New:2004/01/04

  

●追加メーターの取付(油温計、水温計)とラジエータ強化ホース装着    装着:2003/06,2003/12 

注:本ページでは作者の作業について掲載していますが、全ての人にお勧めするわけではありません。危険も伴いますので、作業はあなた自身の責任において実施してください。事故等が生じても作者はその責任を負いません。(←一応、お約束ですので...)

  

◆追加メーターを購入、装着する 

 スポーツ走行の機会が増えてきたことから、エンジンの状態管理を目的とした視覚情報取得のために、追加メーターの装着を行いました。今回装着したのは、油温計、水温計(各大森メーター製電子式)です。本ページには同時に記載していますが、実際の装着は先に油温計を装着(2003年06月)し、後に水温計を装着(2003年12月)と、約半年の間隔を空けての事になりました。

 

●製品選択

 購入先は、よく利用する有名通販店で、メーター単体では一個当たり1万円を大きく割る安値で入手しています。ネットオークションで追加メーターを検索してみても、中古で程度も良いとは言えない品物にそれよりも高い金額が提示されていたりしますが、特殊な事情でも無い限りは新品を買う方が色々な面でリスクが少ないと言えるかと思います。

 レガシィへの追加メーターというと、Defi(日本精機)製のlink式メーターのユーザーが目立つように思いますが、

・オーディオのDINサイズ一段分に収納するため、φ46の製品を選択したい
・BFM(ブラックフェイスメーター)方式の物は、日射によっては瞬時の読み取りがしにくい
・コストを安価に抑えたい

等の理由から、今までに使用経験のある大森メーターの製品を選択しました。DINサイズに収納するDefi製品(DIN-Gauge)も有るようですが、定価55,000円、通販価格39,000円程度と高価(ワタシの感覚では)なので、候補対象外。

表示方式については、アナログ式以外にディジタル式で複数種温度の取得と表示が可能な製品もありますが、個人的な趣味で、瞬間的な視認ではアナログの針位置で見る方が感覚的に馴染み易いので、昔ながらのアナログ表示式を選択。

 

よって、大森メーター製のBZシリーズの中から「φ45電子式油温計EH-015-BZ」と「φ45電子式水温計(EH-012-BZ)」を選択しました。

 

 


◆油温センサーの取付  

(注:このような部品の付加に際しては、少なからずリスクを伴いますので、事前の調査等により作業の可否を、各自判断してください)

 まず、油温計を2003年6月に装着しました。装着にあたり、センサー取付位置と方法は、「調布市のKAZさん」のHPを参考にさせていただき、オイルポンプの盲栓を利用する方法(*1)を選択しました。(これは個人の判断により各自の責任において実施)

(*1)一部の市販メーター製品で、油圧センサーをオイルポンプ部に装着する方法ではセンサー破損による障害事例が報告されています。油圧センサーの取付に関しては、他の位置への装着を考慮してください。

 

(1)油温センサー装着位置

 

(2)盲栓の置換(市販品を利用)

市販のアタッチメントプラグ(φ20×P1.5mmでセンサー取付部は1/8pt)を購入して装着しました。購入価格は約900円ほど。

(左側のアタッチメント中心孔にセンサー装着します)

 

(3)油温センサーケーブルの熱害対策

 (市販の耐熱クロスで保護)

 

(4)センサー延長ケーブルの引き込み

エンジン上部に引き出し、干渉等を考慮の上、未使用のグロメットを利用して車内へ引き込みます。大森メーター付属のケーブル使用で不足はありませんでした。


◆水温センサー取付

 

水温計センサー取付にあたっては、ラジエータアッパーホースを切断して、取り出し用ジョイントを割り入れる方法としました。そのために、大森メーター製「水温計ジョイント(黄) P-175 φ38」を同時に購入して装着しました。
 この
ジョイントについては、ホース挿入部両端の形状に注意が必要で、ディーラーのサービス担当者談では、“端部に肉の盛り上がりがない製品”の装着車が水漏れを起こしていた事例があったとの事。購入時には注意が必要のようです。

 

(1)水温計ジョイントの装着

今回は、登録から間もなく6年目を迎えることもあり、新品のホース(スバル純正部品)を購入して中間を切断してジョイントを割り入れた上で交換をを行いました。(ホース交換にあたっては、LLCを抜く作業が必要になりますがここでは割愛します)


 その際の失敗談ですが、ジョイントには水温センサーを装着するためにT字になっており、その首の部分の逃げを切り欠くように説明書に指示があります。その切り欠き位置を誤ってしまい、車体への装着後に不備が発覚し(^_^;)、再度切り込みを追加しました。結果的に、見た目に汚く、若干の不安も残る仕上がりになってしまったのが反省点。
 実質的な締め付けには致命的な問題ではないと考えていますが、事後の経過を観察しもし漏れが出るようであれば対策することにします。

(切り欠きに失敗)

(2)ロアホースを強化品に交換

今回はLLCも交換しましたので、そのついでにラジエータロアホースも新品に交換しました。こちらはスバル純正部品ではなく、CUSCO製の強化ホース(GDBインプレッサ用で品番は「667 036 A」)です。

 

(3)水温センサー延長ケーブルの引き込み

既述の油温センサーと同様に、エンジン上部に引き出し、干渉等を考慮の上、未使用のグロメットを利用して車内へ引き込みます。こちらも大森メーター付属のケーブル使用で不足はありませんでした。

 

 


◆メーター本体の装着

 こちらはセンターコンソールをばらして空調コントロールユニットの下の段を使用しています。この際、やはり大森メーター製の取付ユニット(φ45用DINサイズパネル P-107)を利用しています。装着に際しては、特に困難な点は有りませんので、オーディオヘッドユニット交換が出来る方ならまず問題はないかと思います。

 メーターへの配線は、付属のハーネスで簡単に行えます。車体側から取得するのは、+12V、GND、イルミネーションの3種ですが、BH5レガシィではサービスコネクタで賄えます。 

 

 

(左が油温計、真ん中が水温計、右は空いたまま(^_^;))

 今回選択した製品にはピークホールド、記録機能が無いので、瞬時の読み取り判断のため、昔ながらの小細工?をしてあります。(上の画像からご判断ください(^_^))


◆メーター装着により取得できる情報

 

まだ暫定ですが、現在までの温度データ(参考)は以下の通りです。 

●油温について

一般道走行(軽い渋滞路含む)

高速道路走行(定常走行メイン) 

ミニサーキット走行

(1)夏期(外気温30℃前後)

90℃〜100℃

100℃〜110℃弱

115℃〜128℃付近

(2)冬期(外気温0〜10℃)

90℃前後

85℃〜90℃

110℃〜120℃弱

●水温について

一般道走行(軽い渋滞路含む)

高速道路走行(定常走行メイン)

ミニサーキット走行

(1)夏期(外気温30℃前後)

データなし

データなし

データなし

(2)冬期(外気温0〜10℃)

80℃〜90℃

70℃〜80℃

データなし

 

  


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