※日本語訳は三潴先生の授業に準拠しています。
<平成12年度一学期第2回>
レベル2
@企业的人才固然重要,但最重要的是人才机制。
A四川出了邓小平,家乡人引以为荣。
B人才的重要性越来越被人们所认识。
C谁都有老的时候,父母的今天就是我们自己的明天。
<レベル2の日訳>
@企業の人材はもとより重要であるが、しかし最も重要なのは人材のメカニズムである。
A四川にケ小平という人が現れた。ふるさとの人はそのことを誇りに思っている。
B人材の重要性はますます人々に認識されている。
C誰でも老いる時がある。父母の今日は私たち自分の明日である。
《レベル2のポイント》
@“固然〜,但・・・。”「もとより〜であるが、・・・だ。」
A“为荣”「誇りとする」 “〜,引以为荣。”の形でよく使われ、「〜を誇りに思う。」
B“被〜所V”“为〜所V”「〜によってVされる。」“所”は省略も可
レベル4
@当前林业的发展还面着不少困难,还有很多深层次的矛盾需要解决。
A二十年前开始的改革开放使商品经济渗入人们生活,使中国社会发生了深刻变化。
B晚稻是浙江城乡居民的主要口粮,随着生活水平的提高,人们对稻米品质的要求越来越高。
<レベル4の日訳>
@ 当面林業の発展は多くの困難に直面している。なおまだたくさんの解決しなければならない根の深い矛盾がある。
A20年前に始まった改革開放は商品経済をして人々の生活に浸透し、その結果中国社会に深い変化が起きた。
B 晩稲は浙江の都市やむらの主食であり,生活レベルの向上に伴い、人々の米の品質に対する要求はますます高くなっている。
《レベル4のポイント》
@有+名詞n+動詞 “有矛盾需要解決”後ろから、「解決しなければならない矛盾がある。」と訳す。 “有事要做”も同じ文型
A“使”は、「せる」「させる」と訳すのではなく、「・・・したことによって(の結果)、する。」という、因果関係で訳すことも覚えよう。ここでは、「改革開放によって変化が生じた。」と訳す。 日本語の「深刻」は悪い意味、中国語は逆に良い意味、「深い意味での変化」と訳すとよいだろう。
B “提高(V)水平(O)”も決まった組み合わせ。
レベル6
@四川省针对有电送不出、有电用不上的供电“肠梗阻”现象,决定从1998年至2000年3年间的投资103亿元,进行大规模城乡电网改造工程。
A14日,2002年世界杯足球赛组委会推出最新的宣传海报,海报由冲开瓶盖喷涌而出的香兵和大小不同的足球图案组成。
<レベル6の日訳>
@ 四川省は、電気があっても送電できず、利用できない電気供給の腸閉塞現象に対して、1998年から2000年までの3年間103億元を投資し、大規模な都市農村電力供給網改造プロジェクトを行うことを決定した。
A2月14日2002年サッカーワールドカップ組織委員会は最新の宣伝ポスターを発行した。ポスターは栓を抜けられ勢い良く噴出するシャンパンと大小不ぞろいなサッカーボールの図案によって構成されている。
《レベル6のポイント》
@“进行”は2文字の動詞である。このようなの動詞は、やはり2文字の目的語をとることが多いということを覚えておこう。たまに例外があるから厄介。
A“由…组成”「・・・によって組み合わさる、成る。」
《その他のレベルのポイント》
レベル3
@中国語の難しいところ、“集体”は「集団」と訳し“集团”は「グループ(グループ企業)」と訳す。三菱グループは「三菱集団」である。ここでの“集体”は「集団所有制」のこと
A“>国内生产总值”「GDP」、「GDP」と「GNP」の違いは当然わかるよね?
レベル5
@“鉴于〜”「〜に鑑みて」
A“质量”「質」と「量」ではなく、「質」のこと
【四川人の開黄槍】
“開黄槍”とは四川方言で「知ったかぶり」という意味
レベル3と5に“海尓集団”とある。今回はこの「海爾グループ」を中心とした、家電産業について説明する。
中国の超メジャーな家電メーカーは以下の通り
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中国の代表的家電メーカー
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企業
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本拠地
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製品
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長虹グループ
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四川綿陽
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カラーテレビ等
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康佳グループ
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広東深圳
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カラーテレビ等
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海爾グループ
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山東青島
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洗濯機、エアコン等
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これらのメーカーが日本で言う「Sony」や「松下」にあたる。最低これくらいは頭に入れておこう
もしかしたら、中国の製品だから、品質に問題があるのではと考える人もいるかもしれない。たしかに中国の自動車業界等は品質の面で海外の企業に太刀打ちできないのが現実だ。しかし、中国の家電産業は早いうちから、日本の松下等の超一流企業と技術交流をすすめ、かなりすぐれた製品を製造している。康佳(KONKA)などは、積極的に製品を海外に輸出している。
レベル3の文章にもあるが、これらの企業は、ほんの15年ほど前までは、誰も注目しない小さな工場にすぎなかった。しかし、改革開放中国の下、多くの企業が倒産するなかで、独自の経営戦略によって、今日の地位を築いた新興企業と言える。現在これらの企業は世界企業「フォーチューン500強」入りをめざしている。