レベル必勝講座・解答編

※日本語訳は三潴先生の授業に準拠しています。

＜平成12年度一学期第1回＞

レベル２

�@很多农民把钱投入房屋建设。

�A我们对祖国的光明前景充满信心。

�B海南岛和昆明两条线的出游价格已差不多翻了一番。

�C如今的年轻人虽然不少，但老年人�揄ﾁ得更快。

＜レベル２の日訳＞

�@　多くの農民は、お金を家屋の建設に投入する。

�A　我々は祖国の輝かしい未来に対して、自信に満ち溢れている。

�B　海南島と昆明の２つのコースの観光価格は、すでにほぼ二倍になった。

�C　今の若者は数としては少なくないけれど、しかし年寄りの増加はもっと速い。

《レベル２のポイント》

�@“把”を使った構文。

�A“对ｎV…”　「ｎに対してＶをする。」

�B“翻一番”>は2倍。“翻”は２倍という意味、マージャンのあれだ。“翻两番”なら4倍という意味である

�C“虽然A，但B”　「ＡだけれどもＢだ。」逆説譲歩構文、時に“虽然”が省略される。

レベル４

�@由于各国综合国力、产业结构和竞争力不同，各国从经济全球化过程中得到的利益是不同的。

�A近年来，外商投资企业在我国的对外贸易中作用日益显著，进出口额保持较快的��长速度。

�B按照北方的传统，徐有芳往饺子里包了几个硬币，笑呵呵地说；“谁吃到谁有福呀！”

＜レベル４の日訳＞

�@　各国の総合的国力、産業構造および競争力は違うので、各国が経済のグローバル化から売る利益は異なる。

�A　近年、外資企業の、わが国の対外貿易における役割は、日増しに顕著になっており、輸出入の額は比較的に速いスピードを保っている。

�B　北方の伝統に従って、徐有芳さんは、餃子のなかにいくつかのコインを入れて、笑って言った。「それを食べた人には福がある。」

《レベル4のポイント》

�@“由于…”　原因を表す。「・・・によって、」　“结构”「構造」と訳す。

�A最重要構文、下の【四川人の開黄槍】を参照にすべし

�B“谁>A谁B。”（ＡＢは動詞）　「Ａした人は、誰でもＢだ。」が直訳。訳すときは「Ａした人は、Ｂだ。」と訳す。他の疑問詞も同様。

　例　　你去哪儿，我就去哪儿。　　訳「あなたの行くところに私は行く。」

“按照”は「・・・によると」「・・・に従い」

レベル６

�@据省旅游局介绍：预计今年来福建的旅客将突破100万人，比去年�揄ﾁ至少两成，有望成为福建历史上春节旅游人数最多的一年。

�A由于生活方式和环境的变化，我们有些亲人可能在外地居住、工作、求学或旅游，要所有的家庭成员聚首一堂，实在不容易。

＜レベル６の日訳＞

�@　省観光局は次のように紹介している。今年福建省を訪れる旅行客数は100万人を突破し、去年と比べても少なくとも二割増になると予測され、福建省史上旧正月旅行客数が最大の一年になる期待が持てるであろう。

�A　生活方式と環境の変化によって、我々の家族の何人かは、別の場所で居住し、仕事し、勉強し、旅行をしているかもしれない。あらゆる家庭メンバーが一堂に集まろうとすることは、本当に難しいことだ。

《レベル６のポイント》

�@“据…”「・・・によると。」　“将”は未来を表す。「・・・だろう。」　数詞＋“成”は、何割引きの「何割」、“两成”だから、「2割」

�A“成员”は「メンバー」

《>その他のレベルのポイント》

レベル１

�C“一股”で悩んだ人も多いと思う。これは量詞である。つまり英語で言う「ａ」、英語と同じで、この場合は、わざわざ「ひとつの」と訳さない。

レベル３

　�A“一系列”は「一連の」と訳す。　動詞“采取”と目的語“措施”は決まった組み合わせ、“采取措施”で覚えよう。ＨＳＫに出るぞ。

レベル５

�B中国語の“近日”は過去、未来ともに使える。日本語の「近日」は未来のみ、ここでは当然過去。だいたい三潴先生みたいないやらしい人は、過去の意味を聞いてくるにきまってる！

【四川人の開黄槍】

※開黄槍とは四川方言で知ったかぶりという意味である。

　今回のレベルの最難関、最重要構文はレベル４の�Aである。まずはこの文の構造を見てみよう。ひと目でＳＶＯがわかるかな？

　まずは、主語Ｓ：　外商投企业在我国的对外贸易中作用　

　　　　　動詞Ｖ：显著

と、このようになっているが、中心の主語は“作用”である。つまり、“外商”から“中”までは“作用”に掛かる修飾語というわけだ。なぜそうなるか？

曲者なのは“在”だ。ちなみに“作用”は「役割」と訳す。さらに“作用”の前に“的”が隠れている。ここの日本語訳は

�@「外資企業の、わが国の対外貿易における役割」と訳す。

あるいは、�A「わが国における外資企業の役割」と訳してもよいだろう。

＜誤った例＞

　�B「外資企業のわが国の対外貿易における役割」

さてここで問題、�@と�Bはどこが違うか？

この文章が言いたいのは「外資企業の役割」であって、「わが国の役割」ではない。�Aの文では、これがはっきりしている。�@の文では句点を用いることによって「わが国」以下が役割に掛かるのがわかる。しかし�Bの文では、「ＡのＢの役割」なっているため、外資企業の役割なのか、わが国の役割なのかわからない。

このような場合、一番無難なのは“在…（的）”を先に訳す。このような文章はだいたい

　　「名詞１＋在＋文の要素＋的＋名詞２」という構造をとり、名詞２が中心の主語である。在から的までが長い場合は特に注意。

 

どうでしょうか？わかりましたか？とにかく、この構文は丸暗記する必要があると言える。テストでも、最頻出問題である。詳しくは、テキストｐ１２の8番まで、絶対に復習するように。三潴先生には、テキストの問題を参考にしろと言われたのですが、パソコンの調子が悪くて、中国語が打ち込めなくなってしまいました。まことに申し訳ありません。でも、必ず見るように。これがわかればレベルなんてちょろい！

以上、第１回レベルでした。