乙訓寺 | |
ご案内 | 乙訓寺は推古天皇勅願により,聖徳太子が十一面観世音菩薩を本尊とする伽藍を建立させたのが始まりとされる。 延暦3年(784年),都が奈良から長岡に遷都された時,桓武天皇は京内七大寺の筆頭として乙訓寺を大増築したが,翌4年,建都の長官であった藤原種継が暗殺され,天皇は皇太子早良親王を当寺に幽閉した。 早良親王は淡路島への流される途中に亡くなったが,以後桓武天皇の身内に次々と不幸が襲い,疫病・天災が続いたため,長岡京は創建からわずか10年で捨てられ,平安京への遷都となった。 嵯峨天皇は,弘仁2年(811年),弘法大師を乙訓寺の別当に任命したが,これは早良親王の怨霊を鎮めるためだったとも言われている。 境内には本山の長谷寺(奈良)から移された約2000本の牡丹が植えられており,4月下旬から5月上旬に見頃を迎える。 |
拝 観 |
◆拝観時間◆ 午前8時〜午後5時(牡丹開花時 午前7時〜午後6時) ◆拝観料◆ 大人300円 |
交 通 | ◆阪急電鉄京都線「長岡天神駅」下車 徒歩15分 |
URL | ◆乙訓寺のHP◆ http://www.eonet.ne.jp/~otokunidera/ |
山門 |
本堂と牡丹 |
鐘楼と牡丹 |
◆一口メモ◆ |
長岡天満宮から少し北に乙訓寺があります。小さな境内は牡丹でいっぱいで,お寺というより牡丹庭園にでも行ったような感じでした。 この日のあまりの日差しに牡丹も少し萎れて元気がない様子でしたが,鐘楼前の牡丹は傘がかけられていたため,シャキッとしていました。 2003.4.27訪 |