神護寺
ご案内
 高雄の三寺(高雄神護寺,槙尾西明寺,栂尾高山寺)の一つ神護寺は紅葉で有名。天長元年(824)に和気清磨呂が河内にあった神願寺とこの地にあった高雄山寺を合併して,神護寺と称したのが始まり。809年から14年の間,唐から帰朝した空海が住持し,真言宗立教の基礎を築いた所でもある。
 現在の諸堂は大師堂(重文)を除き、応仁の乱で焼失したために,1623年桜門,毘沙門堂,五大堂,鐘楼が再興され,昭和10年には,金堂,多宝塔が新築された。
 神護寺の石段はとても長くきついものだが,紅葉,そして西の地蔵院からの錦雲峡の眺めは絶景である。この地蔵院の展望台からはかわらけを投げて厄除け祈願ができる。(2枚100円)

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前9時〜午後4時
◆拝観料◆ 300円
交 通 ◆JR京都駅からJRバス栂ノ尾・周山行で山城高雄下車徒歩20分
◆三条京阪から8系統市バス高雄下車徒歩20分




◆一口メモ◆

 高雄の紅葉は京都で一番好きで,毎年のように見に行っています。この写真の撮影は2000.11.26。栂ノ尾高山寺前の駐車場に車を止め,高山寺,西明寺,神護寺と歩いて巡るのがいつものコースです。すぐ近くには嵐山高雄パークウェイもあります。
 そして,ハイキングが好きな人におすすめなのは,神護寺の眼下に見える清滝を散策するコースです。神護寺の展望台からかわらけを投げている人達の姿が見えます。たまーに,ハイキングコースまでかわらけが届くようです。これを遠くに飛ばすのはとても難しいです。川で小石を投げる水きりのように投げればうまく飛ぶそうですが,私がいくら頑張ってもヘロヘロと落ちていくばかり。厄は飛んでいくんでしょうか。

2001.11.5 記