神雕侠侶

主演

任賢斉:(楊過) 呉倩蓮:(小龍女)

 記念すべき四川人が初めて見た金曜のテレビドラマである。しかし、いろんな人にこのドラマの聞いてみたが、この『神雕侠侶』は数ある『神雕侠侶』の中でも駄作という人がほとんどだった。このドラマを見た当時は、他の『神雕侠侶』を見たことがなかったのでわからなかったが、なるほどと思う点は多い。まず、原作に登場する人物で、登場しない人物が多すぎる。東邪・黄薬師、南帝・一灯大師、老頑童・周伯通などの主要キャラが出てこないほか、程英が剣豪(?)として登場したり、欧陽峰、洪七公が最後のほうまで死なずに生きている。また欧陽峰が周伯通がいないぶんの役割を兼ねているようにも見える。脇役こそが面白い金庸小説にあって、脇役の数を減らしたのは失敗といわざるを得ないだろう。  

『神雕侠侶』は『射雕英雄伝』の続編なので、やはり『射雕英雄伝』を先に見ておいたほうが理解しやすいだろう。ただこの『神雕侠侶』は『射雕英雄伝』を見ていない人でも理解できるように作ってあるとも言える。つまりそれだけ『射雕英雄伝』と関係ない話が付け足されているということだが・・・  

まあたくさんある任賢斉武侠もののひとつである。任賢斉の武侠ドラマで原作に沿ったドラマは見たことがない!  

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