天授庵
ご案内
 天授庵は南禅寺を開山した大明国師を祀る開山塔で,暦応3年(1340),光厳天皇の勅許を得た虎関師錬が創建した。
 現存の建物は応仁の乱で焼失したものを,慶長7年(1602),細川藤孝によって再建されたもの。
 幾何学模様の石畳がある枯山水の本堂前庭と,池泉廻遊式の書院南庭がある。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前9時〜午後5時
◆拝観料◆ 400円
交 通 ◆市バス「南禅寺永観堂道」下車 徒歩8分
◆地下鉄東西線「蹴上駅」下車 徒歩8分



色とりどりの紅葉がお出迎え

南禅寺三門が見える

本堂前庭

本堂前庭の幾何学模様の石畳

書院

池泉廻遊式の書院南庭

書院南庭


◆一口メモ◆

 天授庵は南禅寺三門のすぐそばにありながら,南禅寺の方丈庭園,三門,南禅院の共通券とは別料金で拝観しなくてはならないせいか,南禅寺が人でいっぱいの時にも意外と空いています。
 天授庵の入り口から覗くと本堂しか見えず,一歩中に入って色鮮やかな紅葉と白砂青苔の美しい本堂前庭が見えると,こんな素晴らしい庭園が隠されていたのかと驚かされます。
 そしてさらに奥に進むと書院があり,紅葉で覆われた池泉廻遊式のもう一つの庭があるのです。
 今回天授庵を訪れたのは11月中旬でしたが,特に本堂前庭の紅葉がきれいに色づいており,他よりも早く見頃を迎えていました。

2004.11.16 訪