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 20000229  

精神薬に関しての情報源としてインターネットほど強力なものはないと思 う。ほとんど毎日読んでいるサイトに有名な「闇の医療相談室」がある。ここの 過去ログはかなりの量だが、これを一通り読めば精神科と精神薬に関して相当な 知識が身につく。結構おすすめである。

夜眠れないという人や、眠るという意思ではどうにもならない生理現象を コントロールしてみたいという好奇心からでも睡眠薬に興味がある人は保険料 を払っているのなら普通に精神科に行って夜眠れませんと説明して処方して もらうとよい。わざわざ新宿などで横流し品などを買うようなことをする必要 はない。

精神薬というと危険なイメージがあるのかUG的な扱いをすることがあるが 実は精神に直接素早く作用する薬物としては、アルコールほど強力なものはそ うそうないらしい。また、睡眠薬を大量に飲んで自殺しようとする人がいるが、 これは無理のようだ。相談室で薬を大量に飲んで自殺したいと叫ぶ人が多くて 嫌気の差した回答者が「どんな薬を使えば死ねますか?」という質問に「征露 丸を鼻につめて口を塞げば死ねます」と答えていたのには笑った。

精神科と似た科に 神経科 心療内科 神経内科などがあり夜眠れないとかいっ た神経症に関しては精神科か心療内科に行けば薬を処方してもらえる。内科で も出してくれる。でも薬の世界も日々進歩しているので、よい薬が欲しかった らやはり専門の精神科で診察してもらうのがよい。精神科に抵抗がある人は心 療内科に行くが、精神科医から見ると治療や処方が中途半端な感は否めないら しい。神経内科は神経症とは直接関係が無く、パーキンソン病など神経や脳に 関する重病を扱う科である。神経科は精神科と同じ意。

毎日毎日同じ変化のないストレスがかかり続ける環境に対抗して健全な精 神を保つというのはなかなか大変であるように思う。毎日に変化があれば薬に 頼らなくてもやって行けるかも知れない。実際旅行したりすると、何でこんな 薬を飲んでるんだろうと疑問に思って飲まないこともある。睡眠薬を飲まなく ても眠れたりする。しかしいずれ日常に戻る。戻ると飲まなかった反動が出て しまったりする。

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 20000223  

新しい薬はかなり効いた気がする。集中力が増している気がする。まあ 気がするだけかもしれんが。

最近実家で新しい浄水器を入れようということになっていろいろ調べて みると、この浄水器という業界、だいぶ魑魅魍魎の世界のようだ。母親が 結構オカルトというか宗教がかったものに傾向しがちなんだが、あの世界 とちょっと共通点があるようで、持って来るチラシ持って来るチラシどれも 超眉唾ものである。

実は実家が建ったときに取り付けた浄水器があって、これも俺は業者の 説明を30秒聞いた時点で眉につば着けてたんだが、母親が乗り気で結局買って しまった「○創水」という製品である。なんか聞いても教えてくれないがとて つもない金額をぼられたようである。払った本人はぼられたと思ってないんだ けど。大体説明で生体内元素転換だとか波動とかいう言葉が出て来た 時点で俺の危険物フィルターに100%ひっかかったんだが、商売できてるという ことは信用する人が多いんだろうなぁ。機械の仕組みはどうも見ていると病院 などで消毒用に使ったりする強酸水の製造装置をもとに、それになんだか意味 のないものをごてごて付けたもののようだった。実際に出て来る水は強酸性で あった。

効能として汚れがよく落ちる、合成石鹸が不要になる、健康になる、害虫 が死ぬ、(この二つはどう考えても矛盾してると思うが) などがあがっていて、 実際にコップの茶渋などはよく落ちる。これは酸性のためである。しかしこれ 飲んで健康になるかどうかははなはだ疑問である。

酸性水を作るために、水に塩化ナトリウムを加えて電気分解しているために 大量の塩を消費する。この塩がまた特別製ということで何万もする。んで 結局この維持費がもたんということと、「汚れが落ちるということは、水道 管の汚れも一緒に飲んでることになるのではないか」とかいう良く分からん ことが気になり出したらしくて取り外してしまった。よかった。

次のをどうするかというんで、持って来たカタログがパ○ウォータという 浄水器のものだった。これの説明にも水のクラスターがうんぬん、という俺フィ ルターを通過しないことがことごとく書いてある。んでまた次に持って来たの がアストラル体理論を応用したとかいう浄水器で、これもアウトっぽい。 実は祖母もこういったものが大好きで、これまたいま使っているのが 超純水を生成するとかいう浄水器である。15万くらいだったらしいが、そんなん でじゃばじゃば超純水が生成できる装置が買えるもんだろうか。かなり あやしい。それに超純水はお腹には悪い。

なんで東レとかTOTOとかデンソーといった普通のメーカのものには一切 目をくれないのか不思議である。なんか独特のアンテナにビビっとくる何か があって大手メーカのものにはそれを感じないようである。

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 20000222  

実家の引越しの地鎮祭があった。神道ってのは結構いいな。

抑鬱症状が悪くなって来ている旨を主治医に伝えたら薬が増強された。う んうん、これも聞いたことのある薬だ。結構よく使われているもので安心でき る。インターネットって便利だなぁ。昔、知合いの知合いの内科医から処方さ れた向精神薬が、ものすごく依存度が高くて問題があるというのもネットで知っ た。主治医に前○○処方されてました、って言ったらそれはどこでですか?と 聞いてたかたらやっぱりちょっと特殊なものみたいだ。いまでもじーさんの 医者なんかでは古い精神薬を出すところがあるので要注意だ。

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 20000221  

「日本経済が再び景気後退の道をたどっているのではないかという懸念が 広まっている。」日経の社説から。

そりゃそうだよ。何か根本的な対策が打たれたかというと、しろうと目に 見てもそうは思えない。

このままずるずると景気が回復しちゃったりしたら、俺は経済学なんて 信用しないね。経済は単なる複雑系で、葉っぱがどこに落ちるか予想できない ように予想と対策なんててんでぜんぶでたらめということにする。

需要がないから景気が悪いなら、やはり日本のみなさんが欲しくなるもの を作りまくって忙しく働いて給料たくさんもらう人が増えるしかなくって、 その分野はやっぱしコンピュータと通信関連だろう。もうこれは決定。まあ あと数十年したら違う分野が延びて、そんときは通信分野がいまの既存産業 のような扱いを受けるんだろうけど、まぁ今はコンピュータだ。

いまコンピュータ関連で働いている人は結構一生懸命やっている。じゃあ 天下国家を論じる立場の人は何をすればいいのかな。これはよく分からないけ どお札をもっと刷れ、とかなんとか経済学的にはいろいろな手法があるのだろ う。もっと具体的に技術論から行くと、やっぱりせっかく普及しつつあるコン ピュータがもっとばんばん動いて、そっから消費の輪っかが生まれるような環 境を作るのが一番で、それには通信環境を整備するのがいまのところ最も有効 だとおもう。

NTTの定額制うんぬんというのは投入するエネルギーが大きすぎて本当にこ れがうまくいくのかちょっと心配だ。いまさら全国津々浦々に広がるサービス を国が主導で整備させ、しかもNTTにやらせるというのがどうにも大仕掛けす ぎる気がする。時代錯誤っぽい。だいたい電話会社とインターネットはもとも と関係ないのだ。NTTとインターネットはいっそのこと切り離して考えた方が なんか新しい画期的なことが起こるんじゃないか。電話は電話、インターネッ ト回線はインターネット回線で、いまはたまたま後者がないので兼用してるだ けだ。で、その狭間にテレホーダイというアクロバティックなサービスが存在 している。

もし何かの間違いでNTTの定額ISDNがインターネット接続の定番になっちゃっ たら、その後どうなるんだろう。ちゃんと値下げや通信環境の高速化は他国並 にされていくんだろうか。俺はされない気がする。最大128kというのはもう既 に通信環境としては遅い部類でこれから出て来るであろうweb以外の新しいサー ビスには対応できない。

それより、いま実験的にひろがっている地域の小さい無線接続ネットワーク を、商業ベースにのせやすくするために無線の規制や割り当てを根本から考え 直すとか、CATV会社がインターネット事業をやりやすい環境を整えるとか、 こういった新しい接続環境に対応した住宅を新築した場合思い切った減税をするとか したほうがいいとおもう。

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 20000219  

あかん...断続的に欝症状が出てしまって一週間おきくらいに何も出来なく なってしまう。どーすりゃいいのか。病院には通ってるけど何もしたくなくな るので病院の予約もさぼってしまい、薬が切れてさらに欝症状が深刻になった りする。困ったもんだ。バイト先からもう来なくていいよと言われたらどうし よう。〜したらどうしようというのは欝では厳禁だ。

休日になるとちょっと気が楽になって動けるようになる。今日は土曜日だ。

新聞とweb以外のマスコミは全く見ないが、最近ひきこもりバッシングが激 しいらしいので肩身が狭い。典型的なひきこもり症状だ。何かの対談で、香山 リカが「就職して1〜2年で退職してしまった人が、そのままひきこもりになる 傾向が特に強く見られる」というような事を言っていた。実際俺も卒業して2 年後に退職してすぐ一旦は就職したが、また2年して退職していまは完全なひ きこもり症状だ。とほほ。

2月の実質活動時間は一週間くらいではなかろうか。これでは人生もあっと 言う間に進んでしまう。

しかしたまにちょっと活動できるようになると思考の奔流が止まらない。 あーしたらきっとよくなるとかこう生きるべきだとかいう変なルールがどんど ん頭に浮かんで来る。でもすぐ忘れちゃう。

それから、変な買物をする。なんかいろいろなものがとても必要に思えて 来るのだ。前回のときはプリンターを買ってしまった。しかも高いものを買う。 HPの970Cxiというインクジェットプリンタを買った。でもまあこれはかなり活 躍している。その前はShadeという3Dソフトを買った。これは全然活躍してい ない。変な四角と球をレイトレーシングしただけだ。

MSNジャーナル 田口ランディという人のコラムが面白い。最近知ったのでバックナンバーを全 部プリントアウトして読んだ。俺的な座標では群ようこに似てるかな。エッセ イが面白くて、親がひどい親で若いときからしっかりしているんだけどいろい ろ葛藤しているはっきり物を言う女の人というところがそっくりだ。

なんとなく士郎正宗のアップルシードを読み返している。もうセリフを暗 記するくらい読んでいるのにたまに読みたくなるんだよな〜。1巻の発行日を 見たら85年初版発行、俺のは19刷で87年だ。確か買ったのは中学生のころで帰 りの電車のなか友人と「あれはわけ分からんけど凄い」と話してたのをおぼえ ている。発行年からするちょうど中学3年かな。中学生のときと同じもの読ん で同じように面白がるとは進歩がないよなーとか自分でも思うが仕方がない。 1巻の最初の方で、戦争で毒ガス攻撃により廃虚になった都市に来た主人公の、 「使われたのはサリンだと思う」というセリフを読んで、とんでもない特殊兵 器があるんだなぁくらいに思っていて、そのまま忘れていてオウムの地下鉄サ リン事件の後で読み返してあのオウムのサリンじゃないか、と驚いた。

何かの報告で国際テロ事件の統計として、死傷者数が年ごとに載っている ものを見たが、通常は数百人から千数百人の負傷者が地下鉄サリン事件のあっ た95 年だけ跳ね上がって6000人になっている。このうちサリン事件による負 傷者は5500人らしい。やはり尋常でない事件だった。

オウムの地下鉄サリンについて、 検察によ る冒頭陳述というのを読んだが、こいつのサリン生成から地下鉄で使うま での描写は、下手な小説なんかよりはるかに恐ろしい。読んでて冷汗が出る。

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 20000210  

会社でSFCの後輩に「○○さん(わし)の専門は何なんですか?」と言われて 答えられなかったわたし。うーむ。でもみんなすぱっと答えられるかなこの質 問に。

いまだにste作った人だよとか言われてしまうのだった。

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 20000206  

なんか少し調子がよくなってきたが、会社へは行かずWonder Festivalへ 逃避。今年はArmor Modelingが出展するというので戦車のジオラマという ものがどんなものかひとめ見てみようと思って行ったところ、期待通り結構な数 のジオラマが展示してあって嬉しかった。丁寧に作ってあるものは、まるで絵画の ようで感動する。

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写真のジオラマが一番大きく精密だった。80cm四方くらいだろうか。のぞ き込んでみると中に入ったようで楽しい。展示ブースの中には雑誌によく出て 来る編集者さんがいて機関銃を振り回していた。押井守のコラムに載ってたので分 かったんだけど、たぶん振り回していたのが大戦中のドイツ軍のMG32 で、写 真の置いていじってるものはMG42だと思う。MG42というほうはプライベートラ イアンでも猛威をふるっていた有名な機関銃で、今でも使われている らしい。実際に見てるとこんなもん人に向けて撃ったらそりゃひとたまりもな いわなと思う。

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女の子フィギュアは元ネタが分からないので見るだけ。といいつつ「えー てぃーず」というディーラーさんの宇宙家族カールビンソンのおとうさん、コ ロナちゃんがよくできていて、おとうさんが売り切れだったのでコロナちゃん を買ってしまった。他ではフチコマのビネットに見入ってしまった。1万円 だった。安いような高いような。当然買えない。あと古ーい巨神ゴーグの完成品プ ラモのオモチャが1000円だったので買ってしまった。あの作品すごく好きでLD 欲しいんだけどプレミアが付いてて高くて買えない。DVDは出てるんだっけな?

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 20000205  

なんだか一週間何もやる気が起きなくて寝込んでしまった。ごめんなさい> まわりのひと。 普段会わない人に沢山、といっても十人程度だが、会って話 すと、どうも反動が来て誰とも会いたくなくなってしまうような感じだ。これじゃとて も社会人として成功はできまい。一人か数人とだけ会うだけでやっていける仕事を 探しつつ細々と暮らして行ければいいのだが。本当は波が起きないようにできれば一番いい けど。一人乗りの機械にこもって十年とか人に会わないでするような仕事はな いもんか。遠い将来、宇宙探査なんかでそういう仕事が出そうで、そんな仕事 に就けたらいいのになとたまに空想する。でもソロで宇宙に出られる機械が実 現したときは、自分はもう働かなくていいか死んでるだろう。そういえば先週書いた映画サイレントラ ンニングでは、確か地球を遠く離れた宇宙で、あんまり人と話さないで黙々と ロボットとともに植物園ドームの手入れをしている会社員が主人公だった。いいな ぁ。理想。あそこに出て来る宇宙は本当に漆黒の隔絶空間とい う雰囲気があってよかった。2001年(あ、来年じゃねえか)の木星探査船や最初のエイリア ンの貨物船のまわりの空間からも絶対の無を感じる。反対にガンダムの類の宇 宙は騒々しすぎてなんだか単なる匿名の空間という感じでつまらない。あ、宇宙ものの映 像が自分の考えるSFかそうでないかを決めつけるときの決めてはこのへんか も知れない。

そういえば死んでしまえば無の中にずっといられるが、当面死ぬつもりは 全くない。一年半程前どうにもこうにもうまくやっていけなくなったときに買 物しながら、ここで帰りにでも車にとびこんで死んだら楽になると思ったこと があったが、死のうかと思っているはずなのにキシリトール入りガムなんぞを 買っていて、全然生物的に死のうとは思っていないことが分かり馬鹿らしくなっ てそれ以来死んだら楽になるとか考えることはなくなった。

ソルビアンカの新作はものたりず。一部いい感じの映像があったけど、宇 宙船が主人公なのに盛り上がるシーンで一度も宇宙にでないなんて演出作家の気が 狂ったとしか思えない。艦載コンピュータのスクリーンの映像は前から引き続 いてすばらしい。全く自由に設計できたらこうなるのかな、というコンピュー タヒューマンインタフェースを映画でのぞき見るのは楽しい。だけどほとんど の映画のコンピュータ画面の描写はひどい。ハリウッドの映画のものは総じて ひどい。日本のアニメでも、大規模コンピュータに向かうとPC98の起動音がし たりしてイカンと思ったものだが最近はさすがになくなった。そういえば一時 期はやった極太明朝はどこ行ったのかなぁ^^;

そういえば二年ぶりにスキーへ行ったらゲレンデはもうスノーボーダーの 方が多いのね。でも昔と違って、ゲレンデの真中でゴロンという人はあまりい ない。というか皆うまい。うまい人が乗っているボードは楽しそうだ。ちょっ とやってみたい。ボーダーが増えているとはいうものの、ウィンタースポーツ 全般の人気は下がっているらしい。今回はウィークデーのど真中に行ったこと もあって一度もリフト待ちせずにめちゃくちゃ快適だった。道も空いていて、 今までの苦しい車スキーの思いでが嘘のようだった。GPSなしNavin'youが活躍 して車では行ったことのないゲレンデばかりに出向いたが、帰りに迷ったとこ ろで電池が切れて全く道が分からなくなりどえらいめに会った。また雪道のド ライブはかなり久しぶりで、昔買った安い鎖チェーンを付けて走っていたらど こかがねじれていたらしく高速道路で外れてかかってしまった。すぐ路肩に寄 せて様子を見ていたら数分とせずに高速機動隊が回転灯を回してやって来た。 チェーンが外れた、と言うとちょっと先の退避道路で直すように指示された。 チェーンはよく見たら切れていたが、予備の鎖パーツが入っていて修理できた ので事無きを得た。走り始めたら後ろからさっきの機動隊がしばらくついて来 ていて、どうも様子を見ていたようだった。すごい監視体制がひかれているの だな。確かに事故後運転手がうろうろしていてひかれるということはよくある から危なかった。感謝。

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