レベル必勝講座・解答編

日本語訳は三潴先生の授業に準拠しています

<平成12年度1学期第12回>>

レベル6

@事实已经并将进一步证明:与祖国分离的台湾根本没有能力抗御太平洋上的惊涛骇浪,而最终只会沦为列强的殖民地域大国的势力范围。

A我们在印尼访问时间不长,但无论在什么地方,都能感受到印尼人民希望了解中国、加强与中国的交流、推动两国友好合作不断发展的愿望。>

<レベル6の日訳>

@事実はすでに、また、よりいっそう次のことを証明するだろう。祖国と分離した台湾は、全く太平洋の荒波に抵抗する能力がなく、そして、最終的には、ただ列強の植民地、或いは大国の勢力範囲に落ちぶれてしまうだろう。

A我々がインドネシアを訪問した時間は短かったが、どこでも、インドネシアの人民が中国を理解し、中国との交流を強化し、両国の友好協力を推進して絶え間なく発展させるという願望を感じた。

《レベル6のポイント》

@“已经”と“将进一步”を“并”で結び、後の共通の動詞“证明”にかかっている。“惊涛骇浪”は非常に危険なこと。 “根本没有〜”「〜が全くない」“会”は「〜できる」ではなく、可能性。

A“无论什么〜都…”「〜にかかわらず皆…である」 “加强”“不断”は日訳する時漢字に注意、「強化」、「絶えず」。(「強加」、「断えず」と書きやすい)

     

レベル8

@赤峰红烨公司是内蒙古自治区“八五”期间重点项目,1995年试生产时由于货款建厂等诸多因素影响,加上东南亚金融风波导致国内外锌金属价格暴跌,使本来步履艰难的冶炼厂雪上加霜。

A1997年12月,在欧美舆论追求瑞士在二战中与纳粹コ国进行不道コ的黄金交易的高潮中,英国外相库克发起了一次国际会议,探求当年的历史真相,讨论如何纠正这一历史的不公正。

<レベル8の日訳>

@峰紅Y社は内蒙古自治区の第8次5カ年計画期間中の重点プロジェクトである。1995年にテスト生産した時、借金で工場を建てた等の諸々の要素による影響によって、さらに加えて、東南アジアの金融危機が国内外の亜鉛の価格の暴落を引き起こしたことによって、その結果、本来歩みが困難な精錬工場を、いっそう困難にした。

A1997年12月、欧米の世論が、スイスが第二次世界大戦中に、ナチスドイツと、非道徳的な金の取引を行ったことを追求する高まりの中で、イギリスのクック外相は国際会議を提唱し、当時の歴史の真相を探求し、いかにして、この歴史の不正を正すかを討論した。

《レベル8のポイント》

@“八五”「第8次5ヵ年計画」。1991〜1995。 “使”は使役ではなく「その結果〜」。 “步履艰难”、“步履维艰”「足元がおぼつかない」 “雪上加霜”「泣きっ面に蜂」だが、前後関係から上手に訳そう。

A“如何”は口語の“怎么”「いかにして」。

 

レベル10

@江泽民对以金正日为首的朝鲜劳动党领导朝鲜人民发扬艰苦奋斗、自力更生精神,在建设自己国家中所取得的成就表示高兴并衷心祝愿朝鲜在经济建设、对外关系和实现国家统一等各方面取得新的更大成就。

A2006年进口轿车关税会从目前的80%至100%降为25%,进口汽车配件的平均关税会降到10%――这意味着外国车商在中国国内组装一台有可能比国产轿车便宜――如果中国今年顺利加入世贸组织的话。

<レベル10の日訳>

@江沢民は、金正日をトップとする朝鮮労働党が、朝鮮人民を指導し、困難に立ち向かうこと、自力更生の精神を発揚し、自国の建設の中で得た成果に対して喜びを示し、さらに、朝鮮が経済建設、対外関係と国家統一実現等の各方面において、新しい更なる大きな成果を得ることを心から願っている。

A2006年に、輸入自動車の関税は現在の80〜100%から、25%まで下がることになり、輸入自動車部品の平均関税は10%まで下がることになる。これは外国の自動車メーカーが中国国内で組み立てた自動車は、国産自動車と比べて安い可能性があることを意味している。ただし、中国が、今年、WYOに順調に加盟すればの話である。

《レベル10のポイント》

@“以〜为首”「〜をトップとする」。 “发扬〜精神”「〜の精神を発揮する」

A“降到〜”「〜まで下がる」。“降〜”「〜下がる」。違いに注意。

 

【四川人の開黄槍】

中国の政治

 現在、中国の政治は共産党の一統独裁政治である。国のトップ、国家主席presidentは江沢民であるが、江沢民、李鵬(保守派)、朱鎔基(改革に積極派)によるトロイカ体制によって運営されている。江沢民は、共産党主席であり、軍を抑え、李鵬は、日本の国会にあたる全人代の委員長を務め、朱鎔基は首相である。ここまでが共産党のトップ3以下、李瑞環、胡錦涛と続く。李瑞環は、政治協商会議主席、胡錦涛は、国家副主席であり、若手のホープであり、次期主席と目されている。さてここで問題。あまり重要ではないが、江沢民の前の国家主席は誰でしょう?趙紫陽ではないよ、ケ小平でもない。答えは、軍の長老楊尚昆(98年逝去)。ではそのさらに前は?答えは李先念。ちょっとした四川人の意地悪な問題でした。この辺の主席は、現在の国家主席とは意味合いが異なる。

 この体制が十五全大会以降の、第三世代の中国首脳の顔ぶれである。とりあえずこの体制で2002年の十六全大会まで運営されていくことになる。ちなみに、共産党中央委員全体会議は5年ごとに行われ、重要な政策が決められる。先の十五全大会では朱鎔基の首相就任、国有企業改革のさらなる加速が決定され、十四全大会では、社会主義市場経済体制の開始が決められた。そして注目の十六全大会、なんと言っても、政権交代はどうなるかである。ここで、江沢民は主席のポストから降りるはずだ。いや、そうでなければ独裁者のレッテルを張られることになるだろう。


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