2004年台風18号による大停電
2004年9月7日朝 強い勢力を保ったまま九州の長崎に上陸。
その後山口県の日本海側を通過し、山口県内全域が暴風域に。
前回上陸した16号は雨台風でしたが、今回のは風台風。
雨はさほどでも無いのですが、風が凄い。93年の19号台風なみの暴風。
幸い自宅には大した影響は出なかったのですが、近所の築50年超の家は
瓦が飛びまくり、農業用の小屋はそのほとんどが全半壊しました。
暴風の最中、ついに停電。まぁこれだけ吹けばしょうがないよね、と最初は
簡単に考えていたのが地獄の始まり。
暴風が続いていたので1時間経っても2時間経っても復帰しない。
これはマズいかも?とりあえず落ち着いてオヤツの時間です。いやほんとに。
アイスクリームが溶け始めるのです!放置すると冷凍庫がベトベトになるので
少々無理しても処理しましょう。もったいないので(笑)
さて夕方になりました。暴風はおさまり、たまに強風が吹くぐらいです。
外に出て後片付け・・・は後回しにして夕飯の支度です。いやほんとに(笑)
なぜなら暗がりで調理するのは至難の業だし、冷凍食品が溶け始めます。
うちはプロパンガスなので火は確保できています。
水は台風前に確保してあったのでガスでご飯を炊きます。電気釜は使えません。
冷凍食品を調理して食します。
ローソクや懐中電灯、電池駆動ラジオは基本です。テレビがつかないので
ラジオで情報収集。明かりが必要なところでローソクで凌げるところは極力ローソクを使用。
電池が無くなっても店も停電で機能してない可能性があります。電池は節約の方向で。
風呂が済んだら寝ます(笑) だってする事ないし(笑) 夜更かししても明かり類が
消耗するだけです。
居間、風呂、便所はローソクですが、寝室だけは必ず懐中電灯にしましょう。
燃える物が多い上に、ウッカリ寝てしまうと火事の危険があります。
朝が来ました。まだ電気は点きません。生パンをかじります。コーヒーの湯もガス沸しです。
家の周りを点検して、問題なければ昼食の準備です。
食べる物は肉(笑) さすがに冷蔵庫の温度も上がってきたのでこれ以上放置する
わけにはいきません。もったいないので(笑)
火を通しておけばとりあえず昼〜夜は大丈夫です。
保存食であるカップラーメンやレトルト食品は最悪の事態を考慮して、出来るだけ
引き伸ばしましょう。
さて、家の周りの後片付けをするわけですが、過度にやってはいけません。
家に帰っても扇風機もクーラーも無いからです。軽く汗をかいたらすぐ止める事です。
熱中症気味になってもウチワと常温のお茶しかありませんよ!
うんざりしながら2日目の夜をローソクで迎えていたら、32時間ぶりに電気が復帰しました。
あぁ〜、電気って素晴らしい!(笑)
備えよう
■ローソクは基本中の基本。仏壇がある人は仏壇のを拝借すれば足りますが
アパート暮らしの人は購入しておきましょう。ここで注意しなければならないのが
奮発して災害用を買う事です。アロマなんとか用だと光度が全く足りません。
実際、結婚式の引き出物のローソクを使ってみましたが、ほとんど役に立ちませんでした。
ケーキに突き刺す小さいローソクは悪い冗談にしかなりません。
ついでにチャッカ○ンタイプのライターも。100円ライターだと点けにくい(熱い)ので。
■ラジオ
テレビが使えないので情報収集に使います。一人暮らしの人はイヤホン式でも
良いのですが、家族が居る場合はスピーカ式にしましょう。
最近は300円も出せば買えるので一人に一台あってもいいでしょう。
壊れた時の予備にもなりますし。
■懐中電灯
これも一人に一本+α分用意しておけば安心です。電池消費の少ないLEDタイプと
大光量タイプ、普通の型、ランタン型など色々揃えておけば大丈夫でしょう。
夜間に外出する事も考えて防水(滴)タイプも1本ほしいところです。

ランタン型 以前に100円ショップで購入 単三×2
普段は倉庫で使ってるので汚れが激しい(笑)
■電池
ラジオや電灯に使う物を予備で。買いに行っても店は停電してるし、開いてても
既に売り切れてる事も予想されるので日頃からストックしておいて、使ったら
買い足す癖を付けましょう。
最近は手動自家発電タイプもありますが、怪我人、病人が発生したらグルグル回してる
余裕が無いので予備としておきましょう。
■あったら良い物
レトルト食品 常にストックしておいて端から食べましょう。
あとフリカケか佃煮系の常温保存の出来る食品。缶詰も定番ではありますが、
冷飯と一緒に食せる物が良いですね。レンジでチンは出来ませんので。
バケツ類 停電しそうなら早めに水を確保しましょう。
ヘルメット 暴風中は外に出ないのが基本ですが、家が倒壊しそうなら逃げるべし。
黒電話 何の機能もない超シンプルな電話機を中古でもいいので用意しておきましょう。
高機能電話だと使えなかったという話。今つかっている電話機のACを抜いて、普通に
使えればそのままでOK
洗濯板 100円ショップでプラ製のが売ってます。水が出ないなら駄目ですが。
ケータイについて
通話は非常に電力を消費するのでメールが通じる相手には極力メールで。
相手が電池切れ寸前かもしれないし、必死に家を押さえてるかもしれないので。
緊急用バッテリや手回し発電機、車がある人は車から充電できるケーブルなどを
用意しましょう(今回、思い知らされました)
ケータイで撮影などは論外。記録したい場合はデジカメやビデオカメラを用意しましょう。
頻繁にやりとりせざるを得ない時は、定時連絡時間を決めてそれ以外は電源を切る等
消耗を防ぎましょう。近くの基地局がダウンしている場合、遠い基地局を探そうとして
待機電力を余計に消費するそうです。
(噂話)○コモは使えたが○ーダは使えなかったという話。○uは不明。私のは○コモなので普通に使えていました。
水について
うちは水道なので停電でも普通に出ていましたが、近所には自家井戸+ポンプな家もあり、
そういった家は停電すると水も即OUTです。ライフラインである電気、水、ガスの3つのうちの
2つが瞬時にダウンします。安心便利な電磁調理器を使ってたりしたらガスも無いので
全てダウンする事になり、避難所生活を余儀なくされます。
マンションやアパートも屋上の給水機まで水が上げられないので水は出ません。
テレビニュースでやっていましたが、給水車で水を貰って非常階段を使い自宅まで運ぶ。
二階三階なら気合いで何とかなりますが、それ以上となると絶望感が漂い始めます。
年寄りや女性の一人暮らしで、十階とかなら避難所に行った方が懸命でしょう。
水道が最強か?と言えばそうでもありません。当然のごとく川からの取水ポンプも
設備を動かす電気も無いので山頂のタンクが空になるとオシマイです。
自家発電で稼動させるでしょうが、通常のようには出ない事もあります。
実際断水のお知らせ広報車が走ってました。今回は断水する寸前に電気が復旧
したので完全な断水にはなりませんでしたが、停電がもう一日続いたら多分OUTでした。
総括
16号台風はいわゆる雨台風で水害寸前になって焦りましたが、今回の18号は風台風。
ほとんど雨が降らないので全然余裕じゃん( ´,_ゝ`)プッとか余裕ブッこいてたらこの停電。
台風で停電なんて平成3年の19号で対策済みと思っていました。
塩害(風に海水が混じってショート)は少なかったようですが、飛来物が電線を切ったり、
風で電柱、鉄塔そのものが倒壊したようです。
台風=停電はデフォルトと考えておくようにしましょう。
あと停電を想定した訓練もしておいた方が良いでしょう。
今これを見てる貴方!いますぐ電気を消してみましょう。懐中電灯はすぐ手にとれるか?
ラジオはあるか?電池は切れてないか?ローソクの準備はあるか?
ついでにそのまま便所に行ってみましょう。ちゃんと出来ましたか?