50hit/ぺんた様/「剣士としての自覚」 50hit(管理人:自爆一回目のため掲示板、一番乗りの為ぺんた様)リクエスト作品
「剣士としての自覚」

―剣を始めて持った日から…今日がピッタリ3年を過ぎようとしている。
僕は、この戦いには巻き込まれたくなかった。でも、僕が行かなかったら彼らにも会うことは不可能だったことだろう。

「ん〜…。」

/AM6:30/
―ファルの家―

―僕は何時も目覚し時計に起こされているけど、起きるのはこれでも一番乗り。
なかなか起きないのが烈火。まだ起きる様子を見せない。

「朝御飯でも作ってこようかな…。」

―自分は…剣士としての自覚が無い。それより料理の方が得意だと思う。

「今日は…サンドイッチでも作ろうかな。別にピクニックに行く訳でもないけど。」

―何時も料理を任されるけど、得意分野の時には腕を振るいすぎて疲れちゃう事が多い。

「よし、できた!」

―そして皆を起こしに行く。叩き起こす人もいれば、既に起きている人もいる。

/AM7:30/
―烈火の部屋―

「烈火、起きてる?」
「グー…カー…」

―やっぱり相変わらず寝ている。僕は何時もこの手順で起こしている。

「鼻でもつまんでみよう。」
「グガッ!?……クー…カー…」

―やっぱり無駄だった。そんな訳で…。

「朝御飯できてるよ、食べる?」

ガバ!!

「マジかよ!?早く食いに行こうぜ!!」
「そうだった…君は昨日の晩御飯食べなかったんだっけ…。」
「あぁ。」
「じゃぁ、皆起こすの手伝ってくんない?1人じゃ大変だから。」
「了解。」

―ちょっと烈火は面白い。リアクションが特に…ね。

―レイの部屋―
「レイ、ちょっと入るぞ。」
「は?」
「一応朝飯で来てるからさ、降りて来い…の前に皆起こすの手伝え。と、先輩からの伝言だ。じゃな。」

―ここでいう先輩のことは僕、ファルの事だ。それで、僕はラウスの部屋に向かった。

―ラウスの部屋―

「ラウス、入るよ〜。」
「あぁ、どうぞ。」
「それで、朝御飯できているんだけど、皆を起こすのを手伝ってくれないかな?」
「あぁ、構わない。」

―とまぁ、こんな具合に起こしていったんだけど、やっぱり思った事はこれだった。
果たして、自分は剣士なのか、ただのエルフと言う存在なのか。
正直僕はただのエルフの方が良い。だって、戦う事なんて無い、そんな世界を僕は望んでいるから

「剣士としての僕は、決して殺さない事だと思う。甘い考えだけど、命を断つ事は辛いと思うから…。」



50ヒットリクエスト小説です。
自爆してしまった自分に代わってリクエストしてくれたのは、「ぺんた」さんでした。
テーマはフリーとの事で好きな様にかかせていただきました。
今回はオリジナルのファルの話です。
久しぶりに書きがいのある小説を書けました。

この小説はぺんた様のみに捧げる小説です。
他の方は、転載・保存を禁止致します。

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