■ 中国語や韓国語のページを見るためには ■ 戻る

 最近、香港や台湾、韓国でも日本のアニメや漫画を取り上げたホームページが作られているようですが、文字を表示してるコ ードの違いから、文字化けしてしまい、読めない場合がありますね。もともと中国語圏では漢字表記なので、中国語が分からなくても、ある程度は判断できる言語なのですが、見えないのでは、どうしようもありません。そこでこれらの文字を、ブラウザで表示する方法を紹介してみたいと思います。
 なお、以下の文はOSが、Windowsを使用している場合を、取り上げています。私は、現在ネットにつながるMacintoshを持っていませんので、確かめる方法がない為です。(UNIXなど同様)あるページでMacの方が簡単みたいな事を書かれていたので、きっと便利な方法があるのでしょう。ご存知の方は、教えてください。

 上記のようにこのページやネットの掲示板等に書いていましたが、2000年8月25日現在Macユーザーからの返事は、一通もありませんでした。自分で調べた所によると、Macintoshでは、2バイトコードに対応しており、特別な事をしなくても各国の言語が使用できると声高に言っているようですが、フォントまで添付するのは次期のバージョンだそうで、現時点ではランゲージパック(有料、高い!)などが必要なようです。そんなMacユーザーに朗報です。ダイナラブ・ジャパンからTureTyoeフォント「DynaFont Type Museum TureType 100」が発売されました。中国繁体字フォント4書体、中国簡体字フォント4書体、韓国語フォント1書体が入っていますので、おそらくこれが使用できると思います。(使えるMacが無いので、確かめようが無い)定価で12,800円と少々値が張ります(ランゲージパックに比べれば、はるかに安い)が、日本語フォントが100書体も入っていますので、お得かもしれません。(Windows版もあります)他に(安価で)何がしか有効な手段を知っている方がいましたら、是非教えてください。見たがっている方が、沢山待っております。
 なお、Beは、ユニコードに対応したWindowsのTureTypeフォントがあれば、使用可能らしいので、下記のフォントが使用できるかもしれませんが、ユニコード以外のコードで記述された物を表示する機能が無いようなので、まだ使えないようです。(これも、未確認。ただし、日本語版を買えば日本語は使えます)
 ありがたい事に、このページを読んで、Macで使えるフォントの情報を提供してくださる方がいらっしゃいました。Hashimotoさん、NMRさんからいただいた情報によりますと、Macの場合、Language Packを導入するか、IM(IME)を導入して、フリーのフォントを使うという方法が使えるそうです。MacOS9からはLanguage Packも付属しているそうですので、アップグレードできる方は、OS9を導入する方法がもっとも簡単だそうです。
 また、Beで中国語や韓国語のホームページを閲覧する方法がわかりました。BeOS用のブラウズソフト「NetPositive」の中国語、韓国語対応版「NetPositive CJK version0.40」がそれです。このBeware(BeOS用ソフト)を導入し、中国語や韓国語のフォント(Windows用のTTFフォントが使えます。TTCフォントはTTFフォントに変換すれば使えますので、下記のフリーフォントが入手できれば、導入できます)をインストールすれば、閲覧可能になります。手持ちのWindows用フォントで試してみましたら、きちんと表示できました。「NetPositive CJK」は、こちらで入手できます。
http://www.bebits.com/

 ■ 中国語の文字って何?

 中国で使われている言語は、大きく分けて一般に普及してる北京語(普通語・國語)と広州や香港で使われている広東語にわかれています。北京語は、簡体字と呼ばれる省略された文字を使われていて、文字コードは「GB」が使用されています。広東語は、繁体字と呼ばれる日本で言うところの旧字体(例えば「学」は「學」)を使用しており、文字コードは「Big5」が使用されています。なお、台湾は、北京語に近いのですが、台湾独自の使い方がされており、文字も繁体字が使用され「Big5」コードが使用されています。これらの文字を、Windows上で表示するには、対応したフォントが必要になります。

 ■ 韓国語の文字って何?

 韓国でも昔は、中国語と同じ漢字を使っていたのですが、現在はハングルと呼ばれる独特な文字を使っています。一見記号のように見える文字ですが、言葉の音をローマ字のように表したものですので、読み方をちょっと習えば簡単に発音できる文字です。韓国のコンピューターやネットでは、このハングルを使用した表記を使用しますが、まだまだ名前や地名などで漢字を使用する事が多いので、漢字も同時に使用できるようになっています。そして何故か日本語のひらがなカタカナもフォントに入っていますので、韓国語ページでは、日本語も同時に表示できるようです。Windows上では、対応したフォントを導入すれば、利用できるようになります。

 ■ フォントは、どうやって手に入れるの?

 お使いのブラウザによって操作が違いますので、ここからはブラウザごとに説明します・

Internet Explorer 4.0以上の場合

     最新のExplorerの場合、インストール時にカスタムインストールを選ぶと各国対応のフォントもインストールできます。IEを消したくても消せないのが問題です(笑)が。ネットからダウンロードした場合、フォントが導入されない場合もあるので、その場合は以下の手順でインストールする事ができます。
  1. インターネットに接続した状態で、ブラウザのメニューの「ヘルプ」を開き、「Microsoft Web ページ」をクリック。その下の「フリーソフトウェア」をクリックします。
  2. 「Windows update」のページが開きますので、メニューの中の「Internet Explorer 4.0用アドオン Windows インターネット機能」を クリックします。
  3. 「オンライン セットアップ」のページが開きますので、複数の言語サポートの欄にチェックをいれます。台湾・香港は「繁体字中国語サポート」中国本土(普通語、北京語)は「簡体字中国語サポート」韓国語は「韓国語サポート」です。
  4. 「次へ」のボタンを押すと、セットアップが始まります。TTフォントがダウンされますので、少々時間がかかりますが、自動的にインストールされますので、終了後に再起動すれば、使用可能となります。

Internet Explorer 3.0 又は Netscape の場合

     以前は、マイクロソフトのダウンロードページからフォントだけをダウンロードできたのですが、最近はExplorerのアップデート機能を使わないと、ダウンロードできないようです。しかし各国対応のGlobalIMEをダウンロードすることはできます。そこでGlobalIMEのwith Language Packをダウンロードして、インストールすると自動的に各国対応のフォントが導入されます。GlobalIMEは新しいNetscapeでも使用できるので、海外サイトの検索にも使用できますが、システムを不安定にするらしいので、気になる方は、フォントを残してアンインストールすると良いでしょう。他に使用できる入力法があります(フリーの物もある)から。手順は以下の通りです。
  1. マイクロソフトのダウンロードページにアクセスします。
     GlobalIMEのダウンロードページは、以下のURLです。

    http://www.microsoft.com/msdownload/iebuild/ime5_win32/ja/ime5_win32.htm

  2. メニューの中から必要な「GlobalIME」の「with Language Pack」を選択します。
  3. 「次へ」をクリックして指示に従い、ダウンロードします。
  4. 終了後、ネットから抜け、ダウンロードしたファイルを、ダブルクリックし、メッセージにしたがって、インストールします。
  5. 各ブラウザの国別のフォントを設定します。Netscapeの場合は、つぎのとおりです。
    Netscapeを起動し、「編集」メニューの中の、「設定」を選択します。ツリーの中の「フォント」をクリックします。「文字コードセット」のプルダウンメニューの中から、設定する言語を、選択し、プロポーショナルフォント、および固定ピッチフォントの欄に、フォント名を選択します。繁体字中国語は「MingLiU」簡体字中国語は「SimHei」韓国語は「GulimChe」を選びます。

各種CD-ROMからフォントを取り出す場合

    私はNT4のディスクに入っていた物を使用していましたが、この他にもフォントが含まれているディスクは沢山あります。そこからフォントだけ取り出してインストールして、ブラウザの設定を行えば閲覧できるようになります。
  1. Microsoft Office 97, Professional Edition for Windows
     「Valuepack」のフォルダの下の「Fareast」の中に簡体字(Simplified Chinese)Chssupp.exe,繁体字(Traditional Chinese)Chtsupp.exe,そして韓国語用のKorsupp.exeというファイルが入っています。このファイルを解凍するとフォントがでてくるはずです。(実は、まだ試してない)
  2. Microsoft Office 2000
     カスタムインストールを選択すると、選択できる機能の中にインターナショナルサポートがあり、その中に「繁体字中国語」「簡体字中国語」「韓国語」が選べます。
  3. 古いIE3などが収録されたCD-ROM
     昔の雑誌の付録のCD-ROMに収録されているケースがあります。フォント自体は普通のトゥルータイプフォントなので、一度フォントとしてとりだせば、自由に使いまわしができます。取り出しに成功したら、別途バックアップを取っておくと、次にインストールし直すときなどに、便利ですよ。


 ■ 繁体字で「龍」の字が表示されないのは何故?

     Windows95に繁体字のフォントを導入しても、何故か「龍」の字が表示されません。これは、Windows95のバグで台湾版ではすでに修正されていますが、日本版ではそのままにされています。台湾のマイクロソフトのページにアップされている修正ファイルを使えば、きちんと表示されるようになります。手順は、以下の通りです。
  1. 台湾のマイクロソフト社のダウンロードページへアクセスします URLは、以下の通りです。
    http://www.microsoft.com/taiwan/support/download/default1.htm

  2. 「gdiupd.exe」をダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。文字化けしたメッセージが出ますが、気にせずOKをクリックします。自動的に再起動しますので、あらかじめ他のプログラムは、終了させておいてください。これで、O.Kです。

これで、繁体字のペ一ジや、簡体字のページ、韓国語のページでも、表示が可能になります。自動で替わらない時は、ブラウザの表示フォントの設定にチェックを入れると表示できます。  台湾や香港、韓国、中国本土には、「同班同學」「小紅豆」(あずきちゃん)「庫洛魔法使SAKURA」(カードキャプターさくら)などのページが、沢山あります。「百變小姫子」(姫ちゃんのリボン)も、あるぞ!
[竹4号(2001/FEB/19)]

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