レベル必勝講座・解答編

※日本語訳は三潴先生の授業に準拠しています。

 

<平成12年度2学期第6回>

レベル4

@     北京市委书记贾庆林多次强调,北京既要发挥政治中心的优势,也要发挥文化中心功能的作用。

A     我在农村挂职时一次电视机出了毛病,寻遍整个县城,愣是找不到个维修站。

B     继不久前一举推出三款手机,西门子移动电话又一次一款新型手机1118亮相。

 

<レベル4の日訳>

@     北京市委員会書記賈慶林は何度も次のように強調した。北京は政治の中心としての利点を発揮するとともに、また文化の中心的機能を発揮せねばならない。

A     私が農村に出向していた時、テレビが故障してしまい、県城全体をあまねく探したが、どうしても修理センターを見つけることができなかった。

B     先ごろ3タイプの携帯電話を世に出したことに続いて、シーメンスの携帯電話はまた新型の1118型携帯電話を世に出した。

 

《レベル4のポイント》

@     “贾庆林”は今後の政局に影響を及ぼすことが予想されます。名前くらいは覚えておきましょう。 “既〜也…”「〜だけでなく…だ。」

A     “寻遍”は結果補語V遍〜”「〜をVしつくす。」「〜すべてをVする。」

B     “继”「〜に引き続き」 “西门子”「シーメンス社」

 

レベル6

@     以培训在职经理者著称的瑞士国际管理学院7日正式将中国家电企业海尔集团从小到大、从弱到强、从国内走向海外的成功经验列入该校教学方案。

A     尽管中国人的能量、蛋白质、脂肪和碳水化物的摄入量已基本满足,但一些微量元素如碘、铁和VA的缺乏问题依然没有得到解决。

 

<レベル6の日訳>

@     在職中の経営者を訓練することで有名なスイス国際管理学院は7日正式に中国家電企業海爾グループが、小企業から大企業になり、弱者から強者になり、国内から海外へ出ていった成功の経験をその学校のカリキュラムにいれた。

A     中国人のエネルギー、タンパク質、脂肪と炭水化物の摂取量はすでに基本的に満足なものになっている。しかし、一部の微量元素ヨウ素、鉄、ビタミンAの欠乏問題はまだ解決されていない。

 

《レベル6のポイント》

@     “以”“将”がそれぞれどこまで掛かるかに注意しよう。“将〜列入…”「〜を…に組み入れる。」

A     “尽管〜但・・・「〜だけれども…だ。」

 

レベル8

@     应该说,随着中小企业拉动经济长、缓解就业压力、推动技术创新、保持社会稳定的作用日渐强,我国政府对中小企业的扶持政策与措施也在逐步细化,逐步到位。

A     南斯拉夫联盟新总统科什图尼擦7日晚宣誓就职后发表讲话时表示相信,由塞尔维亚和K山组成的南斯拉夫联盟将比以往任何时候都更加强大,科索沃必将重新置于南联盟的主权之下。

 

<レベル8の日訳>」

@     次のように言うべきである。中小企業が経済の成長を牽引し、就職難を緩和し、技術革新を推進し、社会の安定を保つ役割を日増しに強めるにつれて、わが国政府の中小企業に対する援助政策と措置も次第にきめ細かくなり、板につきつつある。

A     ユーゴスラビアのコシュトニツァ大統領は7日夜就任を宣誓した後、談話を発表し、以下のように信じていると述べた。セルビアとモンテネグロによって組織されたユーゴスラビアは、かつてのいかなるころよりも強大であり、コソボは必ずや再びユーゴスラビアの主権のもとに置かれることになるだろう。

 

《レベル8のポイント》

@     “随着”がどこまで掛かるかに気をつけよう。 “长”“就业”漢字につられて「増長」「就業」としないように。「成長」「就職」。 おなじみ“对的”の構文。助詞の用法に注意「Aの〜に対する・・・」

A     “科什图尼擦”「コシュトニツァ」 “由组成”「〜によって組織される。」

 

【四川人の開黄槍】

     開黄槍とは四川方言で知ったかぶりという意味である。

対中開発援助

 現在世界のさまざまな国や地域が、中国において政府、民間による開発援助を行なっています。そのなかで、日本政府は79年の大平総理の時代より、円借款を行ない続け、現在は村山総理の時代に採択された第4次円借款の後期分(9900)が行なわれています。その規模は日本円で約4000億円にのぼる。今回の円借款の主な使用用途は、環境、農業、内陸開発に傾斜配分されている。環境への配分は、主に環境モデル都市の建設に主眼が置かれているため、貧困地域、未開の地域に対するの開発援助ではない。現に中国の中でも比較的豊かな大連がモデル都市に指定されている。対中援助反対派のなかには、沿海地区はもはや「発展途上国」とは言えないので、このような地域に援助を行なっている現状に不満を抱いている人もいるかもしれない。しかし、大連と言えば多くの日本人企業が進出している地域であり、日本人のためでもある。このあたりは判断が難しい。その他は基本的にインフラ建設が中心である。ダム、上下水道の建設、交通網の整備などに資金が用いられている。基本的には、発展地域には工業化に伴う弊害を緩和させるような施設、例えば汚水処理場等が建設され、内陸部には新たにインフラ建設を行なうというのが現在の円借款の用途になっている。

 現在政府レベルでの開発援助にはさまざまな議論がとびかっているが、民間レベルの援助は非常に活発になっている。最近は「BOT方式」という方法が行なわれている。これは外資企業がインフラ建設を行い、それを外資が運営後に中国側に譲渡するという方式である。そして、中国政府はこのBOT方式を採用する企業にはさらなる税制面等において、さらなる優遇政策を設けている。これもすべては来年度より本格的に始まる西部大開発のためであると言える。今中国の内陸はは外資を必要としているからだ

 客観的に見た場合、このBOT方式が今後主流になると考えられる。企業が独自にインフラ開発することができれば、その企業にとって、これ以上の武器はないだろう。この西部大開発のなかで、メーカーにしろ商社にしろ、流通を確立させるのが中国事業での急務だからである。


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