2つの転換

四川長虹の企業城下町として知られる綿陽市の目標

 中国家電の大手、四川長虹が本拠を構える綿陽市は「2つの転換」“両個転変”ということを目標に掲げています。

  1. 計画経済体制から、市場経済体制への転換
  2. 粗放経営から、集約経営方式への転換

 まあ、ありがちな目標ですね。でも、言葉は悪いですが、綿陽市を操っているのは四川長虹集団であるという点は見逃せません。今の時代、国有企業がここまで強い勢力を保っていて、かつ大成功をしている都市は綿陽くらいでしょうかねえ。(ほかにあったら教えてください。)この都市の工業総生産額に占める国有企業の工業生産の比率は70%を超えています。最近は四川長虹を目の敵にする沿海部企業が多いですね。それだけ、いなかの大企業が脅威であるということです。最近(2000年)は反長虹連合みたいなのもできましたね。もっとも長虹はそれに対してダンピングで切り崩しましたが・・・


Q&Aに戻る TOPに戻る