珍宝島事件

中ソ戦争の危機勃発

 珍宝島事件とは69年、珍宝島で起きた中ソの武力衝突のことである。別名ダマンスキー島事件とも言う。中ソは60年の援助条約破棄以来、小規模な国境紛争を繰り返してはいたものの、本格的な戦争まで発展することはなかった。しかし、この珍宝島事件によって、いよいよ中ソは戦争の危機を迎えた。
 ソ連の軍事力に脅威を感じていた中国は、以後、有名なピンポン外交から、アメリカと接近し、西側諸国との国交樹立にいたるきっかけとなった。


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