西部大開発の中で、外資による固定資産投資の増加を望んでいる中国が今後採用していくのが、BOT方式とTOT方式である
- BOT方式
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BOTはBUILD−OPERATE−TRANSFERの略語で、即ち「建設ー経営ー引き渡し」である。典型的なBOT方式は政府が私営部門(中国では外商投資企業と現れる)のプロジェクト会社と契約を締結してプロジェクト会社側から資金を調達し、インフラ整備に従事することである。その会社は協議の期間内、このインフラ施設を保有したり、運営したり、維持保護したりし、そして利用費或はサービス料金を徴収することによって資金を回収しかつ合理的な利潤を獲得する。協議の期限が切れた後、この施設の所有権は無償に政府に引き渡すことになる。BOT方式は主に有料道路、発電所、鉄道、廃水処理施設及び都市地下鉄などインフラプロジェクトに利用される。
- TOT方式
- TOTはTRANSFER−OPERATE−TRANSFERの略語で、即ち「引き渡しー経営ー引き渡し」である。TOT方式は契約に従ってプロジェクトを引き受ける部門、即ち中国側の部門は完工し、運営を始めたプロジェクトの施設、例えば道路や発電所などを外国業者に引き渡し、経営させる。経営者は当該プロジェクトの未来幾かの年間内における現金流通量により一回で中国側に払い込み、そして経営期間内にそのプロジェクトを使用するものに対し、合理的な利用費、サービス料金及びその他の費用を徴収する。経営期限が切れた後、外商は再びその施設を中国側に引き渡す。
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