倚天屠竜記



内容紹介

 射雕三部作の最後。時は元の時代、『神雕侠侶』からは100年が経っていた。主人公周芷若は張無忌の幼なじみだったが、峨嵋派に身を寄せてから、別れ離れになっていた。

 時は経て、周芷若は再び張無忌と再会した。途中師匠の命令で張無忌を刺してしまうこともあったが、ついに再会することができた。やがて師匠の遺言で峨嵋派のボスにもなった。

しかし、こともあろうに張無忌の周りには趙敏、小昭、殷離という三人の女がいた。当然張無忌に想いを寄せる周芷若の嫉妬の炎は燃え上がる。やがて小昭は去ったが、まだ趙敏、殷離という二人がいた。周芷若は殷離を暗殺し、その罪を趙敏になすりつけた上で追放した。

そしてついに周芷若は張無忌を手に入れたかに思えた。しかし、婚礼を挙げるその日、二人の前にはまたしても趙敏が現れた・・・

そして周芷若は・・・

登場人物紹介



張無忌とは幼なじみ。峨嵋派の弟子だったが、前頭領の遺言で、峨嵋派のボスとなる。一見温厚そうだが、目的のためには手段を選ばない!もしかして女岳不群?彼女いてこその『倚天屠竜記』です。

元の汝陽王の娘。実は武術オタクで、武術の達人を誘拐してきては、実演させ、その奥義を自分のものにしている。男装が趣味(?)らしい。

明教の召使で、のちに張無忌に仕えるが、その生い立ちは・・・ 彼女の母親は実は・・・
 また、聞くところによると、四人のなかでは読者支持率bPらしい・・・

蛛児とも言う。張無忌の母親の兄の娘(つまり従兄妹)。父の妾を殺して逃亡し、金花婆婆と共に行動するはめになる。幼い子供が人を殺すのって・・・いいんかい?

人間関係図


★張無忌を巡る人間関係は以下の通りです。

とにかく、この張無忌を巡る争いは凄まじいです。



★途中、紀暁芙を巡る争いもありました。

 
 もともと紀暁芙(峨嵋派)と殷梨亭(武当派)は婚約者でしたが、そこに現れた楊逍(明教)が紀暁芙を奪ってしまいました。紀暁芙を忘れられない殷梨亭は、紀暁芙の娘、不悔を妻としました。

個人的な感想

 個人的には射雕三部作のなかで、この作品が一番好きです。巷では、『神雕侠侶』が武侠小説最高のラブストーリーと言われているが、恋愛という点を見る限りでは、こっちのほうが人間関係がドロドロ、裏切りの連続なので、ずっと面白いと思う。それもすべて、強烈な個性を持ったヒロインたちのおかげである。 この作品も例のごとく主人公の個性がそれほど強烈ではない。しかしヒロインが十分すぎるほど魅力的である。ストーリーとキャラクターの両方が楽しめる作品だろう。

 倚天剣、屠竜刀を手にしたものは覇者になれるという話は、『笑傲江湖』の『僻邪剣譜』に通じるところがある。殷素素と趙敏を足して2で割ると、やはりこれも『笑傲江湖』の任盈盈になるような気もする。『笑傲江湖』の日月神教にしても、明教の「明」を日と月に分けたものである。共通点はかなり多い。
 
もっとも執筆順序はこっちが先である。

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