二尊院
ご案内
 ニ尊院は百人一首で有名な小倉山の東麓にあり,本尊に釈迦如来と阿弥陀如来のニ尊を祀っているためニ尊院と呼ばれているが,正しくは「小倉山ニ尊教院華台寺」という。嵯峨天皇の勅願により慈覚大師が承和年間に開山したといわれている。
 応仁の乱により諸堂が全焼したが,現本堂と唐門(勅使門)は約30年後に再建された。総門は角倉了以が伏見城の「薬医門」を移築したもので,参道は紅葉の馬場といわれ紅葉がとても美しい所である。また,山中の時雨亭跡は藤原定家が百人一首を選定した場所とも言われている。
 ニ尊院は現在でも二条家,三条家,四条家,三条西家,鷹司家の菩提寺でもある。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前9時〜午後4時30分
◆拝観料◆ 500円
交 通 ◆京都バス「嵯峨小学校」下車5分
◆JR嵯峨野線(山陰線)「嵯峨嵐山」下車徒歩20分




◆一口メモ◆

 「小倉山 峰のもみぢ葉 こころあらば 今ひとたびの 御幸待たなむ」(百人一首:貞信公)
私の得意な札だったはずなのに,すっかり忘れて小倉山...の続きが思い出せませんでした(^_^;)
 ニ尊院の紅葉は総門から唐門までの「紅葉の馬場」がとても美しく有名ですが,「しあわせの鐘」の横の階段を上がった鷹司家や角倉家の墓がある所もとてもきれいです。

2001.11.10 訪