Roland VS-1824CD

これまでメインMTRとして使用してきたVS-840の上位機種であるVS-1824CD。840と比較して優れている点としては、1.10GBハードディスク内臓。2.トラック数の多さ。3.CD-RWドライブ内臓、というのが挙げられる。これまでは記憶媒体としてZIPを使用してきたが、やはり100MBでは、楽曲の録音中に容量不足が発生することがあった。しかし、ハードディスクを内臓することで、容量不足の問題も解決し、かつ楽曲毎にZIPディスクを管理する必要も無くなったのである。トラック数が多い最大のメリットとしては、最終ミックスダウンの直前まで、各パートのバランスを生かした状態で保持できることだろう。ミックスの途中で、特定パートの音量やエフェクトを個別に微調整できる。さらにCD-RWドライブ内臓により、データ管理だけでなく、楽曲のマスター音源CD作成においても効率的な作業が可能となる。840と比較すると、サイズも重量も大きくなるが、持ち運びも可能な範囲であり、専用ケースも付属していた為、スタジオでのレコーディングで持参するなど、特に不便さを感じることも無い。操作性については、基本的にはVSシリーズの機種であるため、それほど違和感を感じることも無かったが、やはり840よりも機能が格段に充実している為、より複雑な操作が要求される。特にエフェクト系は、当然840よりもプリセットが多く、各楽曲に合わせた細かいエフェクト処理が可能になった。なお840はライブでのバッキング再生用など、レコーディング以外での用途がメインとなるか、または状況に応じて1824にカスケード接続するか、もちろんミキサーとしての使用にも十分に耐えうる。いずれにせよ、1824は840の意思を受け継ぎ、今後のレコーディングにおける最重要機材となる。