Hillock Canada Diary No.38 

Easter Sunday (イースター・サンデー)
3月24日2008年




あるプロテスタント教会で聖歌隊の伴奏者をすることになりました。
まったく経験がないので、はじめての日曜日は前のピアニストのクリスティンに付き添ってもらいました。
初日が特別な集会イースター・サンデーだったのでどきどきしました。

まず聖歌隊が入場してくるときに「Without Seeing You」を演奏しましたが、 初心者の私はいつ演奏を始めていいのかおどおどしていました。ミニスターが目で合図を してくれましたがそれが合図なのかどうかも解りませんでした。 クリスティンが後ろで「スタート!スタート!」と言ってくれたのでやっとわかりました。 それからお話の間に10曲ほど賛美歌を皆で歌い聖歌隊の少し大きな合唱曲も無事に終わり最後の賛美歌になりました。

前奏はどこまでひくか、何度繰り返すかなど細かく指示をもらっていたのですが、 私の勘違いで前半だけを繰り返してひいていました。よく聞くと皆伴奏と違うメロディーを 歌っているのです。聖歌隊の人達が心配そうな顔でこちらを見ています。 そしてクリスティンが飛んできました。「先へ続けて!」と楽譜を指でナビゲートしてくれました。 そしてみんなの顔に笑顔がよみがえり何とか最後までたどり着けました。ホッ!

ポストリュードにはギロックの「エオリアン・ハープ」をひきました。 ひき終わると新米ピアニストに皆大きな拍手をおくってくれました。そしてたくさんの人達が 私のところへ来て「私も同じ経験をした」「みんなを笑わせてくれて有難う!」 「はじめてなのによくやった」と励ましてくれました。その中で一番嬉しかったのは 「すごくよかった。よくやったよ。なぜならヒロコは張り詰めた氷を割ってくれたから」と 慰めてもらったことでした。いつも失敗ばかりする私でも何かの役に立つときがあるのだと思うことにしました。

ここのピアノはYoung Changのグランドピアノです。教会の造りのためか、ピアノそのものなのか響きがよくて、 ひいていてとっても気持ちがいいのです。指が鍵盤に吸い付くように自然に動いてくれます。 音のコントロールも自由自在にできるのです。
「やっぱり神様がついていてくださるからかな?」と友達に話したら 「きっとギロックさんもついていてくださっているのよ!」と 言ってくれました。

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