新希望集団
今や、中国の私営企業と言えば、この新希望集団である。（私営企業について） 新希望集団は主に飼料を生産するメーカーである。近年は、不動産、印刷業の方面にも進出している。
今後西部大開発の中で、特にこの新希望集団の役割は重要になってくるだろう。中国は農業人口多い国である。そして、西部地区の農業人口は圧倒的である。その中で、主に飼料を生産する新希望集団の役割は非常に重要であると言うことが容易に推測できる。
また近年は輸出にも積極的である。新希望集団の輸出は、沿海地区の企業とは異なる可能性を秘めている。沿海地区の企業は、先進国に対しての輸出がほとんどであるが、新希望集団の行っている輸出は、国境貿易、陸路経由でのアジア諸国に向けての輸出である。東南アジア諸国も、農業人口の多い地域であり、新希望集団の役割は今後もますます重要になってくるだろう。そして、新希望集団が東南アジア諸国に進出することにより、東南アジア諸国の発展が推進され、生活レベルの向上を導くことができるようになれば、国境貿易において、高付加価値の家電等が輸出されるようになり、さ中国西部地区のさらなる発展を促す可能性も秘めている。現在中国の中でも、特に注目の企業のひとつである。
なぜなのだろうか？どうして改革開放で開発を後回しにされ（二つの対大局）、国有企業の比率が高い四川の地に巨大私営企業が出現したのだろうか？今後の四川人の研究課題のひとつである。
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