薬師院
ご案内
 薬師院は,行基がこの地を訪れた折り,錫杖を地に突き立てると霊水がわき出し,その中から薬師如来の尊像を得たため,ここに薬師院を創建し尊像を祀ったのを由来とする。
 平安時代には七堂伽藍が備わったが,南北朝の戦乱で荒廃し,現在の伽藍は江戸時代になってから整えられた。
 庵裏の庭に栽培されている牡丹は,明治10年頃,薬用と趣味を兼ねて植えられたもので,「ボタン寺」としても有名。現在では約20種類,1000株以上の花を4月中旬から5月初旬に楽しむことが出来る。

拝 観 境内自由(牡丹開花時・・・ぼたん園:午前9時〜午後5時 350円)
交 通 ◆山陽電鉄「魚住駅」下車 徒歩15分



◆一口メモ◆

 二見港に近い明石の薬師院は,兵庫県下ではボタン寺として有名ですが,駐車場も狭くこじんまりしたお寺です。
 ボタンの時期には近所のおじいちゃん,おばあちゃん達が鑑賞券を売ったり,おにぎりやちょっとした地元の手作り品を売ったりしていて,大勢の人が押しかける京都のお寺とは違い,ほのぼのした感じです。

2004.4.24訪