塹壕日記

Windows7、Win7_functional_comparison.jpg (JPEG Image, 685x563 pixels), amazonが作った比較表かなこれ。 VistaではBitLockerも多言語も使ってないからPorfessionalが良さそうだなー。ディスクまるごと暗号化ってファイルシステムやディスク自体が壊れたときが恐い。先行予約版は売り切れたようだが、何回か同じようなキャンペーンはやりそう。Vistaからはあまり変わってないから、それほど急いで移行しなくてもいいし。[2009/06/30]
児童ポルノ法関連、J-CASTニュース : 宮沢りえのヘアヌード写真集　17歳で撮影なら児童ポルノ？、
一方、日本雑誌協会は、J-CASTニュースの取材に対し、与党案については反対する考えを示した。事務局では、「単純所持を罰すれば、いくらでも拡大解釈して取り締まりが行われてしまいます」として、国会審議をみながら協会の見解を出すことを明らかにした。

ようやく媒体側も動き始めたか。腰が重すぎる^^; まぁしかしいままでは国会で議論のぎの字もやっていなかったのだから、与党の法案の問題点を必死でオタクが手弁当で周知してもそれは限界があったのは仕方ない。国会できちんと議論をするってのは本当に大事なことだ。
また日刊ゲンダイ 6/30(火)号には、『与党提出の「改正児童ポルノ法案」の暴論　あの宮沢りえ「サンタフェ」も摘発対象！』という記事が出ている。[2009/06/30]
ツール・ド・フランス、ツール・ド・フランス出場決定！ | Life is Live! | 別府史之 Fumy BEPPU Official Site、もう一人日本人が出場。7/4(土)22:00スタート。[2009/06/29]
児童ポルノ法関連、論点争点メディアと人権・法児童ポルノ規制強化「アニメ問題」で複雑に、2009/6/29 日経朝刊社会面。中立でちゃんと記者さんが考えて書いてる記事。署名があり編集委員田原和政となっている。日経編集部のことはよく知らないが、今まで全国紙ではこのレベルの記事がなかったので、一本筋の通った取材方針を持った記者さんではないかと思う。最後の奥村弁護士の指摘、一番肝心の児童自身の保護のためにできるはずのことを放置している、という点は審議の参考人の一場順子弁護士もまったく同じ事を言っていた。一場弁護士は児童虐待問題が専門。児童保護という福祉を目的としてみなが行動していたはずなのに、いつのまにか検挙数の向上のためならむしろ手間のかかる児童の保護施策は後回しとなっているのが現状。
行政の自己目的化ってのは、この問題に関わる人たちが特別にたちが悪いというわけでなく、よくある話。この問題は、誰も気づかないまま法案が通るわけでもなく、かといって新聞やテレビで大騒ぎするほどでもなく、国会でも審議が長く中断していたのでその間にオタクや表現規制問題、児童虐待問題に関心のある人達の間で議論が深まっていたということかも。これで法案がまともなものになったら、日本も捨てたモンじゃないじゃない？[2009/06/29]
くねくね科学探検日記、自然と人工（川の姿の今昔）。渋谷から品川の方に流れている古川沿いに以前住んでいたことがあったが、四六時中河床の洗浄作業をやっていて、それがまたえらい大がかりなんで、何か他にいい方法ないのかな、といつも思っていた。手間かけて洗浄しても、ちょっとすると泥が溜まってドブっぽくなる。その泥には水草とかも生え始めるんだが、あまり生育にいい環境でないらしくて微妙に腐ってしまったり、あるいは水位の低いときに雑草が育って、ちょっと雨が降ると水位が急激に上がってしまうので水没して枯れてしまい、それがまた腐った堆積物になってしまっていた。その繰り返しを見ているとやはり本来は川幅に対して余裕のある面積が必要なのだなと実感する。
くねくね科学探検日記/多自然型川づくり、でも触れているが、もうずいぶん前のことだから記憶がおぼろげだが、護岸工事の功罪が何かの機会で話題になったときに古川でもコンクリート塀の脇に土盛りっぽいことをしていたときもあったが、どうもうまく狙った効果が上がらなかったらしく、しばらくしたら全部撤去していた。あるいは単に国から環境対策でそういう予算が出たので消化したというだけだったのかも知れない。今もたまに川沿いの近所に行くことがあるが、やはり構造はコンクリによる典型的な護岸構造のままで、たまに高圧洗浄作業をしているので、基本的にそれが一番安上がりに維持する方法だという結論になっているのだろう。[2009/06/29]
マイケル・ジャクソン、YouTube - 空耳アワーに再びコメントがつき始めてる（笑。先日乗ったタクシーの運転手さんはマイケルのビデオをニコニコ動画で見直してるけどやっぱいい動きしてるよね、と言っていた。なんかもうああいう他愛のない会話でもネットで、とかじゃなくてニコニコ動画って単語が出てくるんだなー。リンク先はyoutubeだけども。[2009/06/29]
児童ポルノ法関連、マンガ太郎の「表現規制」暴走は、なぜ？ - 保坂展人のどこどこ日記。この人すごいなと思ったのは、国会での審議には本人が出て質疑をしていたのに、その日のうちにblog更新して審議内容について報告していたこと。いつ寝てるんだろう。
児童ポルノ規制派の会議に FBIから日本での米国の捜査機関の権限強化の任を受けた人が参加している件は規制反対派の会合ではすでに話題として上がっていたが、それが公式に明らかになったのは初めてだろう。彼らとしてはどんなとっかかりでもまずは日本で違憲となっているため出来ない個人の情報のやりとりの検閲を含めた捜査などをするための橋頭堡が欲しいわけだから、立法へ圧力をかけること自体は筋が通っている。良いとか悪いは別にして。日本の警察が立法を歓迎しているのもまったく同じ理由だし。
そういう意味では法案の成立を阻止しつづける、という防御ばかりではなくこの法律の恣意的な運用で児童保護のためではない不必要な逮捕や表現物の自主規制が生じないような縛りを国内外の行政等の組織にかける法律をカウンターとして議員立法するよう働きかけるのも手かもしれない。本来は憲法に書いてあることなんだけども、具体的に各論に踏み込んで法律にしてもいいだろう。[2009/06/29]
児童ポルノ法関連、マンガ論争勃発－継続中（β） : 国会の話の追加 - livedoor Blog（ブログ）

えー、新聞やテレビの報道をのぞいてみると、なんだかな～という感じですが、これは仕方ありません。　
というのも、記者証を持ってるみなさんは、冒頭の両党の法案説明と、アグネスさんのところしか見てません。それにしても、アグネス人気はスゴかった。アグネスさん登場直前になって、ぞろぞろと入ってくるカメラ。彼女がしゃべり始めたとたんに、多くのフラッシュがたかれます。　で、終わったら即退室。

ほんと、しょうがないなこればかりは現実なんだし。逆にネットでオタクが何か政治的な主張をする、ということに対しては取材する側は関心がないどころかネガティブな点をつついたほうが記事になるくらいに感じているんじゃないか。ネットで政治論壇をかたる人たちの一部はいかがわしい連中だというイメージは正直、俺にだってある。この現実を無視してアグネス氏を非難とかしたら、前にも書いたが完全にこちらのさらなるイメージダウンにつながる。
この広報能力の差、オタク側の力の弱さについては過去の行いが完全に裏目に出ている。いわゆるネットの嫌韓運動とか、今はずいぶん沈静化したが一時期ひどかったし。個人的にはああいう何かを誹謗中傷するような運動は苦手なので、むしろ昨年だったかにそれ系の人たちがコミケ会場に殴り込みして新聞社ブース前で反日勢力？への抗議デモをしようとした事件とか、2chでさえコミケで混乱を起こして大規模イベントの存続を危うくするようなことは主義主張に関係なくやめてくれ、というオタクも沢山いて俺も沈静化させる側に回ってさんざ工作員呼ばわりを受けたりもした。ああいうことを彼らはあっちこっちでやってるからなぁ。
ある意味では、ああいう争いは他人事だと思って、自分からは見えないところでやっている人たちについては、気にしないようにしていたが、いざ自分がネットを通じて立法への関与をしようとすると非常にやっかいな存在だとつくづく思う。問題に関心を持ってくれる所までは良いから、彼らを積極的に排除するような動きには賛同できないのだが、逆に言うとちゃんと迎え入れてコントロールしないと、まじめに表現規制問題に取り組んできた人たちの努力や成果がメチャクチャになってしまう。[2009/06/29]
児童ポルノ法関連、審議中継は途中までしか見られなかったが、継続審議という結論になったようで、これから先が長いのかもしれない。いずれ国会議事録に議事録が上がると思うんで、5時間の映像を見る気力がない人は衆議院会議録情報の法務委員会の項で議事録を見ると良い。発言者の名前のテロップがすぐ消えてしまうので見ていた分も発言者氏名をメモしきれなかったが、これも議事録を見てさらに検索していくと議員さんのスタンスが分かってくるはず。[2009/06/27]
児童ポルノ法関連、単純所持禁止について与党側の立場で元警察官僚の葉梨康弘 - Wikipedia氏が発言している。とにかく取り締まらないとインターネットが野放しである、あと世界から日本は取り締まりが緩いという指摘がある、という内容だった。単純所持禁止が通ればややこしい捜査をせずにディスクの内容を見て主観的に、あなたは児童ポルノを集めていましたね、とすれば逮捕できるようになるから、これは警察にとっては喉から手が出るほど欲しい法律になる。噂でしかないが海外の捜査機関からもスタッフが来日して規制派の集会に参加しており、日本のネット捜査に使える法律の立法に関しては強い圧力がかかっている。
世界では単純所持禁止している、というが世界の法律においてはそもそもポルノの定義の厳密度が日本と全く違う。また国際会議で決議があった、というがこれは後の調査で日本の表現物に関する項は日本の規制側のスタッフが主体的に働きかけて入った事がわかっている。あと法務委員会の委員長の山本氏は思いっきりblogで規制推進コアの日本ユニセフの大使と会って単純所持も含めて与党案を通しますと宣言しているのでこれは留意する必要がある。こういう人が委員長で、与党側の法案に関する擁護の答弁を元警察官僚がやるって構図が、もうなぁ……。自民党側で答弁している人の我々、という主語が完全に警察になっている。児童保護、児童保護と言うなら民主党の主張のように管轄を警察庁ではなく厚生労働省にすることに筋の通った反論が必要だろう。性的好奇心を満たす目的かどうかは自白に頼るしかなく、単純所持規制は危険ではないかという指摘に対しては、警察はちゃんと見るから大丈夫だと私は思う、という答弁だった。逆に本来は逮捕するべき人が言い逃れしたケースを挙げていてちょっと不思議な感じ。
与党側が民主党案の「ことさらに強調」という部分があいまいではないか、という指摘をしている。これは与党案より主観的でむしろ対象範囲が広がる面があると規制反対派も問題視していた部分なので、開始1h以内にこの議論をしているというのはハイペースで良い。民主党側で答弁に立っている人は枝野幸男 - Wikipedia氏、こちらは弁護士。
創作物規制の話題に移った。ありゃ、もう終わりか……。民主党案では実在の児童の保護という法律の目的と違うので二次規制はなしという答弁。与党側も米国で創作物規制に関して裁判で違憲判決が出たことは承知しているという答弁。時間がない、と言っているけど、そもそもこの話を一日で議論するってのが無理なんだよな（笑。普段からやっておかねばならない。
公明党の議員の答弁に入った。被害児童の陳情？の羅列。鼻をすすっているが泣き落としかこれ。風邪引いてるだけかな。自分の子どもの頃の写真がインターネットで流れている様な気がして恐いので、毎日検索していますという内容。インターネット、インターネットと何度も言っているが公明党はインターネットがよほど邪魔で汚らわしい装置だと思っているのだろう。インターネットがあるので単純所持だけは譲れないという主張をしている。ユニセフの署名も集まったし、と言っているが単純所持とか法案の具体的な内容については触れないで「子どもポルノをなくそう」という言葉だけで集めてたけどな、あれ。会社で協力しましょうとなったとき私は署名しないと言ったらいろいろ文句が出たという噂も。
反復有償取得という民主党案の定義について質疑が続いている。これだけが対象だと撲滅にならないではないか、という指摘。それに対して民主党は、与党案の児童ポルノの対象が広すぎて持っているモノも全て廃棄という話になれば宮沢りえの写真集まで該当してしまう、どこまで影響が拡大するか分からないからダメだ、という答弁。いままで会合などで議論していてこれ本来は国会でやるべきだとずっと思っていた話がどんどん出ており、とてもいい感じ。こうじゃないとな。この議論全部すっとばして公明党はさくっと議員立法するつもりだったんだから、恐ろしい。
公明党議員から「児童ポルノは悪である」というフレーズが出た。これは世界の共通認識であり一切妥協はありえないという主張。単純所持規制も同様。しかし民主党は、これも会合で何度も出た話だが日本のポルノ法は対象範囲が外国より広く、むしろ外国の定義は今の与野党案より厳密で狭いくらいであって、そのあいまいな定義の法律のもとに単純所持規制を追加することには同意できないという反論。すばらしい！これに対する公明党からの反論はなし。世の中を良くするためにぜひ立法をお願いしますというしめ。
今のところ公明党は泣き落としっぽい感じで児童ポルノの世の中からの撲滅を訴えるというまぁある意味は宗教系らしい主張、自民党はその背景の元に警察の立場を代表して取り締まりに使える道具がひとつでも増やせるようにという主張、民主党は与党案ではえん罪が生じる可能性、本来取り締まるべきでない対象まで入ってしまうので賛同できないという弁護士としての立場を代表しての主張で議論を展開しているという感想。
審議再開。民主側から厚生労働系の議員さんが質疑を行っている。法律の目的、保護法益を再確認するべきだという話に。恣意的な捜査の防止のためには定義があいまいであってはならない、単純所持については文言上は世界では単純所持規制をやっているが要件を日本と違ってきちっと明確にしているので、日本でそのまま規制するには無理があるのでは、という意見。
公明党の答弁、児童ポルノは撲滅する必要があるんだから、とにかく立法するべき、というあいまいな反論。またインターネットの話をしている。撲滅するには所持を規制するのが一番で、取得に注目するのは間違いであるとのこと。
民主党側からは、この法律の立証責任は当然、検察側にあるので、要件を簡素化する規定は本末転倒である、なので単純所持を認定するより取得の定義をした方が検察の立証のプロセスは明確になる、という反論。一回クリックしただけで大量に取得した場合、反復して取得という範囲に入るかどうかという議論、逆に自公案の所持規制では一回のクリックで画像を拾って所持した場合はこれは規制対象になるのか、という質問があり、公明党からは、なる、という回答。
客観性の高い犯罪構成要件のある法律にしたほうが、検察側にとっても動きやすいのではないか、この点では意図せず所持してしまった人まで対象になる与党案よりは民主案の方が良いはずとのまとめ。
保坂のぶと氏登場。子どもの保護をするための活動にはずっと参加してきたという説明、児童虐待防止法の立法やその見直し作業をやっているという前置き。宮沢りえのサンタフェが蔵書にあったら法律成立後は一年以内に廃棄すべきだと言っていたと思ったが、これは間違っていないか、議論後も変わっていないかという質問、自民党からは私はサンタフェは見たことがないが変わらないという答弁、保坂氏からは見たことがないのに廃棄した方が良いとおっしゃるのはおかしいのでは、という指摘。
保坂氏から質問、みだりに持つとはどういう事か、みだりじゃない例は何か。正当な理由とは何か。葉梨氏からは捜査機関が保管する児童ポルノの証拠、国会図書館の蔵書はみだりに持っているとはいえないという回答。 3号ポルノについて、芸術性のあるものは対象になるのかならないのかという質問。自民からの回答は限定はしていない、芸術性があっても児童ポルノであればその所有は認められないという回答。保坂氏からは芸術でありかつ児童ポルノに該当する作品、写真集というものはありえるし、疑わしいモノは持っていない方が良いという過剰反応が起こる可能性はある、公明党はどう考えているかという質問。公明党は芸術性が高ければポルノには該当しないと考えているという回答。
アニメ、マンガ規制にも関わってくる話ついて。肥大化して少女の恋愛ものなども対象に入れていく流れを感じる。作家が想像の中で描くものがいいのか悪いのか、この法律の目的は児童の保護のためにあるのであるのでは、という質問。葉梨氏の回答、基本は実在児童の保護である、2002年の米国最高裁の創作物規制違憲判決もあり、創作物規制については分けるべきだと思うが、研究はしていく必要があるので改正案には盛り込んでいる。保坂氏、殺人事件のドラマ、人が何十人も死ぬような映画もあるがそれを取り締まるという話にはなっていない。法務省に質問したいが単純所持規制が生まれた国で、それ以前と比べて性犯罪が抑止できたという数字はあるか。大野検事局長、資料は持っておらず回答できませんという答弁。保坂氏、自己の性的好奇心を満たす目的で所持していたら逮捕という改正案について、法務省はどう判断するのか。大野氏回答、児童ポルノを所持するに至ったいきさつ、内容、量という事情から立証することになる。葉梨氏から補足、持っているものに手あかがついているかどうか、ファイルだったら何度もクリックしているかなどの状況も判断材料になる。
児童ポルノ法関連、「児童ポルノ単純所持」と表現の自由・内心の自由について - 保坂展人のどこどこ日記、とにかく児童保護に極めて多大な尽力をしてきた議員さんがこの法案は保護につながらないと言っているのは重大なことで、これをほとんど議論せずに法案を通してしまおうというのは恐ろしい。衆議院TVで現在審議を中継中。[2009/06/26]
隣の土地が空き地のままなので、ホームセンターで何だかよく知らない花やひまわりの種子など適当に選んで勝手に塀のこちら側から蒔いたり気まぐれで水をやったりして観察していたのだが、雑草が大変なことになってきて花の芽が出るとか出ないとかいう次元の話でなくなってきた。

もはや地面が見えない。まぁこれはこれで非常に面白い。よく見ると右の写真のようなかわいい花も咲いていたりするが、蒔いた種のパッケージには載っていなかった。左の写真の背の高い白い花の草は 2〜3mくらいあってずいぶんと立派。この空き地に入ってモソモソと植物を見て回るのが数少ない密かな楽しみになってるので、願わくば隣の土地の主がズボラで草刈り業者を呼びませんように。[2009/06/26]
王様を欲しがったカエル | たちばな書店・秋葉原店が警察の捜査を受けたという情報に関して。、一次情報が欲しいな。法改正の審議は明日。衆議院TV、9:45〜法務委員会。この捜査、児童ポルノ法違反事件が急増している、という規制側の主張の根拠にするつもりかなぁ。オタク側はこの問題に関しては国政の表だったルールに乗っ取ってずいぶん紳士的に議論に参加してるのに、モラルの高さを信条とする規制推進側が、こういう乱暴なやり方をするわけか。 mixiの関連コミュニティでは「二次元は不道徳」だから規制するべきと主張する人が乗り込んできて過激な発言をしてるし……。
フランスでは議会での反対ゼロでさくっとマンガ図書館ができた一方で、日本ではまるで図書館戦争 - Wikipedia そのままの状況が進行中。日本は経済は発展してお金持ちにはなったけど、まだまだ未完成なところが沢山あるってことかなぁ……。この問題を趣味で追っかけていてつくづく感じるのは、何か局所的な問題が発生したときに社会の無関心な人にアテンションを持ってもらうルートが日本ではまるで整備できてないということ。とにかく声を上げる人と大量の無関心層という両極端しかおらず、その間の壁が厚い。逆に声を上げている人は汚らわしい存在で、近寄らないようにして隔てておきたいという指向さえあるようにも見える。
本来は有名なジャーナリストで行動的な人が先導して動いたりするはずだが、日本だとサラリーマン化した記者クラブ周辺組織は、むしろこちらからアクションを取らないと振り向きもせず、その方法は複雑で既存の枠組みから外れているとマス媒体に関わっている人でさえ完全にシャットアウトという状態になっている。全国紙などは組織としても大きいわけだから、記者の中には自分でこの壁を超えて問題に飛び込んできて本流へ中継してくれる人がいてもよさそうなものだが、極めて少ないか、いない。本当はそれでは商売が続かないはずだが、急に明日の新聞の売れ行きが下がるわけではないから、誰も改善しようとしないし責任も取らない。
むしろ国会へ直接働きかける方法のほうがルールが決まっていて分かりやすく、努力すれば声が届く感触がある。国会議員にもオタクから意見を聞いて党や議会に中継をしてくれている人が何人かいる。もっとも表現規制問題に関しては、それこそコミケに参加しているくらいの人でも関心があって何か資料なりを読み込んでいる人というのは、まだまだ少ない。自分に課題や義務として降りかかっているわけではない、外に存在する問題を自分で発見して解決方法を考えるという力が日本人は足りないという話は昔から聞くし、出身の教育機関では率先してそれをやれと教わってきたが、組織内でも社会でも国でも、これを実際にやろうとすると本当に大変だ。しかしここで安易に広い視点で見るのをあきらめて敵と称する存在を攻撃するだけになると本当に世間離れしてしまう。バランスを取らないといけない。ここは教養の問題になってくるだろうな。[2009/06/25]
EIZOダイレクト｜液晶モニター FlexScan/ワイドハイグレード/SX2462W、2chのハード板では新型IPS機の噂は出ていたが本当に出てきたのね。かなり思い切った価格。これはヒットしそう。対抗機種であるNECのLCD2490WUXi2もいい機種なんだが、これは強敵登場だろう。[2009/06/23]
軍事関連、中日新聞:空自操縦士の退官急増　３年連続２０人、イラク空輸影響か:社会(CHUNICHI Web)、そりゃそうだ。彼らが長い任務を終えて帰ってきたとき日本でやってたことはタモガミ騒動。本当にどうしようもない。タモガミ氏について一番いやだなと思うのはここだ。本人は自説を広める方が優先だったみたいで気にしてないもんなぁ。自由参加の空自任務終了おかえりなさい式典とかあれば行ったんだけど、ひっそりと帰還した。[2009/06/23]
臓器移植法、鳩山大臣、臓器移植法改正案: 石破茂（いしばしげる）ブログ、麻生政権の支持率が低いと言っても、石破さんみたいに地味にちゃんと仕事してる大臣もいてもったいないんだよなぁ。もし政権交代したらいっそ自民党を離党して何かしらの要職を続けてくんないかな。
これ提供年齢に関してA案は現行法で 15歳以上のみにしている制限を撤廃して家族の同意があれば提供可能に、 B案では12歳以上のみに、C案では現行法と同じ15歳以上のみ、D案では年齢制限は撤廃するが15歳未満の場合は第三者の意見が必要、リンク先の石破氏の説明では「提供について虐待等の有無等につき医師の適切な関与と確認が義務づけられている」となっていたんで、子どもの人権保護の重要さをうたう児ポ規制推進派の人たちはA案以外を支持しそうなもんだが、してなかったんだよね。むしろA案を支持していた人が多いらしい。不思議だ。
個人的には自分が脳死したときに使える臓器があるなら採取して欲しいからドナーカードもサインして持ち歩いているが、家族や友人が脳死した場合はちょっとそうきっぱりと判断できなそうなので石破氏と同じで法律で脳死を死亡と定義してしまうのは良くないと思う。[2009/06/23]
YouTube - コーヒーを淹れさせてみた -oil Master's brain-、あちこちで話題になっている。これプログラミングが素晴らしい。ちゃんと蒸らしてるし、お湯を注ぐときに「の」の字を書いている。ゆっくりと手挽きして正攻法でネルドリップ。これに勝てるコーヒーメーカーってまずないよ。幕間にすごく手間がかかってそうだが。腕だけ可動するメイド型でもいいから、ドリップのところだけでも商品化できないもんかしら。[2009/06/23]
児童ポルノ法関連、「郵便不正事件」の政界捜査、二重基準は許されるか - 保坂展人のどこどこ日記、
　一方、児童買春・ポルノ禁止法改定案の26日の審議入りが確定した。本来であれば、まさに「捜査の可視化」を課題とする足利事件の菅家さんを呼んで一般質疑を行い、民主党・社民党の共同提案により参議院で可決した「捜査の可視化法案｣を審議・採決するべきだが、与党にはまるでその気がない。今日、確認したところでは午前中3時間、提案理由説明と審議、午後から参考人質疑という予定だ。私は、民主党に、参考人として宮台真司さん（首都大学東京教授）を推薦した。また、民主党案提案者の枝野氏と連絡を取り合い、論点を鮮明にするための努力をする。

26日（金）、審議は午前9時からかな。衆議院TVに前日には中継スケジュールが出るだろう。[2009/06/23]
最近児童ポルノ規制が話題になっているので議案を読んでみた、もういきなり冒頭から妄想なんて単語を使うのは釣り以外ありえんが……。しかも反対派の意見ってのがニコニコ動画ソースだけとは。与党案では問題があると指摘した人がいたからそのまま立法できずに議論になり、民主党が最近になってその指摘に沿って問題点をクリアすべく対案を出してるわけで、その対案を挙げてなんだちゃんとしてるじゃないか、騒ぎすぎってのはいくらなんでも調査不足。
与党案は法律として問題があると指摘した人の中には立法側の国会議員や司法側の日弁連もいる。オタクの妄想であると一言で片づけられるような話ではない。有罪にならない、あるいは処罰がないのなら児童ポルノ法違反の容疑で逮捕になってもいいでしょ、というのも考え方としてはありだろうが、実際に貧困国の児童の生活環境の問題がテーマの写真集の作家さんから児童ポルノ法改正への対応について相談が来たりしている弁護士の前で同じ事を言えるだろうか？
ただニコニコ動画の特に政治関連の動画は好きでないので俺も実際は見ていない。この人も同じような考えかも。たぶん下に書いた二正面作戦の片方の人たちが集まってる面はある。あまり感情にまかせて反対運動を展開すると、こうやってオタクが騒いでるだけでしょ、と主張する側が突きやすい弱点となってしまう。もしかするとその模擬訓練をしてくれているエントリかも分からんが（笑。この手の挑発に必ず共通する特徴として、あからさまなオタク蔑視がある。何をすると相手が感情的になるのか分かってて、からかってんだろう。 [2009/06/23]
児童ポルノ関連のコミュニティで上がっていたリンクから。野田聖子ホームページ、2003/9/10の主張、「子供ポルノアニメの取り締りには新法を作るべき」野田聖子議員、2007/3/30の主張。アニメやマンガを規制しようということは一言も言ってない -> 数年前に規制しようとしたが失敗した、これどちらも彼女の発言だが言ってることが違うね。この規制派が目指している法律がどんどん通ってしまったら、論理的に解釈すれば「となりのトトロ」や「ドラえもん」の子どもの入浴シーンがある作品を持っているだけで児童ポルノ法違反の容疑で逮捕できるようになるという規制反対派の指摘、これは実際に法律の文章の詰めが甘くてそうなっているわけだから大げさでもなんでもなく本当なのだが、この点は同人誌などの自分たちが趣味として作っている作品を守ろうと考えているオタクにとってはあまりピンとこないものの、実は規制派にはボディブローのように効いているらしい。この指摘が嫌だったら、海外の法律のように明確にどこからが違法になるのか定義をした法案にするべき。
立法の趣旨は違うから大丈夫だと言っても、それを明文化していなければ行政が恣意的に拡大解釈する可能性は常にあって、実際に最近の児童ポルノ法の運用を見ているとひしひしとそれを感じるわけで、それでは法案を通すわけにはいかないと言う人がいるのは当たり前。野田氏が考えていない目的での法律の運用はありえないから余計な心配をするなというのは、ずいぶんアニメ・マンガファンを甘く見ているなと思う。ただネットだと確かに野田氏個人をヒステリックに誹謗中傷するような発言も多くて、それに対して私の考えが伝わっていないと反論したいのは理解できる。ごく一部の人の主張が大きく見えてしまうネットは、こういうところが非常に弱い。本気でおかしな法改正を止めたいと考えている人にとっては彼らの存在もネックになっており、二正面作戦を遂行する状況になっている。[2009/06/22]
Fresh Pics: World’s Famous Leaders In Youth, 単純に面白い。しかしまぁコメント欄のゲバラはリーダーじゃなくて犯罪者だとか、くだらないツッコミしてる人を見て、こういうのはどこにでもいるんだなと思った。 [2009/06/22]
@nifty：デイリーポータルZ：世界各地のスパゲッティを食べよう、違いってよく分からないよなぁ。形の好みはあるんだけども。同じ形や太さならスーパーでは一番安いやつを選んでしまう。たぶん米国のスーパーで売ってる平均的な価格の米がどれ選んでも似たような感じというのと同じ状況なんだと思うんだよなー。ちなみにこの記事の人もなんとなく思い違いしてるっぽいけど小麦って国産のものは別に高級ってわけでもなく、むしろ質を上げる努力を相当しないと海外産より劣ってしまうので質で追いつかない分は安くするとか苦労して対抗してるはず。日本はどちらかというと稲の栽培に向いているから米が主食なわけで。日本の気候でも効率よく栽培できるよう品種改良をしてはいるんだろうけど、どうしても性質が変わっちゃって本場で作った小麦を使ったパスタやパンにはかなわないってことはあるだろう。ちなみにお米の味も俺はこだわりはないのだが、コシヒカリのねちょっとした感じはあまり好きじゃない。粘りけが強い方が日本人の好みなのでコシヒカリ=頂点の米って構図がもう完全にできあがってるが、もっとバラバラな好みがあっても良いような。[2009/06/22]
児童ポルノ法関連。陵辱系エロゲだけじゃない!? 規制対象は「CLANNAD」まで!? :にゅーあきばどっとこむ、そりゃそうだ。相手は萌え文化によって生じている汚れを浄化したいんだから。APP研/ポルノ売春研究会やイクオリティナウはHentai、日本でいう萌え文化に関しては、そのものを消したいという動機で動いてる。国内の呼応した組織はその圧力を自己の権益確保に利用できると考えて動いているから、ここまでならいいとか悪いとかいう一般的な倫理観による線引きをして、ここから先には絶対に来ないだろうという観測に意味はない。陵辱系は弱点だったから、まずはそれを取り上げて運動の橋頭堡にしている。これは俺がもしAPP研の人だったらやはり同じ手を考えるだろう。APP研がどんなところなのかは下の説明の通り。
APP研は反ポルノ運動を推進しているラディカルフェミニストの団体。児童ポルノ禁止法による創作物規制も推進している。ラディカルフェミニズムとは、社会において女性が受けている圧迫からの解放を訴える急進的フェミニズムである。 APP研の思想的バックボーンとなっているアンドレア・ドウォーキンは「全ての性交渉はレイプである」と主張し、同団体もその主張の元、ポルノ廃絶運動を進めている。APP研の共同代表、角田由紀子はイクオリティ・ナウの理事を務めるなど密接に繋がっている。

コンテンツ文化研究会作成の資料より。団体の運動には資金が必要だから、注目を集めるためにも新規の活動テーマは、どんどん開拓していかなければ企業と同じで組織が維持できない。萌えをターゲットにしているのはその意味もあるから、アニメやマンガは日本で勝手にやってんだから放っておいてくれという指摘は彼らには通じない。APP研の世界観とオタクの文化は、どちらかが折れない限り今後もずっと相容れない関係が続く。[2009/i0/62]
児童ポルノ法関連。児ポ改定反対ビラ　各種ダウンロードページ、最新のチラシ、「現実のこどもから目を背けないで…」はよくできてる。特に単純所持規制をすると地下流通に手を出す人がいるんではないか、という危惧はあながち杞憂ではないと思う。現在児童保護や法の遵守なんてまったく気にせずお金儲けのために何かやってる人たちにとっては、やり方によっては今より高値で売れるんだから、むしろ都合が良い。
規制強化に反対する側は、世の中を浄化したいという宗教じみた団体、そこが支持する与党の一部の政治家、法律を強化して摘発件数を増やしたい警察、ネットの検閲に使える万能の道具を持ちたい総務省、それから場合によってはこういったヤの付く人たちと、創作物を挟んでほとんど徒手空拳で対峙をしていることになる。ついでに言うとネットで規制側の人を非難することで彼らの思想を変えようとする人たちとも……。一生懸命やってくれてるのは確かなんだが、やり方がずれてるんだよなぁ。さて、どこまで守れるだろうか。[2009/06/20]
「ギャラクシー・クエスト」というSF映画があるのだが、知り合いのblogのコメントで久々にその名前を聞いてDVDで見直してみた。やっぱ面白いわ。この映画はたしか単館上映で全然ヒットしないまま終わったのだが、見た人の評判が高く見逃した映画マニアの間に噂が広がって、ぜひ見たいという要望が集まったので異例の再度上映となった。それを聞いて、そりゃどんなもんなのかと見に行った覚えがある。「スタートレック」のパロディ映画です、という説明だけ聞いてすぐ見に行く人なんてそういないから、これは仕方ない。ファンだと逆に茶化してたらイヤだなと思ってしまうわけだし。
これも米国の「スタートレック」オタクの世界が分かっていないと基本的には面白くないはずだが、日本のオタクとだいたい同じようなものなので分かっちゃう。普段は内面にこもってるけど感情移入できる目的のためには飛び出すように能動的に動くところとか本当にそっくり。この映画は非常にストーリーが巧みに出来ているので何も知らなくても楽しめるが、オタク気質への理解があると、より楽しめる。それにしても、もうこれも10年前の映画か。[2009/06/20]
iPhone 3G Sを入手するために米国のどこだかで行列している様子を CNNが取材していたが、アナウンサーの後ろに映ってる並んでる人の格好がメガネにリュックでいかにもオタクって感じで面白かった。どこ行っても変わらないよなーああいうの。ロシアのオタクイベントの招待を受けて講演しに初めてロシアに行った日本のマンガ家が、開催場所のどこでイベントをやっているか事前に詳しく調べずに、とりあえず現地へ行ったら明らかにそれと分かるメガネリュック集団がいたので迷わず会場にたどり着けたと描いていたのを思い出した。来週の衆議院で改正児ポ法が成立したらどこかにメガネリュック共和国でも作って亡命しよう。ソマリアが無政府状態だから臨時政府でも作れば海賊もいなくなって一石二鳥だ。 [2009/06/19]
F-22問題、UPDATE 1-Congress will fund 20 more F-22s-Rep Abercrombie | Markets | Markets News | Reuters, 時事ドットコム：Ｆ２２輸出調査研究で４３億円計上＝生産中止回避狙う、補正予算－米下院、えーと20機分の予算を追加してF-22の生産ラインは維持する計画が議会で持ち上がっており、その予算のうち 43億円は輸出モデルの研究費ってことか。浜田大臣はひたすらF-22の線は消さないよう粘っていたが、ある程度こうなる情報を掴んでいたならゲーツ長官より役者が一枚上だったってことか、さすがにそれは褒めすぎかな（笑。[2009/06/18]
Kojii.net - Opinion : 右と左の旦那様 (2009/6/15)、似てるから近親憎悪が起きて、坊主憎けりゃけさまで憎いで何もかもが憎くなり、しまいにはヤツらさえいなければ全てがうまく行くんだという当事者以外には理解不能な動機で行動することが何よりも優先になって世の中と接点がなくなり、しかし自分らを世の中が認めないのはヤツらのせいだみたいなループにはまっていくと。そうとしか考えられないほど相手を気にしすぎでしょう。ツンデレというかツンヤン？これがデレになったら大変ということですな。そもそも少し引いて物事が眺めらるリアリストの素養が全然ない人が軍事を趣味で追っかけてもまったく面白くないし得るものもない。事実を知りたいから調べている人たちのところに入ってきても話が通じるわけがない。好き嫌いや善悪だけで判断して何か良いことがあるようなカテゴリーじゃないし。
とはいえ軍事オタクの間のこの手の人たちを軍事領域からシャットアウトしたいという感情もある種の憎悪に近くなってきてるが……俺はほんの入り口にいるだけの趣味者だから湯気出る度合いが少なくて済んでるんだろうが。あるいはもうベテランの人たちは無意識のうちに視界の外へやる術を身につけているとか（笑。
「予防的先制攻撃」と「自衛的先制攻撃」の違いを理解していない小池百合子元防衛相 : 週刊オブイェクトにも指摘があるが、博愛平和主義が間違っているから、それをとにかく否定すれば問題解決するというだけの動機で動く人もまったく同じ平和ボケの頭になってる。むしろ弊害は平和主義の人より強いかも。実際イスラエルによるイラン原発工事現場空爆のときは、いくらなんでもまだ出来てもいないのに軍事転用するかもしれないから空爆して壊しておくって、ひどいと思ったよあれ（笑。国際社会がイラン側の言い分を支持するのは当然。日本がそういう事をしてもいいんだって主張を元防衛相がするというのは、何か思い違いをしてうっかり発言してしまっただけだとしても、あまりにも国に大きな隙をつくりすぎ。[2009/06/18]
児童ポルノの根絶に向けた重点プログラムの策定について（PDF、警察庁の内部部局のひとつ生活安全局少年課　生活安全局情報技術犯罪対策課から広報資料が出た。記者クラブにも伝えたようで各社とも横並びの記事を載せている。重点プログラムの概要（PDF）、「警察庁生活安全局長」から「各都道府県警察の長」への通達文書・通達本文（PDF）。キーワードはインターネット、事件増加、国際会議、ってところか。事件増加は先日の高校生同士のいじめ事件で写メールを撮ったことを児童ポルノを製造したとして児童ポルノ法違反で逮捕したり、他にも出会い系の買春など本来別の事件として分類していたものも児童ポルノ法違反として逮捕しているから、これは統計上の児童ポルノ事件が増加するのは当然。国際会議で採択というのは主にブラジル会議のことだろうが、少なくともあの会議に関してはECPATというごく一部の宗教系団体が自分の主義主張に同意する人だけを集めて我田引水の採択をしてそれをエクパット東京や日本ユニセフが引用しているわけで、あれを世界の声というのはトリックである。しかも日本のアニメ・マンガのセクション作成についてはエクパット東京の規制派が持ちかけたことが分かっており、内容も彼らが決めていた可能性が高い。
ただし海外の警察が児童ポルノの取り締まりという名目でかなりアグレッシブに捜査をしている例は確かにあるので、あれを日本の警察がウチでもやりたいというのは理解できる。警察としては法律の解釈で可能なところまでやって、何か問題があったら裁判でも起こしてくれということだろう。これは民主党の改正案では所轄官庁を警察庁ではなく厚生労働省に変更し、犯罪予防や摘発ではなく搾取を受けた児童を助ける福祉を主目的とした法律として運用しなさいとしており、これを実現しない限り状況は変わらないだろう。
また上記URLの概要pdfに「児童ポルノ掲載アドレスリスト作成管理団体（仮称）」という興味深い名称が出てきている。これはそのリストに載ったIPだかURLの情報には全てのプロバイダで強制的に通信遮断をしてアクセス不能にしようという話で、誰がそのリストを管理するのか、本来は正常でなければならないはずの通信に影響があり速度低下やパケットロス、通信途絶が起きたら、どこが責任をとるのかなど知りたいことは沢山ある。[2009/06/18]
最近ある若者支援のためのNPOのお手伝いをしているが、遊びで組織のtwitterアカウントを作成して英語で自己紹介書いて、ちょこちょこっと活動報告したら、すかさず英語圏からフォロワーが付いた。今も少しずつ増えている。似た活動目的の組織同士で横のつながりを持とうとしてたり、 NPOに特化したニュースをひたすら流してる人がいたり、 NPOのスタッフとしてどうキャリアを積んでいったらいいのか情報を提供している組織があったり、海外はいろいろと活発で各々が言っていることも分かりやすくていい。
非営利組織の活動の規模や質について日本では、というか最近になってから経済成長した国はどこも同じだと思うが、欧米とはだいぶ差がある。日本は寄付の文化が未熟なので、まずはここから何とかしないと追いつかない。あとスタッフも奉仕で自分を犠牲にしながらボランティア精神だけで気合いでやっていく、みたいな考え方をしていたり、外からもそのようなイメージで見ている人が多かったりして、ここも必要なリソースがあれば必要だと声を上げて確保して可能な限り投入し堂々と利用していく海外とはギャップがある。日本だとリソースが豊富な非営利組織というのには違和感を持つ人もいるだろうし、それを違法に私的利用するような悪い例もあるが、精神論でこぢんまり活動するより効率がいいはずなので、統治能力が伴えば方向性としては正しいはず。
ただ実は、こういうことが可能な社会の豊かさってある時代まで日本は持っていたんじゃないかとも思う。例えば知人の紹介で田舎から出てきた人を家に住まわせてあげたりとか、困っている人にある程度はお金を貸してあげて返ってこなくても各自の許容範囲の中で許して気にしないとか、逆に恩義に感じた人にはプラスマイナスをゼロにするとかではなく、ことある毎に尽くすとか、ある種のゆるさが社会にあったんじゃないかと祖母の体験談などからは感じる。
今はできるだけ一人一人が自立して生きて、人に頼りすぎるのは良くないことだ、関係は持っても基本的にイーブンで利害はプラマイゼロにしていかねば、みたいなことに強くこだわりすぎて、逆に社会全体がうまく動かなくなっているように見える。とはいえ現在の社会の仕組みは長年かけて築いてきたものだから、これが全ておかしいとかじゃなくて、ちょっとした味付けというか、さじ加減の違いだろう。
このことについて問題意識を持っている人は多く、それぞれのやり方で解決しようとはしてるから、そう遠くない将来には何とかなってるんじゃないか、という気はする。特に社会で経験を積んですでに引退した人などが、これを解決するには社会への影響力が強いものの足かせが必ず発生してしまう行政組織や企業ではなく非営利法人を設立して活動するというやり方が早道ではないかと考えているようで、いま俺が出入りしているのも、そうして設立した法人のひとつである。こういう法人で活動するのはまったく未経験だったので、もちろん何も問題がないわけではなく手探りの事も多いが今のところは面白い。[2009/06/18]
ネット規制関連、CNN.co.jp：Twitterで抗議デモ組織、「学生逮捕」の実況も　イラン、これ投票日前に携帯が止まってるってのは輻輳とかじゃなくて行政の指導でそうなってんのかな。表向きは輻輳とか言ってて分かりにくいのかも知れないが……民主主義という言葉はwebでは使えないのね。掲示板に民主主義つえぇぇとか書くと、通報しますた、と。ひどいなぁと思うが日本も結構ひどい、携帯のフィルタリングは。キャリアに圧力かければいいだけだから、簡単なんだよな。情報を消して、ないないすれば問題が解決するのだという発想は結構日本でもごく当たり前に通っちゃってるし。記事中のtwitterのアカウントはChange for IRAN (change4iran) on Twitter.[2009/06/17]
asahi.com（朝日新聞社）：新型インフルウイルス、実は細長いインゲン形 - サイエンス、当初公表とぜんぜん違うな。たぶん急いでいるときは遠心分離器にかけないとウィルスを時間内に探しきれないとか理由があるんだろうが。[2009/06/16]
児童ポルノ法関連、「郵政民営化見直し」の結束を固めた雨の阿佐ヶ谷集会 - 保坂展人のどこどこ日記、「また、与党からは、来週にも「児童ポルノ法」の提案理由説明と参考人質疑を行いたいと提案があった。民主党は「捜査の可視化法案」(参議院で採決し送付されている)が先だと主張して平行線。」なるほど先日の会合であるかも知れないと予想していた動きとはこれか。この問題を追っている研究会を中心としたグループの国会担当の人はとてもおだやかで理知的な人で、情勢を冷静に観察し把握していて心強い。
与党というか公明党の言う参考人とは恐らく日本ユニセフ関連の人で、日本だけが遅れているので与党の改正案を急いで成立させる必要がある、といういつもの口上を述べてもらうつもりだろう。あるいはレイプゲームというショックな題材を出してイクオリティナウなどの団体の声を世界の声として圧力をかけるとか。しかし逆に反論材料はたっぷり揃っているし、いっそのこと国会で質疑してくれた方が公明党案のどこに問題があるのか中継を見ている人には伝わるし国会議事録にも残るから良いかもしれない。日本ユニセフがこのアニメ、マンガ規制法案成立キャンペーンに投じている金額はすでに億に達しているという噂も聞くから、もしそれが本当なら担当者は引くに引けなくなっていると思う。うんと焦ってくれるとボロが出るだろうから助かる。廃案となればもちろん我々には見えない所での話になるが失敗の責任を取ることになるのかも知れない。寄付金はもっと有意義なことに使うべきだと思う人は日本ユニセフの中にも沢山いるだろうからね。[2009/06/16]
自転車レースのツール・ド・フランスに今年は日本人選手が出場することになった。 J SPORTS cycle road race BLOG、新城幸也氏、仏Bboxブイグテレコムチーム。 Téléphone portable Bouygues Telecom : opérateur Téléphone mobile - Offres forfaits et services Bbox Appels illimités Téléphones portable, チームのページのPARTENARIESを見ると日本企業も協賛している。[2009/06/16]
最近、五反田に二郎系ラーメン店が二店オープンした。そのひとつの「豚とこむぎ」に行って驚いた。お店の内装のこまごました所が、かわいいのだ。かわいい二郎系はカルチャーショック。ネーミングも良いので、たぶんコーディネートした人が考えている。お手洗いにたぶんコーディネータさんの名刺が置いてあった。レンゲがちょっと珍しい形をしていて柄が長く先がお椀型をしていて大きい角度で曲がっている。使いやすくて良かった。二郎にはレンゲがないところも多いのだが、ないとどうにも食べにくい。ラーメンのほうはもう本当に二郎系としか言いようがない。二郎の中でも全体の雰囲気が新代田に似ている。特に端正な太麺はそっくりだが、こちらも自家製。カウンター前の食器などを置く敷居がなんだか妙に高いので、調理している様子が見えず、店員さんとそれとなくコミュニケーションする余地がなさそうなのは少しつまらない。
ただ逆にあまり店員さんから丸見えだと落ち着かないという人もいるので、それを考慮したのかも。接客態度は最近おおいハキハキ挨拶タイプ。俺はラーメン屋では挨拶なんか適当でいいから、ダラッとした感じで、店員の機嫌がいいとどうでもいいことをしゃべったりするようなゆるい接客が好きなのだが、そういうタイプの接客は掲示板などを見ると、たまたま挨拶がなかったりしただけで自分を格下に扱ってると感じる人もいるのか、単に接客がなってないと評価してたりして、今時は流行らないようだ。
豚増しにしたが、あんまり多くないな、こんなもんかと思っていたら間違えていたみたいで、すぐに後からすいませんと追加の豚がどさっと出てきた^^; 全体的な量はそんなに多くない感じで、通常のラーメンを食べている人でも全然いけると思う。場所は東京都品川区西五反田2-25-4。[2009/06/16]
au初のWM機が出てから通り道にあるauのショップにぽつぽつ寄っているんだが、機種変更するにはどんな手続きが必要かという説明を聞いていて頭が痛くなってきた。一応分かりやすく一枚のパネルにして順を追って1番から4番まで解説できるようになっているのだが、ひとつの番号ごとに、何だかよく正体の分からないオンデマンドSTBの設置やらauのクレジットカードの契約やら、特定の電話番号への通話の割引設定やら、どうしてこんなに沢山の義務が……という内容が詰まっており参った。クレジットカードを作ればSTBは契約しなくて良いとか微妙に取捨選択はできるが全部いらないというのは不可。
聞いているうちにだんだんその場から逃げ出したくなってきて、一生懸命に説明してくれている店員さんに、ぶっちゃけてこれ聞いてイヤになっちゃう人、いますよねって言ったら笑っていた。その通りなので、ふらっと寄ったっぽい人にひとまず解説しておいて、何度目かに来たときの契約のさいは解説しなくてよいようにしてお客様の負荷を減らす努力をしている、と言っていた。企画とかやってる人、こういう苦労は分かってるのかなぁ。とりあえずまた来ますと言って出たが、次行ったときにはまた変わってそう（笑。ちなみに今の機種はCDMA 1XのA3012CA - Wikipediaなので微妙に巻き取りしたがっており、機種変更料はかからないようだ。といってもWM機以外はまったく興味がないので、プッシュで ezメールが使えるWM機が出ないとなぁ。今のところWM機以外の携帯なら片田舎での通話だけできればいい感じなので、むしろWINやKCP以前のQualcomm製の制御チップとソフトが載っているだけのシンプルな機種のほうが都合が良い。シンプルな上に当時は開発に時間かけてるから変な不具合とかもないし。[2009/06/15]
あずまんが大王［新装版］、どこ行っても売ってない^^; 3店まわってどこも売り切れていたので amazonで注文した。まさか売り切れているなんて思わなかったので、売り場を何周も探してしまった。もっとノンビリ売れるような感じかと思っていたが、やっぱり人気あるなぁ。[2009/06/15]
ESAの宇宙望遠鏡「プランク」、ラグランジュL2ポイントに向けた中間軌道変更を実施 - Technobahn、昔「ラグランジュL2」ってL2のコロニーを舞台にした地味ーな SFアドベンチャーゲームがあったなー。とても好きだった。でも「L2ポイントは軌道要素が安定していることに加えて、太陽の方向には常に地球が位置することから、地球を傘にして太陽光を遮断することができるため、宇宙望遠鏡には最適の軌道ポイントとされてきた。」って、あれっ、コロニーに向かないかも？位置を合わせなければ大丈夫なのかな。[2009/06/15]
J-CASTニュース : アダルトゲームやアニメ「禁止」　「表現の自由を侵す」と反発、こちらは昼間たかし氏らにコメントをもらっている。
ちなみに日本ユニセフの広報さんによる「先進7か国（G7）でいえば、日本だけが単純所持を規制しておらず、根絶の取り組みが遅れている」という主張は規制側は繰り返し言っているが、これには注釈が入る。

上はコンテンツ文化研究会 / Institute of Contents Culture作成の資料より「日本と欧米の規制範囲の比較」から。児童ポルノを単純所持規制する法律を定めたときの社会への影響というのは、表現に関する憲法や、どこからをポルノとして規制するのかという定義が異なる各国では当然、異なってくる。問題なのは日本の法案の児童ポルノの定義が驚くほどあいまいで広いところで、このあたりが厳密でないまま単純所持規制を課そうとしているのは上の広報さん風に言えば先進国では日本だけであり、同じ法案を他の国の議会で討議しても恐らく通らないはず。当然日本の国会でも与野党間で議論になっている。厳密な定義のもとで単純所持規制した国でも、裁判では司法側が違憲性を指摘したり、いろいろと問題はでている。だから慎重に議論するのは当然のことになる。これをもって取り組みが遅れているというのは、ちょっと都合良く細部をはしょりすぎである。[2009/06/15]
【衝撃事件の核心】「性暴力を奨励」か「表現の自由」か　凌辱系ゲーム“外圧”で制作禁止に波紋 (1/4ページ) - MSN産経ニュース、田島泰彦教授に聞けば児ポ問題、ネット規制問題についてある程度広い視点で解説してくれることを知ってるわけだから、新聞社もさすがに日本ユニセフの広報を右から左に流してるだけじゃなくて、全体の動きも取材はしているのかな。記事に書かなかっただけで。
実はこのゲームに限っては非常にまずい問題点がひとつあって、それは子どもをおろすという選択肢が出てくるということ。このあたりの雰囲気を詳しく知るには買ってプレイしないといけないわけで、規制反対側の人も一応一通りやってはみたが正直つらかったという感想を聞いた。
これに関しては米国などでは、そういうシーンがあるもので商売しているという話が広がればその個人や企業はテロの対象になりかねないらしく、そういうラディカルな運動家とこのゲームを挟んで対峙することになると、これは今までとは次元の違う話になる。ここまでは記事では触れていない。
ただ、こういう防御しにくいところを規制側が突破してきたことで、逆に突出部ができたわけで、特に国外販売を禁止している商品について本来関係のないはずの外圧によるドタバタの結果、一部のジャンルをまるごと消すのは過剰反応ではないかという産経新聞に載った意見は、その突出部の一番弱いところを突いている。毎日新聞も警察が児童自身を児童ポルノ製造の容疑で逮捕し始めたことには疑問を持っているような記事の書き方だったし、腰の重かった全国紙についても少しずつ風向きが変わっている。
もっとも規制推進をしている団体と強力なタッグを組んでいる記者がいる読売新聞は当分は姿勢は変えないと思うし、規制側も国会向けには猛烈にロビー活動をしていて、所持規制も含めて近々動きがあるという観測も聞こえてくる。ただしもし国会で規制の進捗が遅いという質疑をして、すぐ改正法を通そうしても、野党側は産経新聞の記事を提示して、このような意見も新聞では出ているがどう考えているか、と指摘するだろうから、そうすんなり事は運ばないはず。[2009/06/14]
CNN.co.jp：米軍、フェイスブックやTwitterでアフガン軍事情報を発信、 USForces Afghanistan (usfora) on Twitter, U.S. Forces - Afghanistan | Facebook.[2009/06/14]
オタマジャクシは降っているのか（リアルタイム更新）、いきなり途中にオチが書いてある気が。そんなことじゃないかとは思っていたが。昔、地元のケーブルテレビで多摩川でアザラシを見かけた人がいるらしいというローカルニュースが流れたとき、出現ポイントが家から近かったのですぐに探しに行ったが、雑草が生えた川縁を歩いても周囲には誰もおらずアザラシもいなかったのを思い出した。そのときチャットで友人に近所の川にアザラシがいるので見に行ってくる、と書いたら誰も信じてくれなかったばかりか、いよいよ彼もネジが飛んだかと気の毒がっていた（笑。しかしその後タマちゃんという名前もつき、そのチャットに参加していた一人の近所の川に移動、撮影に成功していた。タマちゃん騒動は単純に楽しかったな。[2009/06/14]
ちょっとした話題で知ったページ。エニアグラムで自己分析｜エニアグラム無料診断、回答するのが面倒だが、結果のページの文章量が多くて面白かった。タイプ1〜9で俺は強い順に5(6),9(6),4(4),6(4),1(3),7(3),8(3),2(1),3(0)だった。特に3の気質がゼロなのは笑えるほどよく分かる。3が強い人はものすごく苦手。 9,5がどちらも6なのでこのふたつの気質が強いということになる。苦手な3、それと少し似た8の考えから学びましょう、とあった。当然か。でも自分がそういうこと自体が嫌いだから難しいんだよな。せめて3,8タイプの嫌なところは見ないでいいところだけ認めるようにしようって感じかなー。自分に取り込むには、なんかそれこそリンク先の訓練とか受けないとダメだろうな。[2009/06/13]
リコールがでていたfelicaリーダ・ライタのRC-S320、申し込んでいた回収が来たので新品と交換してリコール完了。コネクタ部分は全然ちがいが分からない。やっぱ中身のバグじゃないのかな……。って本当に成形不良だったら申し訳ないか。これ便利だしドライバもVistaが出て即時にx64 ドライバを公開したので開発者は非常によくやっていると思う。いまだにx64ドライバを付けない製品を平気で発売するメーカーもいるし。[2009/06/13]
UnNews:ミサイル撃たれたら憲法違反再燃する改憲論議 - アンサイクロペディア、これはジョークだが、九条があるから平和なんだとか、なくせば軍事力が上がるとかいう主張も正直、似たような次元のものではある。ルールがすぐ自己目的化する国民性というか。[2009/06/13]
児童ポルノ法関連。米 AT&T、Usenet への接続廃止へ - スラッシュドット・ジャパン、児童ポルノへ対処するためという名目で完全切断。これでUSENET/ ネットニュースがなくなるわけではないが、この規制の流れは止まらないから、いずれ事実上なくなったと同然になるだろう。alt.binariesを擁護するわけじゃないが、最近の児ポ規制関連のニュースを読んでるとなんかすごくさみしい気分になる。インターネットが目指してたものって何だったんだろう。児童ポルノというショッキングな単語を錦の御旗にするという乱暴なやり方で何か大事なものが消えていく。この流れは社会からの反発なんだろうか？同じく児童ポルノへの対処ということで進みつつある日本のアニメ、マンガ、ゲーム規制も、ある会合で参加者と休憩中に雑談したときに、オタクがあまりにも前に出すぎて社会から反発を受けているのかもしれないね、と自嘲気味に言っている同年代の人がいて、それはあるかも知れないと答えたのを思い出した。[2009/06/13]
お台場のガンダム、09.6 K.Moriyama's diary / サイエンス&テクノロジー / ロボット&ネット / オタク、等身大ガンダムアレンジのプラモは当然、発売予定。そこは商売だし…… というか銅像のときも思ったが、こういうカクカクッとしたのじゃなくて、アレンジしてないヌルッとしたオリジナルのガンダムにしてほしいなぁ。それなら、まだなんとなく作品に対する畏敬の念みたいなものが感じられそう。個人が自宅の庭にゼータガンダムを作ったときは、その情熱がすごいと思ったが、こうなるともう、あっそうという印象。
おどろおどろしく異形な高さ60mの等身大ビグザムとか、実物大ラビアンローズ級ドック艦だったら、もうアニメがどうこうというレベルじゃなくなるから、建設中から頻繁に見に行くけど（笑。初代ガンダムみたいな元々おもちゃの都合に合わせて妥協しながらデザインしたモビルスーツの単なるハリボテを、お台場にいつまでもさらしておくのは何だか微妙に恥ずかしいし、完成後はミュージアムなりに早く移動してほしい。誰かイタズラで夜中に色塗り直してリアルタイプ・ガンダムとか、いっそ壊して最終回ガンダムにしちゃう人とかいたら愉快だが。やっぱ同じ予算使ってお客さん呼ぶなら巨大キラ・ヤマト像とかがいんじゃないかなぁ。 [2009/06/11]
Sony Japan | FeliCa｜無償交換のお知らせとお詫び、RC-S320がいつのまにかリコールかかってた。USBコネクタの成形不良とのことだが、いままで使ってて特に問題はなく、むしろちゃんと成形できてるほう。ホントは決済チップにセキュリティホールが……なーんて勘ぐったが交換申し込んだ。そんな噂があったらオークションで買いあさってる人がいるはずだが、そんなことはなかった（笑。[2009/06/11]
児童ポルノ法関連。＜高校集団いじめ＞同級生の５人を書類送検　北海道（毎日新聞） - Yahoo!ニュース、朝刊紙面には「いじめの加害者生徒の児童買春・児童ポルノ禁止法違反での摘発は異例。」とちゃんとフォローが付いてた。高校生男子が同級生男子をいじめて裸にして写メールすると児童ポルノ製造容疑で逮捕。これで統計上は児童ポルノ事件発生で逮捕者数名ということに。現行法は適用対象をじわじわ拡大中で、むしろ逆に本当に逮捕すべき難しい捜査の必要な対象には広がっていない。これで単純所持規制だの絵も含めようだのといった今回の改正が通ったら大変だよ。
今回の事件では、いじめた側には明らかに問題があるが、米国では好きで高校生が自分の裸体を友人に送ったようなケースでもやはり別件逮捕のセットで同容疑で逮捕になり、それはさすがに警察の独走ではないかと人権団体がその高校生を支援して裁判で争っている。日本ユニセフが、こどもポルノ撲滅キャンペーンで表向き主張している動機とは明らかに違う方向の動機で動いてるよ、こういう逮捕は。法改正の圧力をかけている人たちは児童ポルノ関連の事件が急増しているという統計の部分だけは規制強化の根拠として使うからまたやっかい。この規制法案は児童を守るために作る法律だとはとても言えず、運用方法によっては逆に児童自身を攻撃することになりかねない、というのが児童保護に取り組んできた保坂氏の意見だが、まったくその通りの展開になっている。[2009/06/11]
姫のご帰還の報はNASAのほうがはやかったよ…: 松浦晋也のL/D、NASAの探査機関係の twitterの脱線でかぐやの月面突入を知るの巻、んでもって俺は松浦さんのこのblogエントリで知った。公式ページは何もなし、というかどこ見て良いか分からん。組織によるtwitterの利用度は日米でほんと差があるよなぁ。といいつつ俺もあんまり使ってないけど。blogエントリで引用してるLCROSS_NASA twitterはよく読むと衝突予定って書いてるだけにも見えるな。ただ同 twitterにて、このあと"Sayonara Kaguya!"で始まる衝突を知らせるコメントも入っている。JAXA｜月周回衛星「かぐや（SELENE）」の制御落下結果について、 JAXAのプレスリリースも5:30にでてた。突入時刻は3:25am。[2009/06/11]
ニコン、「COOLPIX L100」をニッケル水素充電池に対応 - デジカメWatch、「ニコンでは、COOLPIX L100をニッケル水素充電池に対応させることで、環境に配慮したほか、アルカリ乾電池に比べて撮影可能枚数を大幅に増大させることができるとしている。」いつの時代のリリース内容だよこれ（笑。まさか充電池が使えないなんて想像しないから、箱開けてびっくりした人もいるんでないか。とんでもないトラップだ。むしろ何がどうなってこれを3月から堂々と売ってこれたのか知りたい。コンデジはもうニコンはだめだと思ったのはずいぶん前だから人ごとではあるが。しかも外見はマニアックに見えるのに ISOがオート以外設定できない。Panaの超エントリーモデルLS85だってマニュアル設定できるしISO6400までと感度対応範囲も広い。まぁオート以外は使わないと言えばそれまでだが、あの一眼レフっぽい外見と内容がすごいアンバランスだなぁ。昔はエントリー向けにも良いコンデジ作ってたのに。[2009/06/10]
プーチン首相、ペン放り出して財閥社長を震え上がらせる　写真6枚　国際ニュース : AFPBB News、吹き出した。こわすぎ。実際正面から逆らえば一ヶ月後くらいに気づいたらあの世に行ってる可能性もあるから本当にこわいわけだが。[2009/06/10]
秋葉原無差別殺傷事件から１年　献花をあさるマスコミ - アキバBlog、いいのだろうか？っていいわきゃないって。競争だからいい絵を撮りたいのは分かるけど超えたらいけない一線はあるわな。献花をあさってるの見た人はいんぎんに注意しろよな。ただ献花をアングルに凝りつつ撮影するくらいは通行の邪魔にならないよう気をつけてる雰囲気でやってるなら問題ないと思うが。
歩道でいろいろ広げて撮影というのは秋葉原に限らず見かけるが、さすがに映像撮影中はしょうがないけど、そうでないときは中を横切るのをいちいち遠慮する必要はまったくないよ。整理スタッフの人はできるだけ通すなって命令受けてるんだろうから悲しそうな顔するけど通行人を止める権利がないのは責任者は分かってるから大丈夫。[2009/06/10]
東プレ株式会社 - キーボード（Realforce）、103USが出た。いままでUSは101しかなかったので、これはいい。USBなのはもう時流だろうなぁ。できればPS/2対応版もあったらうれしいが。USキーボードは海外メーカーがそれなりの品質のものを、かなり安い値段で売ってるから、あまり参入したくないのかも。[2009/06/09]
児童ポルノ法関連、コンテンツ文化研究会 / Institute of Contents Culture: 満員御礼。緊急集会！美少女ゲームは無くなってしまうのか？『性暴力ゲーム』だけではない！表現規制の今後を問う。これ参加してきた。基本的にネットでおおまかに出ている情報については周知できてるという前提でそれに追加できる情報を、という感じで現状報告として出てきた話、それと長いスパンでマンガの表現規制問題を見て、どういう過去の条例設置や法規制の試みがあって現在に至っているのか、などの話は自分が知らないことばっかりで、表現規制問題についてまだまだ勉強不足だなと実感。主催者側だけでなく参加者からも多くの意見が出たが実に筋が通っているものがほとんどで、こんだけの人がこんだけ考えて何かやろうとしてるんだから、そうムチャクチャな結末を今日明日迎えるってことはないんじゃないか？と思わないでもなかった。
ただこれを継続するのが大変なんだが。今回の「レイプレイ」騒動から始まって急に決まった流通の陵辱表現の自主規制については数日は情報が混乱したまま、それこそ数人でやっているような小さなゲームメーカーからは研究会に状況を教えて欲しいという電話なども来て、ちょっとした騒ぎだった、というようなことを言っていた。
なぜ一部の流通に圧力を加えるだけで全てのゲームメーカーを一律に抑えられてしまうのか、というあたりも解説していた。小さな会社でも作品を作れて、まだそれほど歴史のないゲームという商品と流通の関係というのは知っている人は知っているが、成人向けに限らず少しどろくさい面もある。そのこと自体は仕方がないと思う。ただしひとりのユーザとして流通に今回の規制について何か意思表明をするために手紙なりを出すということは、皆さんでやったほうがいいかも知れません、ということだった。これはたぶん流通の側としても欲しいアクションかも知れない。
基本的にこちらの調査、資料作成、会合の手配などは全て手弁当でやっていて、これからもやっていかねばならない。これは無理をしていたら続かない。各自できることを淡々とやっていこうということだった。ただこの問題、いまマンガやアニメ、ゲームに規制をかけようという人たちの一部もたぶん最初はこちらと同じようにマイノリティ側に立って問題を解決しようとして手弁当で動き始めた人たちなんだよな……。いまでも決して規制しようという側のコアの人たちは巨大な組織とかではなくそれこそ指で数えられる人数でしかない。少数派と少数派の攻防戦だという表現はしばしば耳にする。
会合では特にネットで規制反対運動している人が間違いがちな点としてフェミニスト団体についての誤解があって、彼らの中にも表現規制反対運動に昔から協力してくれている団体があり、そのおかげで現在のレベルに抑えられている面が多々あるので、急進的なフェミニスト団体とこちらに協力的な穏健派の人たちを混同して、ひとくくりに規制側の連中として攻撃しないように願います、という話も出ていた。こういうのはネットでは逆のバイアスがかかった情報も飛び交うので扱いの難しい問題だ。
これは書いて良いのかどうか微妙だが 2chのいわゆるマルチコピペといっていろいろなスレに協力を呼びかける定型文をコピペし続けるようなスタイルの運動とは、研究会を始めとする人たちは距離を置いている感じで、2chやmixiにひたすら書き込みをし続けたり、敵と称する政治家なりにFAXを送り続けることで何かを変えていこうとか、そういったことは考えていないようだ。そのうえで我々は現状以上に襟を正して社会のなかで活動していかないといけない、ということもちらっと言っていた。また政治の話では、ややもすると特定の政党批判をただするだけの流れになってしまったりするが、それは不毛なので極力減らそうと努力している感じがあった。また表現規制問題ではない他の主義主著や政治問題にからめたり、各政党については明らかな事実以外のことについて、例えば是非などを論じることは、自分たちはしないし、参加者もしないようお願いします、とまず明言してから始めていた。正解だと思う。[2009/06/07]
CNN.co.jp：「最悪の旅行体験」を募集、紹介へ　新フォーラムの試み、これ出版物になって日本語版出たら読みたい。ちょっと前の記事だが。 The Titanic Awards, Interview With Doug Lansky: Titanic Awards - Features - World Hum, Doug Lansky: Around the World - Features - World Hum. バックパッカーの文化というと、どうも日本では、というか俺の個人的なイメージが良くなくて、気ままを装ってむしろ旅先に自分ルールを持ち込んで身勝手に振る舞うという印象がある。本気で戦争やってる国に手ぶらで行って、たぶん現地の人から見たら高見の見物をしようとしているようにしか見えない不注意さでうろうろするとか。しかしリンク先のインタビューをちょろっと読むとDoug Lansky氏は、旅行者は行き先では失礼のないようにする義務があるとか、異質な文化圏のマナーに従うのは確かにややこしいこともあるが、ちゃんと努力すれば、ほとんどのことは理解できるものだとか、すごくきちんとしたことを言っており、そりゃそうでなきゃバックパッカーという文化が持続するわけないよな、と思った。たぶん日本で聞く、よくない話はこういう本当のバックパッカーにあこがれて中途半端にマネしようとした一部の人とかの話が広がってしまっているだけかも。[2009/06/07]
Futon.» Blog Archive » 夏コミ当選しました。、夏コミに行く理由ができた。[2009/06/06]
たまたま入ったツタヤで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」のBDを再生していた。たしかにきれいだけど……ストーリーがもう分かり切ってるから正直それほど面白いとも思わず。映画館行かなくてよかったかも。あとやっぱりどうしても古いアニメの洗礼を受けているのでCGのクセのないモーションには違和感が先に来ちゃって感動しにくい。特にこういったリメイクだとそれがめだつ。NERV本部だったかの巨大建築物の描写とか、確かに緻密ですごいけど、やっぱり「トップをねらえ」の最終話なんかの描写のほうが……。とか評論しながらも何だかんだで、かなり長時間ずーっと見続けてしまった（笑。こんなことは制作側は分かり切っていることだろう。
しかし再生していたテレビは、わりあい新しい感じで発色がよくて驚くほど視野角が広いPanasonicの液晶テレビだったが、表面処理がいわゆるザラザラしたアンチグレアなのでどうにも映画では黒が白っぽくて迫力がない。発色がいい分もったないない。高級機種っぽい雰囲気だったので、どうしてあれ選んだ人は文句言わないんだろう、と不思議に思ってしまった。アンチグレアは多層コートなどと比べるとコストの安い反射防止処理だが、テレビに使うには限界がある。 Panasonicはプラズマテレビも作ってるからグレア化の必要性は理解しているはずだが、液晶テレビ担当のえらい人が保守的なのかなぁ？それとも最新機種では変わってるのかな。 [2009/06/06]
毎日新聞 2009/6/6 朝刊くらしナビ面の篠田節子氏のコラム「男子禁制！！ロッカールーム第五回」。ちょっと面白かった。しかし挿絵のギャップ萌え、あれは女性視点から見た話で単純化しすぎてる気が（笑。対象の女性が普段隠している部分を自分だけがたまたま知ってしまい、意外な面があるんだなと動揺した結果、いつのまにかそれが気になってしょうがなくなってしまうわけで、沢山の人が見てる前で堂々と変身するのはちょっと違う。それただのおしゃれな人だ。挿絵とは逆に常におしゃれな人が例えばひとりでいるときの地味な姿を何かの偶然で見てしまっても、挿絵のハート目の男子と同じ心理になるはず。それに三つ編みもかわいいしね。これ絵柄がすごくきれいなのに、「イラスト・とりのなん子」とあるんだが、この辺はそれに近いかも（笑。検索したら有名な漫画家さんみたいだな。
ちなみにこの女性ファッション誌の話、実家のトイレに家族の置いたものがたまにあるんでパラパラと見るんだが、あれはほんとその雑誌のテーマに興味ないほうから見ると自作自演にかぎりなく近いよ。女性から見てもそう見えるんだなというのを読んでちょっと安心した。新聞であそこまでハッキリ書いていいのかなと心配になるが、そういうコラムだからいいのか。雑誌を参考に読んでる女性からするとギャップ萌えとか、おかしなところに注目するような男性には関係ない話だって言いそうだけども。そもそもこのコラム自体、男子禁制だから余計なお世話か。くらしナビ面は主婦向けの紙面だし……でも毎日新聞ではあの面が一番おもしろい。[2009/06/06]
【主張】足利事件　再審を通じ捜査の検証を (1/2ページ) - MSN産経ニュース、カレー事件では科学捜査が役立ったとあるが、あれもどっちかというと足利事件に近い面があるような。どんなに最先端の科学捜査でも、それを依頼する側が検査の目的とその方法で得られるものを正しく理解しなければ、観察者の意図に関係なく本当に正しい結論へ導いてくれるとは限らないという話で、カレー事件が足利事件のバッドエンディング版になることも、あるかも分からない。これは有罪だろ常識的に考えてと一度なったら、科学検査の結果もよほど否定的な結果が出ない限り多くの人には、それが有罪の補強材料にしか見えなくなることに問題があるのに、それが分かってるのか不安になるような、なんだかとぼけた例の出しかただなぁ。というか本当に林被告は死刑でいいんだろうかね……。現時点でカレー事件という単語をgoogleで検索すると関連キーワードのTOPがえん罪、二番目が真犯人になっている。
俺は死刑廃止論者ではないのだが、それは少なくとも300人いれば300人が全員、正しい手続きで到達したと考えられる判決がでれば、という前提なので、これがくつがえるとちょっと微妙になる。死刑になりたいからやったと言っている連続通り魔の裁判の様子などを見ていると、死刑になるような重大犯罪が起きるとき、そこにはもう冷静な判断は働いていなくて、死刑の犯罪抑止力は働いていないと思うし。少年通り魔は父親が死刑判決は当然などと言って自分のことばかり語り、しかも少年とは事件について何一つ話し合っていないという二の句が継げない記事を読んで、こりゃ本人には気の毒だが事件を起こす前から、何かがすでに手遅れになっており更正は無理だなとは思ったが。
欧州の、更正が無理でも死刑にする必要はなく、更正しない間は隔離し続けるだけで良いという考え方は一つの見識だと思うが、そもそも人間が生きるということに対する考え方がちょっと我々仏教系の国と彼らとは違うんだよな。神が人間のために作って与えた世界で人間が生きているとすれば、全ての人に生きる絶対的な権利があるというのは当然の思想になるし、欧州でも今はもちろん世界は神が作ったと考えていない人も沢山いるが、根底にある世界観はそう簡単に変わらないし、立法への影響は大きい。仏教系の国の人は仏教徒そのものの考え方はしていなくても、人間がカチっと整然とした世界に住んでるとは思っていなくて、人の生死についても捉え方が違う。ただ間違って無罪の人を死刑にする可能性がゼロにならない以上、死刑は現実としては施行できないという主張には共感できる。これもネットで凶悪犯罪の事件簿なんかを読んでると、日本は死刑があって良かったなと思うときもあるから、簡単に結論は出せないが……。[2009/06/06]
野菜服: 石破茂（いしばしげる）ブログ、これはちょっと面白い。農産物廃棄の是非論はかしましいが、実際はいやでも廃棄せざるを得ない農家としてはこういうアプローチのほうがずっと嬉しいのでは。[2009/06/06]
はてなの取締役さんだかの有名なインターネット評論家がインタビューで述べた、日本のインターネットは残念なことになってしまった、というような話がちょっと話題になっている。日本のインターネットというと必ず上がる2chサイドのひろゆきからは早速反論が。ひろゆきの2ch的考え方の方が個人的には理想的だとは思うが、現実には2chはそのイメージの悪さはどうにも抜きがたいものがあるし、対外的なイメージのよしあし以前にも、すでに単純に2chが自己保全のために用意している最低限の運用ルールであるGLが、ちょっとやそっとでは覚えられないほどにまで肥大化して、その運用方法についても複雑化しており、ひろゆきも2ch自体を手放しているから、あまり理想論ばかりは言えないような気も。２ちゃんねるガイド：応用。
もっとも2chのGLの内容は、ひろゆきも言っているように基本的に人の迷惑になることはやめてね、というたったひとつの単純なことに集約できて、それを理解できず守れない人が沢山いるので、2chとしては歓迎しない、迷惑であると指摘があれば消す書き込みの例を子細に列記せざるを得ないというだけなんだが。ニコニコ動画のコメントはその辺はまだ緩いのか、ある意味2chでルールが確立したことで居場所がなくなった人がやりたい放題していた面もあり、動画の種類によっては、かなりひどい状況が今でも続いていて、俺などはああいうノリにはちょっと付いていけない。
人に迷惑をかけたりウソをつき続ける人の意見は、誰もが自由に発言できる環境では淘汰が起きていずれ通らなくなる、というのがネット理想論の考え方で、ひろゆきや初期の2chの運用方針はそれに従っている。ひろゆきをネットのアウトローのようにとらえている人もいるが、インターネットの普及に尽力した技術者の考え方を完全に理解して踏襲しようとした人の一人であったと思う。
しかし最近の日本のネットは帯域規制だの、行政による表現規制だの、青少年育成がどうこうでプロバイダが横並びで情報ブロックするだの、怒濤のように理想論が崩れてきていて、しかもそれをしょうがないね、とあきらめる流れになりつつある。良いとか悪いとかじゃなくて、しょうがない、なんだよな。
それはやはり自由であろうとした2chでなぜあれだけ運用ルールが複雑化してしまったのか、ということと共通した問題で、自由すぎるものが自然淘汰で多くの人が見て良いと思うものにまとまっていくということはない、という現実にぶつかっているんじゃないか。不特定多数のコミュニケーションの場だと内輪からでも誰かが音頭をとって意図的に秩序を守ろうと努力しつづけないと、むしろどこまで人がイヤだなと思えることを言い合えるか、それに耐えられるかというチキンレースみたいになって、まともな人が減ってレベルが落ちていくことさえある。他人を中傷したり見下したりウソをついたり、というネガティブな情報を出したがる内圧ってのがこんなに強いものか、ということが一定以上の環境にいる大半の人には理解できていなかったし、いまでもできていない面がある。たぶん外国でも同じだけど逆のベクトルの力が日本は弱いので相対的に目立っちゃってるのかも。
その結果として社会からは反動となる力が作用する、という今までいろんなものがなぜ自由でなくなったのか、という理由と同じ理由でインターネットが実現した表現方法も基本的にはこれから自由をどんどん失っていくのかもしれない。なので、はてなの人が言うことも、ひろゆきが言うことも、どっちも分かるような気も。明らかに行きすぎた表現規制については、まだ何とか抵抗しようという人がいるし、個人的にもできることをやろうとしているつもりだが、この流れを止められるかどうか考えながら、 2chの趣味スレで専用ブラウザが電波陰謀論や根拠のない他人の中傷を自動スキップしていく様を見ていて感じる正直な所感は、もうどうにでもな〜れ、シャランラという感じ。[2009/06/05]
ルーマニアの巨乳テニス選手が、胸が邪魔なので減胸手術を受けるというネタが飛んでいるが元記事が探せない。ホントかしら。しかしそんな手術があるのね。難しそうだが画像を見る限り確かに邪魔くさいので成功することを祈る。身の回りでも、この人は胸さえ小さかったらよかったのに、と思ったことが実際にあるんだよな……。スポーツ選手とかじゃなくても、やたら大きいとそれがコンプレックスになって障壁になるというのはよく聞く話。
実際その人も顔は整ってるし性格もサバサバしてて頭良いのに、胸が大きいという噂話ばっかり広まってた。本人がいないところで、おまえも当然興味あるだろ、みたいな感じで話しかけてくる人にはちょっとイラッときたことも。男性側にはたぶん繁殖に有利とかなんとかの理由で胸に対する動物的な欲求があるからそうなるんで悪意はないのだが、なんとなーく胸が大きい女性の一定のイメージってのがあって、本人としては、それと合致しない場合はストレスになる気がする。そもそも好きな相手が繁殖に有利だとか思うならいいけど、そうでないなら単に気味が悪いだけだろうし。といっても逆に貧乳派の人もすごく胸が小さい人のイメージってのに、こだわってる面はあるが（笑。平均的なのが一番いいんだろうな。[2009/06/05]
server1.neoweb.ruというホストがこれ書いてるPCに、ひたすらUDPパケットを送ってくる。異常な量。検索するといろいろひっかかる。 [2009/06/03]
アーベルグループ開発日記ブログ:陵辱系ゲームソフト、製造・販売が禁止に　～コンピュータ・ソフトウェア倫理機構 - livedoor Blog（ブログ）、自主規制しないと存続出来ないのではないかという圧力が迫っていれば、企業としては規制の是非論より具体的に明日からどうするかという話に集中するのはまぁ当然か。これが自主規制の恐い所なんだよなぁ。これで決まったガイドラインが不変ということは絶対にない。圧力は常にかかり続ける。たまに一本釣りでもすれば勝手にどんどん企業側が後退していく。また特定の審査機関を行政出身者が作って、そこと仲良くなった企業は一本釣りをしないらしいとなれば、これはもう立法して規制するよりずっと楽に行政がコントロールできる。さてどうやってこれは陵辱ゲームだ、これは違う、と判別するんだろうか。暴力的なシーンがあったらダメとか？ちなみにこの件は登場人物の年齢はまったく関係ない。思ったよりも早く、児童の保護のために仕方なく規制するんだという大義を捨ててきたという印象。いずれそうなるとは分かっていたことだけども。[2009/06/03]
live.comにアクセスすると Bingのベータサイトに飛ぶようになったが、Liveサーチと何が違うのか分からない（笑。検索精度は Googleと比較しても悪くないどころかいいところもあるんだが、ボットのクロールの密度とかはまだまだだなぁ。バックエンドのシステムの規模または効率がだいぶ違う感触。[2009/06/01]
福島みずほチャンネル - ニコニコチャンネル＆コミュニティ、4/4に開いた保坂氏を中心とした児童ポルノ規制とネット規制に関するシンポジウムの収録映像を公開しているようだ。
ちなみにこの表現規制問題、現在イリュージョンの「レイプレイ」海外販売停止から始まった自主規制騒動が起きていて、ここにも何か書こうとは思っているのだが、どうも情報が錯綜していて実際どうなっているのかが確認できない。こちらの勢力に役立つヒューミントに当たる情報がつねに不足している。マスコミ批判系の人たちが新聞などの記事情報はどんどんコピペするから、一旦紙面に出た情報はすぐに広まるんだが、批判系の人たち自身の足で取材した情報というものが先行して流れることはあまりない。なので逆に新聞記事が間違っていても騒ぎだけは広がってしまう。記事内容がいいとか悪いとかじゃなくて、その向こうにある情報が欲しいんだよな。
上のビデオのシンポジウムを開いたコンテンツ文化研究会が現状確認のために急遽ミーティングを開くようだ。コンテンツ文化研究会 / Institute of Contents Culture: 緊急集会！　美少女ゲームは無くなってしまうのか？『性暴力ゲーム』だけではない！　表現規制の今後を問う。、6/7(日)新宿榎町。
表現規制しようという側が、いわゆる陵辱系のゲームという規制反対派でもあまり擁護しようという人がいない、好きな人はそもそも声を上げにくい弱いところから攻略するというのは極めて適切な戦術で、こちらの運動の言ってみれば各自がバラバラの目標を遊撃してるような戦い方と比べると実に抜け目がないなぁと感心する。まぁむこうはそれが仕事で給料もらってやってるプロなんだから仕方ないか。
出版社やメーカー、流通による自主規制で何も明文化せずに表現可能な幅が少しずつ狭まっていくというのは最悪のシナリオで、これほど規制側にとって労せずしてコントロールしやすい環境はない。またこれだと本当に問題のある人は地下にもぐってやり放題になり、まじめにやっているところほど影響をかぶってしまう。やりやすいところから網にかけるという、手抜きな行政にありがちな流れになるのは誰でも分かる。しかしこれも規制側がやろうとしてきた、より正当な手段である議員立法で一気にすべてを法律で規制してしまおうとしたら意外に手こずって焦りが出ており、少しなりふり構わなくなってきたのではないか、という観測もある。
ちなみに、これは妄想だけども地下にもぐってやりたい放題をしたい人がこういうシーンでは規制側について政治に圧力をかけ、一方では地下流通を支配していくということは特に禁制品の類においては実際に過去何度もあったことなので、さすがに議員立法しようとした人たちがそうだとは言わないが、この流れを利用しようというインテリな恐い人が絶対にいないとは言い切れない。特に流通が明確でないまま大金が動いている成人向け同人作品について単純所持規制の反対運動をするというのは、もしかしたら知らないうちに恐い人と対峙している可能性もある。しかし恥ずかしい言い方だが正義はこちらにあるので、もし大変な相手が出てきたとしても着実にできることをやっていけば必ず打ち負かすことはできるだろう。といいつついよいよダメだとなったら恐い人の敵対勢力に頼むという手段も一応は考えておいた方がいいかも？ネットやなんかとは違う世界になるが……。法律で定義があいまいなまま表現物の単純所持規制をするのだけは絶対にだめだ、と言っていた日弁連の意見は伊達じゃない。[2009/06/01]