20061128
祖母が先週、ぽっくり亡くなり、葬式があった。会場でお酒を飲みながら
親戚と話したが、そこで米国や日本で半導体の研究をしている年上の従兄弟と
雑談して、個人的に興味深いことを知った。
ヒルズ族だとか、そういう話題から転じて、こんな感じのことを俺はしゃべった。
ネットサービスなどで、ユーザ数的に採算が合わない
新規サービスについて、ユーザからの要求に、実際のところどれだけ
誠実に対応すればいいのか、その線引きをどこに引けばいいかが
自分にはよく分からない。顧客サポートは重要だが、しかし使える
リソースの規模もユーザ数も大きい大手のサービスにはかなわない。
すると従兄弟は、新規性が高く知名度の低い技術を売る側と買う側の関係は、
日本と米国ではどうも微妙に違うという印象を持っている、という話をしてくれた。
米国の場合、購入者が新規性や専門性が高く普及率の少ない新規技術を
選ぶ場合、そこにはリスクがある事を納得した上で購入する。
新規性によるリターンの方が多いと判断し自分は購入した、
という自覚を持っている。提供者との間で多少のことがあっても、
まだ普及していない技術だしスタッフもユーザも少ない現状では、
しょうがないね、と案外ドライだという。
その代わり技術の購入者は提供者とともに、できるだけ
自分たちが選んだ技術を、もり立てていこうと努力する。
これが日本の場合、同じようなケースでも、その顧客は提供者に大手並の
サポートを要求する。提供側の規模がまだ小さい場合は逆に厳しく要求したり
する。これは購入した自分のことにしか考えが及ばず提供者と
共に発展していこうという視点がないのだ、ということだった。
俺は米国のビジネスには厳しいというイメージしか
なかったから、この話を聞いたときは、あぁなるほど、ちゃんと余裕を
持たせるべき場所には持たせるんだな、それでいて全体で見ると合理的だ、
と膝ポンだった。分かったところで、ここは日本だから関係ないんだけどね。[2:01AM]
20061113
平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女/Tech総研:「水からの伝言」と
「できる人のジレンマ」。ここでいう、できる人、とは「水からの伝言」に
関して言えば現在科学的に分かっている事から物の本質をイメージする
ことができる人。
個人的な印象だと、「水からの伝言」が示す世界観を気に入る人
というのは、何となく、世界は人間のためにあるとイメージしている人
なんだよね。
だからもし、どこかにすばらしく美しい世界があったとしてもそこに人が
一人もおらず、誰かがそれを享受することはなく、知る人もずっといなければ、
それは意味がないものということになる。
「水からの伝言」を信じないでください、このページを書ける人、
または、何が書いてあるかすぐ理解できる人というのは、そうじゃない。
リンク先の人は抑えて書いてるからはっきりは述べていないけど、
雪の結晶のすばらしさというのは、
人間がひとつひとつ虫眼鏡で見るまでは存在に気づかなかったものにも
こういう、人間が見て極めて美しいと思えるようなものがあって、
それがごく当たり前の場所で自然に大量に成長して静かに降って来ては
消えていっているんだというところなんだよね。
世界に人間がいてもいなくてもそれは変わらないし、降っている
場所に聖人がいようが、マッドマックスの悪役みたいのがいようが、
やっぱり変わらない。
この世界観の違いはね、論理では埋まらない。知識量は多少関係あるけども、
どちらかと言うとセンスとかそういう、もやもやとした性質からくるもの
だろう。[10:02AM]
20061112
amazonのマイストアで設定できる、該当商品を持っています/いません+
評価リストを効率よく日々、入力していく方法はないものか。
amazon以外では何も買わないという方法以外、自分では思いつかない。
マイストアを完璧に自分に最適化したい衝動がたまに起こる。マイストアの
おすすめは結構かしこくて、それは他の無数の客の購買行動という人力を
利用して選別しているからだと思う。[1:11PM]
民間でも歩道の駐輪場可に 来年1月から規制緩和(共同通信) - goo ニュース。
これはうまく運べば都市中心部の駅前や商店前の路上の景観が大きく変わり、
かなりすっきりするはず。[11:33PM]
LINK FREE. kawauso_at_pobox.com
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