情報は2005年5月現在のものです、参考にされる場合は各自ご確認をお願いいたします。

  5月26日(木)

〜7th Annual West Coast Salsa Congressの日々〜
●Beach Party in Santamonica

カルフォルニアに数有るビーチの中でも最も有名なサンタモニカで、DJ が入って屋外サルサパーティが開かれていました。紫外線のコワイ私ですが、「とっても楽しい!」という噂を聞き、Keikoの車でまずHotel Marriottにチェックインしてから、会場へ!
15時前後のハイウェイは、すご〜く混雑していて会場に着いたのは、16時前。もう解散しかけているかと思いきや…聞こえてきました、Salsa Salsa!! 少し陽射しも弱り、心地よい海風も吹いていて、気持ちい〜い!
Keikoの友だちのさちや、日本人の友人とも合流して楽しい一時。Raul Falcon★とその仲間達にも遭遇し、先日Granadaで会った時に約束してくれたトリック技を伝授してもらいました。Falconの着ているBanana Republicのリネンの白シャツ、風に吹かれてと〜っても素敵でした。
「Ayaの躍りにはスピリッツを感じるよ、だから僕は僕の技を教えたいんだ」と言ってくれて、サルサ魂について日頃考えている私にとって嬉しい言葉でした。

★Raul Falcon
2004年のClub Mayan Competitionでプロ部門Sami Finalまで進んだサルサダンサー。男女共黄色い衣装で躍っていたペアといえば、解る方もいるでしょう。

AyaKitaは、彼等のトリックやステップを試してみたんだけど、上手くいかなくて、先日クラブで会った時にそう言ったら、「じゃあ教えてあげるよ」とあっさり。ドラキュラ顔のとっても優しいラティーノでした。今パートナー募集中ですって!

●念願のIN N OUT BURGERへ
さちの車をナビに、Keikoに念願のIN N OUT BURGERに連れて行ってもらいました。
Kitaが前から、あそこのバ−ガ−屋は素材にこだわっていて旨い、何より屈強なスタッフが砕いた新鮮なポテトフライがオススメ。と聞いていて、一度は訪れたかったのです。
バーガー、チーズバーガー、ダブルバーガーの3種類しかないのだけど、地元でも評判なのか混雑しています。Keikoとさちと4人で食べたコンボは、期待をうらぎらず美味しかったです!
●夜のパーティ

マリオットホテルから無料シャトルバスに乗り、コングレスの会場となるHollywood Park Casinoへ。
2002年にチームメンバーで参加した時は、カジノ内が会場でした。でも主催者のAlbert Torresの努力で年々参加者が増え、3年ぶりに行ったらカジノの外に特設テントが張られていた。(日本でコングレス申込みを受けているSALSA HOTLINE JAPANによると、今年の参加者は約3万人、日本人は350人が参加したそうです)これは凄い!年々コングレスの料金が少しずつ上がっているという情報を聞いていましたが、Albertが質を向上させようとする強い意志が感じられ、私は納得価格だと感じました。
さて、それで会場。周囲の囲いには、参加国の旗が掲げられ万博のような風情。会場内にはテ−マ別に大小のテントが張られていて、有名なアーティスト名が付けられています。サルサ関連商品販売ブース「Vendor Pavilion」、夜のパフォーマンス会場となる「Anibal Vazquez & Mambo Aces Pavilion」、昼のパフォーマンス&夜のライブ&ワークショップ会場となる「Tito Puente & Celia Cruz Pavirion」、夜のダンスフロア(何故かOn 2が多い)&ワ−クショップ会場となる「Papito Jala Jala Pavilion」、主にワークショップ会場として使われる「La Lupa Pavilion」、ワークショップ会場「Machito&Tito Rodriguez Pavilion」。その他にFood Pavilion、Bar等が設備されて、この総てがサルサイベントの為に使われたのです。パフォーマンスをするステージも、2002年に比べると、照明もカメラもセットも、バージョンアップされていて、こんな舞台で踊れたら一生の誇りになるなあと思いました。

今夜から4日間にわたる各国のパフォーマンスが始まります。
またライブでは、23日から始まっていたミュージシャンセミナーに参加した中から選抜された生徒たちが、プロミュージシャンとジョグる夜でもありました。生徒といっても、もともと音楽をしていた方達のようで、音はプロ級。日本からも数人が参加し、私が知っている人といえば、直接お話したことはないのですが、MIWAさんというダンスインストラクターとして静岡・東京で活躍している方が、ボーカルで参加していました。彼女はSAVANNAというチームでも参加を果たしていて、今年の東京ペアコンペにもエントリーしていました。とっても多彩な人なんだなあ…、KItaさん私たちもがんばらねばね!

ダンスフロアでは滞在中にサルサクラブで出会った知人にも誘われて、休息のない、飽きない夜でした。
この日ホテルに帰って就寝したのは、3時位かな…、こんな毎日が4日続くのかと思うと…ワクワクしてきます!!

5月27日(金)

〜7th Annual West Coast Salsa Congressの日々〜
●昼のワークショップ

【Joby Brava】
Downeyでプライベートも受けたJobyのレディーススタイリングを受けました。
今日も一段と顏が小さいよ〜。Jobyのスタイリングは彼女のバックグラウンドがジャズダンスなので、ジャズの要素が入っている。Keikoにも勧められたけど、私には少しジャズダンスの要素が必要みたいです。トゥ・ヒールの使い分けや、きびきびした動作が得意とはいえない私、今後の課題です。
www.JobyBrava.com/

【Alex Lima】(by Kita)

【Dany & Graziano】
イタリアから来たバチャータのインストラクターです。バチャータはメレンゲと同様にドミニカ共和国の音楽ですが、メレンゲよりもゆっくりなテンポで演奏されています。2拍目と4拍目で男女がシンクロして腰をつきあげる仕種をするのですが、これがうまくシンクロできると躍っていてとっても気持ちイイ!恋人同士ならなお愛が燃えあがる躍りなのではないのでしょうか?
Dany & Grazianoはイントロで、おもむろに1曲躍ってくれました。会場の「Papito Jala Jala Pavilion」は、屋根があるだけのテントです。テント内を吹き抜ける風が躍る女性の長い髪をなびかせて、見ていてとっても爽快な気分に。Dany とGrazianoは白い長そでTシャツに白いオーバーオール、Danyは灰色の顎ヒゲを生やし、Grazianoは高い鼻と細い顎、長い髪が印象的。
次の日にもバチャータのレッスンはありましたが私はこっちの方が好きでした。
彼等はイタリア語しか話せませんでしたが、バチャータのカウント「チカ チカ チカ ブーン」を繰り返しながら、とっても分かりやすく教えてくれました。くるぞバチャータ旋風!

【Alex Da'Silva】
「Sexy Moove?」が口ぐせの2枚目ラティーノのペアレッスンです。彼のサルサスタイルは、タンゴの要素がミックスされていて、膝をベンドした(折り曲げた)まま躍るサルサは好まないようです。ベンドとストレッチを使い分けて、何と言うか…よりサロンダンスのようなサルサといいましょうか?洗練された感じ。
そして口ぐせが示す通り、セクシーに見せるコンビネーションが大好きです。彼のフリーダンスを観るのが一番分かりやすいと思いますが、とにかく女性にタッチしつづける、頭、首、肩、腕、腰あらゆる部位を。…というと、何かエロラティーノのようですが、彼の場合は洗練さが加わって、嫌じゃないんです。
タンゴを躍っている時の感覚と似ていますね。彼と躍っていると、自分が世界一美しい女性だと錯覚してしまう程です。「彼は当時からプリンスで、彼の周りにはたくさんの美しい女性が取り囲んでいて、とても近付ける雰囲気でなかった、遠まきにして見ていたんです〜」これは私の生徒さんで10年以上前のAlexを知っている人の話。彼のHPで、ぜひハーレムぶりをご覧下さい。生活もかなりゴージャスですから!
www.alexdasilva.com/

左/昼のパフォーマンスの様子

右/ストロベリー&バナナ ピニャコラーダとタキートス(干えびの春巻にサワークリーム、アボガド、レタス等が乗ったメキシカン)。見て!この長〜〜いグラス! 後ろは自主練習中のカップル。

●夜のパフォーマンスとライブ

1部、2部あわせて28組のデモがありました。印象に残っていて、かつ名前が分かっているチームを紹介たいと思います。
【Ana&Joel/BOSTON】
沖縄でも一時活動していたAna&Joel。東京で一度ワークショップを受けたことが有ります。一見華奢なAnaは特に背中から首へかけてのムーブメントがとても美しく、南国鳥が優雅に水浴びをしている様な印象を受けます。今年は顏にも黒いベールをまとって、全身黒づくめ。黒鳥のコスチュームで舞っていました。彼等のスタイルも独特ですが、しっかりサルサファンのハートをつかんでいました。

【Alex Da'Silva Dance Team/L.A】
椅子に座った8人程の美女の前に、Alexがタバコを吸いながら現れます。注目する美女たち。
アピールするAlex、そして美女の1人が立ち上がり、Alexと愛のサルサを踊り始める…。「この女ったらし〜」と叫びたくなるAlexの大好きな演出です。最後のパートナーはネパール人でリフトを得意とする彼女、Mayanのコンペでも披露した、人間大回転(というのかは不明)をやってくれました。スタンディングオベーションでした。

【Alex Lee &Chi Le】
Alexから買ったリフト・トリックのDVDは彼等とのコラボでした。サルサ・パートは雑な部分もあるなあと思いますが、マッチョなAlexの繰り出す派手なリフトは、Alex Da'silva以外のサルサダンサーにも影響を与えているようです。しかし、師匠のジョルジュ&リタなら彼等のリフト・パートにもダメ出ししそう…「力で上げるんじゃないんだよ! リフトは」とか言って。

  5月28日(土)

〜7th Annual West Coast Salsa Congressの日々〜
●昼のワークショップ

【Billy & Katie】
2004年のCongressでセンセーショナルなパフォーマンスで観客を圧倒したビリー&ケイティのアダジオクラス。去年日本にも来て、師匠ジョルジュ&リタやアダジオ商会の多くがレッスンを受けました。技はディップと木登り。私たちはアダジオを習って3年程たつので、コツが分かってきているけれど、しなれてない人には少し難しかったよう。でも今やリフト技はパフォーマンス要素の必須項目ともいえ、勢いで入れるだけでなくて、その正確さが要求されているのだと、受講者の多さを見て実感しました。

【Candy Merra】
NYの大御所サルサチームEddie Torres Dancersにかつて所属していたという彼女。2002年のDVDで初めて観た彼女のソロダンスには目をうばわれました。何度ループしたことか! 美しいのです、とにかく。特に手の表現にはCandyの美学を感じます。
ワークショップはアシスタントにAlbertの奥さんのMAYAがついて、ふたりとも全身白のウェアで素敵でした。レディーススタイリングのクラスでしたが、複数の男性がCandyがセクシームーブをする度に脇から「ヒュー」と口笛を鳴らしたり、「ポーズして!」と言って写真を撮ったりして、もう大変な人気でした。

夜の部まで休憩するために会場でシャトルバスを待っていると、あ、憧れのJayson Molinaが〜〜☆×●☆★
勇気をふりしぼり、「あなたのファンです! 私と写真撮って下さい! 明日のレッスン絶対行きます〜!」とまくしたて、写真とらせてもらいました(ミーハー)。すっごく顏ちぃちゃいんです。で、キューピーみたいなヘアセットがなんとも…カワイイ。
私たちが近くのタコベルまで買い出しに通りを歩いていたら、背後からJaysonの車が近付いてきて「ホテルまで行くなら乗っけてくけど?」と優しいヒトコトをかけてくれました。

●ホテルにて
よっしーと北さんと、寝不足の身体をジャグジーに浸してリラックスしよう! ということで、水着に着替えて待ち合わせ。行ってみると考えることは一緒? 満員状態。「ど〜するる〜」とぶつぶつ言っていると「カモン カモ〜ン」「ウェルカム」と数人が手まねきしてくれ、おまけに「はおっているのはゆっくりと脱いでくれ!」とか所望されたので、すし詰め状態で入らせてもらいました。
湯はぬるくて木の葉が入ったりしてキレイじゃなかったけど何だかタノシイ。色々な人種で混浴なんて。
おまけに「カモン」と言ったうちの1人は何とサルサ界で超有名なトロンボーン奏者Jimmy Boschでした。CDも持っているし、東京ペアコンティションの課題曲は彼の曲だ〜。そんな方と、混浴。本人は人なつこそうでとっても気さくで、そんできれいな坊主頭。
30センチの距離のJimmyの顏は、何というか…「無垢」? 眼がとーーーてもキレイなのでした。
今夜ライブに出ると言うので、絶対観に行くのだ!!
●夜のパフォーマンスとライブ

印象に残っていて、かつ名前が分かっているチームを紹介たいと思います。

【Alex Lima】2004年のDVDでキタがとても好きになって100回以上は見た彼は、今年は民族的な振りが入っていて、表現のひろがりを感じました。

【Bobby & Mitsueいつも愛があふれ出ている2人。ミツエさんのボディは完全にラティーナそのもの。うらやましい…。

【Hacha Y Machete】より洗練さを増しているHacha Y Machete。使用曲の演奏者ひとりひとりへの敬意を感じるサルサです。

【Latin Dance Austraria Latin】オーストラリア。クラブマヤンのデモで一緒になったペアのいるグループ。彼女がフロアに出ると男性ダンサーがほっておかない人気ぶり。野性味あふれるサルサがとても素敵です。

【Salsa Revolution】去年にひきつづき、レボリューションパワー炸裂の踊りでした。赤青黄の衣装が私にはどうしても「つよインク」に見える… Amiのアピール健在でした。

【Billy & Katie】なんだかサルサパートがうまくなっている気がしました。彼等も新しいビジネスの場として考えているということでしょうか?

【Jayson Molina & Alessandra】プエルトリコから。やっと観れたホンモノのJayson!だるまおとし的な身体がとてもセクシーでした。

【JJ's】ブラバぽい好きな振付でした。女性が皆低めの身長でヘアもそろえていたので、ユニゾンがきれいにみえました。

【Juan Matos】プエルトリから。小柄で細い彼の身体はステージに立つとなぜあんなに大きくみえるのでしょうか。

【Papa Tambor】プエルトリから。路上ダンスを彷佛させる土くさいサルサ。民族性があるから踊れるんだろうな。

【Ryoko &ryu】日本で観た時よりもさらに踊りこんでいるようで、フィニッシュがきまっていました。

【Santo Rico】長い振りでしたが、一時も飽きることなく見せる技量はさすがです。皆オシリがかわいいのよね〜

【Wasabi】今年はホテル ワサビがキーワードの陽気な振付。いつもどこかコミカルで、私はなぜか日本のアニメ−ション的ななにかを感じます。

【Candy Merra】持っている肉体を最大に活かしたサルサにうっとり。手の表現は格別です。

  5月29日(日)

〜7th Annual West Coast Salsa Congressの日々〜
●昼のワークショップ
【Billy/左:オススメのプロテインを手に満面の笑み】
朝8時30分からプライベートレッスンを取りました。ホテル内のミーティングルームを使って1時間。お目当てのリフトがあったんだけどKitaの筋肉がまだ十分に備わっていなくて断念。ビリーを相手に一応記録を撮ったので、Kitaの腕がムキムキになったら試してみようと思います。
変わりに教えてくれた技も良かったですよ。まだ起ききらない身体に辛いレッスンでしたけど…。日本ペアコンペで活かしたいと思います!
【Jayson Molina/右:とてつもなく顏小さい!!】
朝一番のレッスンといえども、4つある中の最大の会場を用意され、さぞかしたくさんの人が来ているだろう!と勇んで行ったら… 何とガラガラ。20人位でしょうか。。
Jaysonもいぶかしげに15分過ぎまで待ったのですが来る気配はなく、メニューを始めてしまいました。
Jaysonのレッスンは厳しいと聞いていたのですが、確かに進行が早〜い。そして合わせる曲が速〜い。必至についていったけれど、Jaysonの独特のフォームはとても一度のレッスンでは会得できませんでした。
ああ、プエルトリコに1年位修行に行きたい〜。
●夜のパフォーマンスとライブ

LA滞在中に出会ったたくさんの人たち。


左上/ジャグジーで一緒になったJimmy Boschとライブ後写真を撮りました。なんと「I think ....you are beauty. I want to dance with you.」とかいう感じでダンスに誘ってくれたので、パフォーマンス2部が終わったら待ち合わせをすることに!
左下/待ち合わせ場所に遅れてしまったのだけど、トロンボーンのケースを持って帰ろうとしているJimmyが、私を見つけると嬉しそうに手を上げてくれました。それでケースをステージの片隅に置いて約束どおり踊ってもらいました。
右上/ロスのクラブでは超有名らしいマオくん。いつもカンフーぽい服を着ている。激しいけどリードがうまくて楽しい。20回転位まわされた。
右下/LAで知り合った日本人のヒロさん。渡米中何度となくクラブで踊りました。