップ、バックログを実装、ヒロインはフルボイス、セーブ個所も多く、 特に不満を感じることはないでしょう。 ゲーム期間は2週間、ヒロインはおよそ7人、各シナリオは約3時間弱で完了と、 非常にお手軽で、このテの作品としては標準的な内容。 # うちひとりのシナリオがあまりにとってつけたものだったためおよそ7人 お話は、美術特待生である主人公、麻生大輔(名前のみ変更可)が、学園からの プレッシャーにメゲた挙句にイジけて絵の道を捨てようとするが、ヒロインたちと ふれあうことで立ち直って、メデタシメデタシという感じ。 正直、かなりウザい主人公に付き合わなければならないことで、耐性がない場合は 特定シナリオの評価が一気に下がること請け合い。 また、DC版追加シナリオの美咲彩以外は直接絵を描くことに結びついておらず、 テーマを絵とした意図がわからないのも難です。 シナリオ単体として見た場合に評価できるのは、桜塚恋シナリオくらいでしょうか? これは、両親の再婚により兄妹となることとなった主人公と恋が、どつき(?)漫才を 繰り広げながらも互いに惹かれあい、最後には本当の家族となるというシナリオ。 恋の立ったキャラと、その親友、 # 気の強い娘が徐々に懐いていくサマに萌えを感じるなら特にオススメ。 他のシナリオは、○痴系ヒロインに耐性があるならキャラを愛でるという方向で 楽しめますが、シナリオによっては件のヘタレ主人公が一方的にヒロインを傷付ける 展開となるため注意が必要です。 また、エロシーンはバッサリとカットされているだけなんで違和感バリバリ。 ここはもう少し足掻いて欲しいですね。 コンシュマー用の修正を楽しみにしている私のような人間のために。 # 歪んでますか? 結局、☆画野朗氏の絵に価値を見出すか否か、というあまりに順当な点が評価基準と なるワケですが、そう考えるとゲーム中のグラフィック、特にバストアップにバラつきが あるのはどうかと。 美咲彩の異邦人具合は別格としても、パッと見で3人くらいの人間が原画/彩色を おこなっているのがわかるのはちょっといただけません。 # これは、私がコンシュマーを基準にしているというのも多分にあるのですが… ですから、☆画野郎氏基準での評価もホドホドにとどめておくのが得策です。 あとは主人公のヘタレ具合が許せるか否かにかかるワケなんですが、私は思いっきり 後者だったため評価は下方修正がかかっています。 ただのラブコメだったらなぁ、っていうのが正直なところですね。ホント、勿体ない。
first edition : 02/10/12
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ひとこと | 恋シナリオ…、あれはいいものだ。 |