等持院
ご案内
 暦応2年(1339)足利尊氏が花の御所近くに等持寺を創建し,2年後に夢想疎石を招き現在の地に別院の北等持寺を開いた。延文3年(1358)に尊氏が没し,その墓所となってから等持院と改め,禅宗十刹の筆頭寺院となった。
 応仁の乱後に等持寺・北等持寺を合併し,ここを足利将軍家の歴代の菩提所とした。
 度々火災に見舞われ,足利義政,豊臣秀頼らが再建したが,現在ある霊光殿は江戸・文政年間に建てられ,方丈は元和2年(1616)福島正則が妙心寺塔頭海福院から移したものである。
 霊光殿には尊氏が念持仏とした地蔵尊を本尊とし,達磨大師と夢想国師,足利歴代将軍像,徳川家康像が安置されている。
 境内には心字池を中心とした東の庭,芙蓉池を中心とした西の庭からなる夢窓疎石作といわれる池泉廻遊式庭園がある。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前8時〜午後5時
◆拝観料◆ 500円
交 通 ◆京都駅から市バス50系統「立命館大学前」下車 徒歩7分
◆京福電鉄北野線「等持院駅」下車 徒歩7分



真っ赤な紅葉

祖師像

方丈南庭

方丈から霊光殿へ

書院から西の庭を眺める

書院

茶室 清漣亭

霊光殿裏

南天

心字池

心字池

心字池の中ノ島


◆一口メモ◆

 かずのりパパさん主催のオフ会で,龍安寺に引き続き等持院へ。
 秋の等持院の庭は美しいと聞いていて,前々から行きたかったのが叶いました。人が少なくとても静かなお寺で,方丈の鴬張りの廊下のキュッキュッと鳴る音が響きます。
 霊光殿には足利歴代将軍の木像がずらりと並び圧倒されます。皆さん勢揃いかと思ったら,義量と義栄の像はないそうです。1代目から順番に並んでいるわけではなかったので気が付かなかったな。
 ところで足利家に混じって,なぜ家康さんの像が一緒に安置されてるんでしょう???

2004.11.27 訪