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3月27日から5日間、朝8時から夕方6時までぎっしり詰まったスケジュールで公開講座、楽譜の紹介(ショーケース)、
コンクール、そして夜は8時から毎夜コンサートが行われた。 皆が楽しみにしていたYefim Bronfmanのピアノコンサートは家族に不幸があって急遽キャンセルになり、それに変わって14歳の 天才少年Kit Armstrongのピアノコンサートが行われた。私達は天才と聞いて、14歳でももう大人の顔をしているものと思っていた。 ピアニストが舞台に現れるや否や会場から「へえ・・」と言う声がもれた。現れたのが本当に小柄な幼い顔をした少年だったからだ。 とっても繊細で美しい音色、そしてリラックスして聴ける演奏だった。 隣に座っていた人が「素晴らしいね!でもこの子の両親には計り知れない苦労があるでしょうね」と言ったのが今も印象にのこっている。 カンファレンスが終わってトロントに住む友人を訪ねた。 彼らは「このカンファレンスでは何を学んだのか?」と尋ねた。 はじめは「ペダリングでずいぶんサウンドとイメージが変わること」「クレッシェンドは皆fをイメージするけどp、デクレッシェンドはpを イメージするけどf。なぜならはじめfでなければデクレッシェンドできないから」「新しい指導に映像が大きな影響を与える。 映画をもっと利用しよう」「ラテン音楽のリズムにどのようにのるか」など参加したワークショップのポイントなどを話していた。 ところがある瞬間ふと 「確かにいろんな事を学んだカンファレンスだったけど、これらのことが 一番印象に残ったことなのかな?」と 頭を過ぎった。 なぜなら話したかったのは次のことだったから。 * 友情:グレンダがギロックのジャズピースをウィリス出版社の楽譜紹介で取りあげた。 ギロックの残した言葉など紹介しながらいつも通りの歯切れのよい楽しい演奏だった。ギロックと聞けばどこへでも飛んでいきたい。 |

| ウィリスのブースでは日本ギロック協会員、池田さんの作品が並べてあったので、Hal Leonard の編集者テレサと一緒に楽譜を持って写真をとった。嬉しいと言うか自慢したいと言うかHAPPY な気分。 |

| * | 体験:ラテン音楽のリズムを学ぶワークショップでは自分でも実際に音楽にあわせて踊った。 はじめ恥ずかしそうにしている人が半分以上だったが時間がたつにつれて皆楽しそうに踊りはじめた。 もし踊らずに話だけを聞いていたら本当にラテンのリズムを感じる事はできなかったと思う。 |
| * | 出会い :そのリズムとダンスのワークショップに有名なピアニストで 'Perfect Wrong Note 'の著者でもあるWestney教授も参加していた。 有名な先生はあまりこのような体験型のワークショップでは見かけないので、自ら一緒に踊り身体で音楽を表現していた Westney教授の謙虚でシンプルな人柄に共感した。後で 'Perfect Wrong Note 'が、ときおり自分の音楽の可能性に不安を抱いてしまう私には最適な読み物であることを発見した。 この次はぜひWestney教授のワークショップに参加したいと思った。 |
| * | 刺激:ギロックの音楽を研究し、博士号を取ったキャサリンとは北米でギロック・フェスティバルが出来ないか相談をした。 とても前向きで夢が実現しそうな気がする。 |
| * | 30年近くアメリカに住む日本人のピアノの先生ユミさんも子育てをしながら博士号を取ったそうだ。どんな困難なことも 自分の心がまえひとつで可能にすることができるのだ ! |
| * | モントリオールでピアノ教師をしているキャサリンとは偶然Taubman Approachでつながりがあり、話が弾んだ。帰ってから 早速お宅へお邪魔してしまった。 |
| * | 何歳になってもますますエネルギッシュなマーサ・ミアーと一緒にランチを食べた。穏やかなマーサからは音楽はもちろん、 教わること(知恵)がいっぱいある。 |
| * | 初歩生徒のピアノの教え方を「ピアノスポーツ」を例にして親切に教えてくれたキャロリン・ミラー。経験は財産だと思った。 |
| * | いろいろな角度からピアノ音楽を考えさせてくれたキャサリン・ロリン、彼女とは今回ホテルの部屋を一緒にシェアーしたので 修学旅行の様でとっても楽しかった。一日目の夜は旅で疲れていたのに話すことがいっぱいで止まらなかった。 |
| * | そのほか毎日多くの人と出会い、それぞれの出会いの中から学んだことが多かった。 与えてもらうのを待つのではなく 自分から求めることの大切さはギロックから教わったことの一つだけど、このカンファレンスでこの意味をより良く理解することができた。 |