善峰寺 | |
ご案内 | 善峰寺は,西方浄土の思想から,比叡山の西の連山であるこの西山地方に,長元2年(1029)源算上人が開山,十一面千手観音の像を刻みこれを本尊とした。長元7年には,後一条天皇より鎮護国家の勅願所と定められ良峰寺の寺号及び聖詠を賜わった。 以来歴代天皇の崇敬あつく,中世には青蓮院の宮(法親王)が代々住まわれ,西山の宮(門跡)と称された。 後花園天皇が伽藍を改築せられた時には,僧坊52を数えるほどの大寺院となっていたが,応仁の乱でそのほとんどを焼き尽くされてしまった。 その後現在の本堂をはじめ諸堂が徳川5代将軍綱吉の母桂昌院の帰依によって再建された。 約3万坪の境内は京都が眼下に見える回遊式庭園となっており,境内には,天然記念物の「遊竜松」があり,別名「松の寺」とも呼ばれている。西国三十三ヶ所巡りの第20番札所でもある。 |
拝 観 |
◆拝観時間◆ 午前8時〜午後5時 ◆拝観料◆400円 ※春と秋の寺宝館文殊堂特別公開時期は500円 |
交 通 | ◆阪急電鉄京都線「東向日駅」下車→阪急バス小塩行き「小塩十輪寺前」下車 徒歩30分 ◆JR「向日町駅」下車,阪急電鉄「東向日駅」または「長岡天神駅」からタクシーで15分ほど ◆車で国道9号線の沓掛口左折。国道1号線または171号線から久世橋または久我橋を西進。 |
URL | ◆善峰寺のHP◆ http://www.yoshiminedera.com/ |
参道の藪椿 |
茅葺の山門 |
山門と紅葉 |
白砂壇 |
心憎い演出 |
杉苔と散紅葉 |
稲荷神社からけいしょう殿へ |
西山の紅葉 |
市内の展望 |
観音堂 |
多宝塔 |
本坊付近 |
稲荷神社上 |
◆一口メモ◆ |
紅葉真っ盛りの土日,中心部は混雑必死なので,前から行きたいと思っていた洛西方面に初めて足を伸ばしてみました。意外に醍醐からだとまっすぐ西へ行くだけで40分くらいで着きました。 善峰寺はとても大きなお寺で,案内図に沿って境内をぐるっと歩いて周ると1時間くらいかかります。紅葉は山門から観音堂にかけて,稲荷神社付近,阿弥陀堂から本坊門辺りが特にきれいです。同じくらい桜の時期にはたくさんの桜が見れるようです。 境内では造成工事をしているような所があり何なのかなあと思っていましたが,帰りにふもとのお蕎麦屋さんで話をしていると,善峰寺では年中いろいろな花や草木を楽しんでもらうため植替えなどで工事をしているそうです。「あそこは“善峰建設”だから庭の工事も道の拡張工事も全部自分ところでやってしまうんだよ。」との話に苦笑。 確かに紅葉はきれいでしたが,新しく建てられた僧坊などがあり,手が入れられ過ぎている感はあります。でも,奥の院からの京都市外の眺めや,お寺を取り巻く西山の紅葉も楽しめます。 近くには松方弘樹さんのおうちもあるそうです。お店の方に聞いただけでわざわざ見には行かなかったけど(笑)。 2002.11.16 訪 |