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 20000420

プロジェクトXはいい。 ビデオに録画して、ずっと馬鹿みたいに何度も何度も見ている。同じところで 泣いてしまう。

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 20000416

ヴィンチェンゾ監督のCUBEを見た。昔よくエレベータの悪夢を見たのを思い 出した。最後にオマケで付いているELEVATEDという短篇みたいな夢だ。でももっ と怖かった。ELEVATEDは自分の押した階でしか止まらないけど、エレベータと いうのはどこの階で止まるか普通分からない。夢では目的の階に着くまで恐怖 しながらエレベータに乗るんだけど、大体途中の階で止まってドアが...怖かっ た、あの夢は。

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 20000414

めちゃめちゃ正しい。

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 20000409

テレビを見なくなってもうずいぶんになっていたが、最近始まったNHKのド キュメンタリープロジェ クトXは大変面白い。他人の日記で知った。

第一回の再放送を今朝やっていたので、ビデオで撮って見た。富士山レー ダーの建設の話。二年前自分も富士山に登ったが、頂上は立ってられないほど の風が吹きすさぶ中に岩だらけの巨大な火口がぽっかり開いたすさまじい場所 だった。火口の向こうに遥かに見える富士山レーダーを見てとんでもないとこ ろに建ってるんだなあと思ったが、実はものすごい努力をして建てられたんだ と知った。

登山は全く素人のメーカー技術者が、真冬の富士山に登って設置に必要な テストをやったという。遺書を書いて出発した人が居たそうだ。一会社員の仕 事としてここまで情熱かけるってのはちょっと信じがたい。でも本当の話。ま た、あの丸いレドームはヘリコプターで輸送したんだが、風と重量オーバーの ため無理と言われた命がけの仕事を、元ゼロ戦パイロットのヘリコプター会社 社員が引き受けて、偶然終戦の日に輸送することになり、死んだ戦友のことを 思いながら必死で操縦したとか。

当然皆まだ生きているので、インタビューされてるんだけれども、普通の 元サラリーマンって感じなんだよな。でもこの建設の話をするときの目付 きは、会社で見てきた普段のおじさんの目と全然違う。

明治〜戦後の高度成長期の日本人には無名だけどすごく魅力的な人が沢山 いる。学校の歴史の授業の影響か、日露戦争や日清戦争のことはほとんど知ら ないまま生きて来たのが残念。また太平洋戦争というと、沖縄戦(ちょうど55 年前の明日からだ)とB29の空爆と原爆いう感じで、日本ってずいぶん馬鹿なこ としたんだなぁとしか思ってなかったけども、戦記なんかを読むと現場レベル では魅力的な部分もたくさんあると思うようになった。例えば開戦時、水深が 浅いために米国も不可能と思っていた真珠湾での雷撃を必死の訓練の末成功さ せたパイロット達や整備員の話なんかは感動的だ。教科書では日本は技術も生 産力も劣っていてしかも時代遅れの大和なんて作ってぼこぼこにされた、とい うイメージだったけど、世界で最初に空母を実戦で使ったのは日本だ。空母の 建造技術も優秀だった。あんまり知られてないけど、太平洋を往復できて爆撃 機を搭載できる潜水空母を終戦間際に建造して、戦後鹵獲した米軍に驚かれた。 潜水空母なんてものを制式化したのは後にも先にも日本だけだ。

でも戦略は全然ダメだった。そもそも開戦した時点で政治的に負けてる。 真珠湾攻撃も技術、戦術的には大成功だったけど、結果として米国世論を一気 に対日参戦に持って行っちゃったので戦略的には失敗だった。やっぱり日本人 の本領が発揮されるのは末端の現場だよな。

じつは映画 トラ!トラ!トラ!を見たばっかりなのでこういう感想になった わけだけれども。^^; あまり期待しないで見たがなかなかよい映画だった。朝 焼けの中、海上から次々とハワイに向かってゼロ戦が飛び立つシーンはかなり 感動的だった。対照的に開戦を押し進めた首相や外相はヒステリックで短絡的 な人物として描写されている。

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