智積院 | |
ご案内 | 真言宗智山派の総本山である智積院は,天正13年(1585)豊臣秀吉によって焼払われた根来山の塔頭を前身とし,徳川時代になって秀吉が長男鶴松を弔うために建立した祥雲禅寺の寄進を受け,これを五百仏頂山根来寺智積院と改名した。 収蔵庫には桃山時代の絵師長谷川等伯とその弟子達が描いた祥雲禅寺の障壁画が収められており,数度の火災に遭い原形の四分の一以下の大きさになっているが,「楓図」「桜図」「松に秋草図」「松に黄蜀葵図」等の国宝絵画を見ることができる。 また名勝指定の庭園は,祥雲禅寺の庭を第七世運敞僧正によって修築されたもので,石組と刈込で中国の盧山の形容を模した名園である。 庭園には植え込みの種類が多く四季折々に楽しめるが,特にサツキの咲く5月下旬から6月下旬が美しい。また境内には梅の花も多く植えられている。 |
拝 観 |
◆拝観時間◆ 午前9時〜午後4時30分 ◆拝観料◆ 収蔵庫・名勝庭園 大人350円 |
交 通 | ◆JR京都駅より市バス206・208系統「東山七条」下車 徒歩2分 京阪七条駅より徒歩10分 |
URL | ◆智積院のHP◆ http://www.chisan.or.jp/sohonzan/ |
金堂 | 明王殿 |
収蔵庫 |
大書院と名勝庭園 |
名勝庭園 |
襖絵「桜図」「楓図」 |
◆一口メモ◆ |
智積院は,金堂,明王殿が大きくドンと構えていて,その周囲に梅が植えられているばかりで,梅が咲いているとはいえなんとも殺風景だなあと思ったのですが,庭園に入って印象ががらりと変わりました。 庭にはたくさんの木々が植え込まれていて,特に池の周囲にはサツキがたくさん植わっていたので,これが咲く時期にはとても美しいだろうと思います。 大書院に飾られていた上の写真の襖絵は色鮮やかに復元されたものですが,本物は収蔵庫の方で見ることができます。 2004.2.21訪 |