真如堂
ご案内
 真如堂は,永観2年(984)比叡山の僧戒算上人が,比叡山常行堂の本尊阿弥陀如来立像を東三條女院(一条天皇御母 藤原詮子)の離宮に安置したのを始まりとする天台宗の寺で,正しくは鈴馨(れいしょう)山真正極楽寺という。
 応仁の乱の戦火で堂塔を焼失。本尊は難を逃れて比叡山や大津に移転した後,京都市内を転々としたが,元禄6年(1693)元の現在の地に再建された。
 現在は重文の本堂と三重塔を中心に,塔頭8院が建つが,その多くがこの時期に再建されたものである。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前9時〜午後4時
◆拝観料◆ 境内自由 本堂・庭園500円
交 通 ◆市バス「錦林車庫前」または「真如堂道」下車,徒歩8分
URL ◆非公式サイト:苦沙彌のInternet僧坊◆  http://kusyami.cool.ne.jp/



山門からの石段

本堂

三重塔

真如堂の提灯と紅葉

本堂裏手の紅葉はまだ少し

本堂南側

本堂と本坊を繋ぐ廊下

本堂裏の万霊堂

涅槃の庭


◆一口メモ◆

 バス停のある白川通から真如堂へ行くと,本堂の裏手に出ます。紅葉は本堂正面や三重塔周辺が日当たりがよく早く色づき,日のあまり当たらない裏手の万霊堂辺りはまだまだ青いままでした。こちらは12月初旬まで楽しめ,散紅葉が美しいそうです。
 真如堂といえばJR東海のCMで使われてから,一気に紅葉時の観光客が増えたようです。
 拝観料が必要な本堂と庭園に初めて入ってみたのですが,庭園は近年造営された枯山水の庭で,紅葉などはありません。紅葉を楽しむだけなら,拝観料も要らない境内を散策するだけで十分かな。

2004.11.21 訪