大原野神社
ご案内
 大原野神社は,延歴3年(784),桓武天皇が都を奈良から長岡京に遷されたとき,皇后の藤原乙牟漏が藤原氏の氏神である奈良の春日大社の分霊を,しばしば鷹狩を楽しんだ大原野に移し祀ったのが,神社の創祀であるとされている。
 その後、嘉祥3年(850)に文徳天皇が祖父藤原冬嗣の願望をかなえ,社殿を造営し大原野神社と命名したという。大原野神社は藤原氏の勢力が大きかった時期には,皇族貴族の参詣が盛んで、大いに栄えたといわれている。
 朱塗りの本殿は春日大社と同じく4社殿を配し,鯉沢の池は「猿沢池」を真似て作ったとされている。春日大社の鹿が神の使いとされ,狛犬ならぬ「狛鹿」が配置されている。参道付近には紅葉や桜が多く,鯉沢の池には,かきつばたや水蓮の花が咲く。

拝 観 ◆境内自由
交 通 ◆阪急電鉄「桂」駅下車 → 市バス「南春日町」下車 徒歩7,8分
◆阪急電鉄「東向日駅」またはJR「向日町駅」下車→阪急バス「南春日町」下車 徒歩7,8分
◆JR「向日町駅」下車,阪急電鉄「東向日駅」または「長岡天神駅」からタクシーで15分ほど
◆車で国道9号線の沓掛口左折。国道1号線または171号線から久世橋または久我橋を西進。
URL ◆大原野神社のHP◆  http://www.kyoto-web.com/oharano/




◆一口メモ◆

 一の鳥居から本殿まで紅葉のトンネルが続きます。
 ちょうど七五三の時期だったのですが,残念ながら小さい子供は見かけませんでした。
 鯉沢の池は一面蓮の葉が覆っていて,夏にはきれいな蓮の花が見れるでしょう。
 敷地はとても広いですが,本殿はとてもこじんまりしています。本殿前に座っているのは「狛鹿」。
 向かって右に牡鹿,左に雌鹿がいます。

2002.11.16 訪