面会の制限を行うようになった理由…

多くの大学病院や総合病院などで母児別室の場合、面会室を別途に設置している場合を除いては、院内感染の予防のために、面会については時間、面会者を制限する場合が多い様に思います。また母児同室であっても面会時間は、新生児室に赤ちゃんを預かる病院や、子供は病棟に入れない病院もあります。ところが、分娩は一般に病気の治療での入院とは違い、おめでた≠ナあり健康なんだから別に面会制限などしなくてもいいじゃないか≠ニ思われてしまいます。
当クリニックは面会については、お母さんの疲労回復、赤ちゃんの授乳の妨げにならない程度なら、あまり厳しい制限すること無く面会の方に対応させて頂いておりましたが、分娩される患者さんが増えるにつれて様々な問題が生じるようになりました。

例…

患者さんからわざわざ面会に来て頂いた方を断りにくいので、クリニックのほうで断って欲しい…≠ニお願いされるケースもありました。クリニックとして全ての患者さんの希望をかなえる様に、患者さんに対しての十分な医療サービスを提供する様に努力してきましたが、…実際には、それぞれの患者さんの御希望は同一でない場合があります。
母児同室を原則としていること、授乳室、面会室を設置していないことなどから、今回やむおえず面会の制限をさせて頂くようになりました。御面会の方々には御迷惑をおかけするかと思いますが、皆さんの御理解と御協力を頂きたいと思います。私たちは、お母さんが赤ちゃんと少しでも多くの時間を向き合って過ごすことで、子育てに自信を持って退院して欲しいと願っています。

なお、従来どおり、ご主人、ご両親(祖父母)、赤ちゃんのご兄弟の面会は制限はありませんし、特に分娩直後の場合には深夜でも面会可能です。

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