孫用椅子
孫も生後8ヶ月を過ぎ一人でお座りが出来るようになって来ましたので、そろそろ椅子が必要では!?
との独断と偏見から、作成することにしました。作成にあたり、曲線を多用したスタイルで且つ幅89mm
SPF材で(幅広のSPF在庫0が本音)を基本として作成に入りました。
先ずボール紙を幅89mmに切断しその上にスタイル
を書きます。一番悩んだのが座板までの高さですが
HPを徘徊して得たデータは170〜180位のようです。
多少 長く使用出切るよう200に設定いたしました。
椅子は左右対称ですので2枚重ねネジ留めを行い
ますが、バンドソーで切断しますので、切り落とし
ても残る位置に最低2本のネジ打ちます。
これがバンドソーで切り抜いた状態の脚部です。
中央にまだネジが2本残っていますが、研磨後
ネジをとります。
ホスナービット等で角にRを付け全部材が揃いま
した。完成写真とは一点不足の部材がありました。
完成してきずいたのが座面と背もたれの板の間隔
が有り過ぎたのでした。
脚部と座面はビスケット、肘掛部分は細いため
タボで接着してあります。座面板は追い入れで
多少勾配をつけました。背もたれ板はホゾ組で
行いました。
塗装前の完成写真です。追加した背板は完成後でした
のでネジ留埋木を施しました。模様がないので大小の
穴を開け、アクセントをつけたつもりです??
何時もですと油性ウレタンニスで仕上げてしまう
のですが可愛い孫には無公害の塗装を施したく
また HPを徘徊して発見したのがシェラックと
ゆうもので化粧品・薬等にも使用されているらし
い  即 これに決定し購入しました。
一番上が オレンジシェラック、ブロンズシェラック
下が蜜蝋です。購入はここです。
使い方は無水エタノール99%以上で溶かすのが
良いようですが手元に有った95%で溶かしました。
100ccのエタノールに対し12gのシェラックを混ぜた
ものを1カットと呼ぶそうです。初心者は1カットから
とありましたので、1カットの塗料を作成しました。
ビニールは蓋とビンが塗装材で固定され蓋が開かなく
成るのを防止する為です。
塗装後の姿です。塗り方はニスより難しい感じ
がしました。
乾燥が早いため斑がでますが、エタノールを漬
け数回斑の処をなぞると斑点がスート消えます。
今回は乾燥時間が1時間弱ですみますので、塗装5
回、その都度400番でサンデングをしたのが、左の
写真です。非常にシットリ感と木の温もりは残って
います。初めての経験でしたが、好きになりそうです。
ただ シェラックはアルコールに弱く(当然ですね
エタノールで溶解しているのですから)酒器、テーブル
には不向きのようです。
後日孫に座らせましたが、前にのめりそうで風呂敷で
シートベルト代わりに縛りつけ着席してもらいました。