※日本語訳は三潴先生の授業に準拠しています。
<平成12年度2学期第8回>
レベル4
@ 伊朗与日本的合作不能局限在经贸方面,两国还应该加强在文化和政治领域以及国际方面的合作。
A 一年前,我与某房地产开发公司签订一份房屋购销合同,在本市某小区预购了一套商品房。
B 职业女性一定要一如既往地自尊、自信、自立、自强,只有这样,才能自立于天地之间。
<レベル4の日訳>
@ イランと日本の協力は、経済貿易面に限定してはならない。両国はさらに文化と政治の領域及び国際面での協力を強化すべきである。
A 一年前、私はある不動産開発会社と家屋の売買契約書を取り交わし、本市のある団地に分譲住宅を予約購入した。
B キャリアウーマンは変わることなくプライドを持ち、自信を持ち、自立し、向上心を持たなければならない。こうしてこそ、はじめて世間に自立できる。
《レベル4のポイント》
@ “不能”この場合は「〜できない。」ではなく「〜してはいけない。」
A “签订合同”「契約する。」 “商品房”「建売住宅」
B “职业”は位が高いこと、地位のあることを表す。“职业女性”で「キャリアウーマン」 “只有〜才能・・・”「〜してこそ・・・できる。」、「・・・するには〜しなければだめだ。」
“レベル6
@ 最近一段时间,我社多次接到投诉,反映有人以人民日报(社)或人民日报记者的名义,以在本报刊发稿件为名向采访报道对象索要钱物。
A 东盟高度赞赏中国为克服亚洲金融危机所作的重要贡献,强调东盟与中国发展友好合作关系对亚太地区的稳定与发展至关重要。
<レベル6の日訳>
@ 近頃、わが社は何度もたくさんの投書を受けており、人民日報(社)あるいは人民日報記者の名義で、本紙に原稿を掲載するという名目で、取材報道の対象者に対して金品を要求している。
A ASEANは中国がアジアの金融危機を克服するために行った重要な貢献を高く評価し、ASEANと中国が友好協力関係を発展させることは、アジア、太平洋地区の安定と発展に対して極めて重要であると強調した。
《レベル6のポイント》
@ “反映”超重要語、下のものが、上に意見を述べる時などに使う。 “以〜为・・・”「〜を・・・とする」。“以〜为名”「〜という名目で」
A “东盟”「ASEAN(東南アジア諸国連合)」 “所”は“〜所V的・・・”の形で、「〜がVした・・・」という句を作る。
レベル8
@ 第三次世界渔业大会将21世纪的渔业可持续发展作为主题,探讨通过渔业生产与环境保护的平衡,实现渔业的可持续发展,从而优化人类食物结构、缓解全球粮食安全问题。
A 几年来,柳州市根据国家有关法律、法规,对过去制定的规范性文件进行了全面认真的清理,凡是与国际法律、法规相悖,阻碍市场经济发展的文件规定均予以修改或撤销。
<レベル8の日訳>
@ 第三回世界漁業大会は、21世紀の漁業の持続可能な発展をテーマとし、漁業生産と環境保護のバランスを通して、漁業の持続可能な発展を実現させ、これによって人類の食物の構造を改善し、地球の食料安全問題を緩和することを検討した。
A 数年来、柳州市は国家の関連法律、法規に基づき、かつて制定した規範的な文書に対して全面的かつ真剣なしっかりとした整理を行い、およそ国家の法律、法規と相反し、市場経済の発展を妨げる文書規定は、すべて改正され、破棄された。
《レベル8のポイント》
@ “将〜作为・・・”「〜を・・・とする」。「〜だろう」ではないので注意。
A “对〜进行・・・”「〜に対して・・・を行う。」 “凡是〜均・・・”「およそ〜は皆・・・である。」“予以〜”後ろに“以”を伴い、2字の動詞と結びつき“予以修改”のように4字の句を作る。
【四川人の開黄槍】
※
開黄槍とは四川方言で知ったかぶりという意味である。
観光ブームがやって来た。
中国では近年消費構造が次第に変わってきている。以前の中国はとにかく食べることに精一杯だったが、時代は変わり、人々は耐久消費財(テレビ、冷蔵庫など)を求めるようになった。そしてさらに中国は豊かになった。次に中国人が求めたのは精神的な快楽、レジャーだった。ここ数年の中国の観光ブームはすごいものがある。最近中国はデフレ現象を起こしている。内需が不振である。困った中国政府は、窮余の策として、まずは99年の国慶節を、一週間の大型連休にしてみた。これが大当たり!人々は次々に遠くまで観光に出かけ、見事に、中国政府のもくろみは当たった。翌年のメーデーの時、柳の下に2匹目のドジョウを求めて、日本のゴールデンウィークのように大型連休を作ってみたら、これまた大当たり、見事に人々の消費を拡大させることに成功した。しかし、同時に問題もたくさん露呈した。旧正月のとき峨岷山に行ったという友人が言っていた。あまりにも観光客が多すぎて、乗っているバスが進まない、ぜんぜん身動きがとれない、これでは観光にならないと。確かに観光ブームは起きた。中国政府のねらいは見事に当たった。しかし、肝心の観光地の方が受け入れ態勢ができていないというのが現状である。現在中国は3つの大型連休がある。国慶節、旧正月、メーデー、これらは日本の盆と正月と、ゴールデンウィークと同じで民族大移動が起きる。その規模は半端なものではない。中国の観光ブームはまだ始まったばかりである。まあ、問題があって当然なのかもしれない。今後のさらなる発展が期待される。外資進出の立場から見たらこの観光ブームはおいしいかもしれない。旬は今だ。