詩仙堂
ご案内
元は石川丈山が隠棲した山荘で,丈山寺という曹洞宗永平寺の末寺。
三河武士の丈山は徳川家康の家臣であったが,大阪夏の陣を最後に家康の元を離れ,朱子学を学び隷書・漢詩の大家となった。54歳で京へ帰り,翌寛永18年(1641)に詩仙堂を建てて学問にふけり,90歳で没するまでこの山荘で暮した。
当初は「凹凸彙」と呼ばれていたが,その一室の壁に,狩野探幽に描かせた中国の詩仙三十六人の肖像と丈山自らが書いた各詩仙の詩があることから,今では詩仙堂と呼ばれるようになった。
回遊式庭園はサツキの刈り込みが美しく,丈山考案の僧都(鹿おどし)の音が庭に響く。
拝 観
◆拝観時間 午前9時〜午後5時
◆拝観料 500円
交 通
◆市バス「一乗寺下り松町」下車徒歩5分
◆一口メモ◆
詩仙堂の入り口は小さく,隣にある八大神社の鳥居に目が行ってしまい,詩仙堂はどこにあるのかと思わず迷いそうになりました。
サツキの見頃は5月中旬から6月上旬と言うことですが,少し早かったようで,詩仙の間の前のサツキの刈り込みも,まだ花が少なめでした。
そして私達が行った日は,運悪くちょうど法要が行われていて拝観が出来ず,詩仙の間から庭を眺めることが出来なかったのが残念でした。
2004.5.23訪