Hillockのカナダ便り Vol.2 ( 2001/12 )
安田裕子のカナダ日記 2001・12・20
ここのところ穏やかな日が続いていたモントリオールですが、雪がやっとまた降り始めました。これで憧れのホワイトクリスマスに出会えそうです。
モンセンチレアの音楽仲間のリアル・アヨットはミュージックカレッジでジャズピアノを指導、家ではピアノの個人指導、こちらのポピュラーミュージックの聞き取りをし楽器用にアレンジをして楽譜を出版、子供そしておとなのビギナーの為の教則本を出版するなど多才な音楽家です。
リアルはピアノを教える時生徒が興味を持ち練習できる作品を提供するべきで、もし生徒がピアノを弾く時に苦痛を感じたりストレスを感じたりするのであれば本当に音楽をするとはいえない。せっかくピアノを教えるのだから音楽の楽しさと喜びを生徒に伝えたい。音楽の基本を生徒にしっかり伝えることができたら生徒はそこから自分の羽根で飛び立っていくことができる。音楽は演奏者の心の表現だから教師も生徒も一人の人間として心のコミュニケーションを大切にしたいという考えが私達の出会いを作ってくれました。
リアルの友人ヴィンセント・マッセはある会社を経営していますがアマチュアのチェリストでもあります。今年の秋にリアルの伴奏でコンサートを二人の故郷であるヴィクトリアビル(モントリオールから車で1時間少しの町)で行いました。そのコンサートがなかなか好評だったのでヴィンセントは従業員への今年のクリスマスプレゼントにリアルといっしょにCDをつくり、贈ることにしました.
CDには
1) Have Yourself a Merry Little Christmas
2) God Rest You Merry Gentleman
3) Green sleeves グリーンスリーヴス
4) Let It Snow レットイットスノウ
5) Ave Maria アヴェマリア
6) Sainte Nuit サイレントナイト
7) Minuit Chretien
8) Amazing Grace アメイジング・グレース
9) Trois Anges Sont Venus Ce Soir
10) Noel Blanc ホワイトクリスマス
11) Joyeux Noel
私達にもなじみ深い曲がたくさん収められています.すべてリアルのアレンジで、特にサイレントナイトはチェロのメロディーのバックにラヴェルのコード進行を使って伴奏しているのがリアルの自信作だとか.とてもモダンなサウンドで音楽の美しさと楽しさを分かち合いたいと言うリアルらしく華やかさと甘さがただよっています。
チェリストは決してテクニシャンでなく普通の音楽愛好家です.素朴な音で素朴に表現しています.その素朴さがプロの人と一味違った魅力になっているのかもしれません.リアルはそれをカバーするかのようにアレンジをしています.録音もリアルのレッスン室で行われ、録音テープを切ったりはつったりしていじることも無く、いっぱつ勝負のライブ盤です。アマチュアの素朴さ、それを引き立たせるアレンジのこのCDはギロックと同じように、誰でもみんな演奏家になれること、音楽は心の表現であることを証明してくれました.
それにしても従業員に・・心のこもった手作りのプレゼント・・だなんて素敵だと思いませんか?例えヨーヨーマのようでなくても十分楽しませていただきました.ホットで素敵なことをこのCDに教えてもらいました.
ありがとう!
ちなみにこのCDはカナダ$15です.もし興味のある方がありましたら
日本ギロック協会のメールアドレスに連絡ください.
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