仁和寺
ご案内
 仁和寺は光孝天皇の遺志で仁和4年(888)に宇多天皇が創建し,退位後法皇となりここで院政を行ったため「御室御所」と呼ばれた。以降門跡寺院として栄え,多くの親王が入山した。
 応仁の乱で焼失し,現在の伽藍配置は寛永(1624-44)年間徳川家光の寄進で再建された。金堂は京都御所の紫宸殿を,御影堂は清涼殿を移築したものである。
 また二王門(山門)は,知恩院の「三門」,南禅寺の「山門」と共に京都の三大門と呼ばれている。  名勝御室桜の起源は,平安時代までさかのぼるが,応仁の乱にて焼失,現在のものは寛永年間に植えられたものである。御室桜は樹高が低く,開花は4月20日前後と遅いのが特徴。有明,車返しなど十数種類の里桜が約200株植えられている。

拝 観 ◆拝観料◆ 境内自由(桜開花時 300円),御殿・霊宝館各500円
◆拝観時間◆ 御殿 午前9時〜午後4時30分,霊宝館 午前9時〜午後4時
交 通 ◆JR京都駅から市バス26系統「御室仁和寺」からすぐ
京阪電車「三条駅」から市バス10系統「御室仁和寺」からすぐ
URL ◆仁和寺のHP◆ http://www.ninnaji.or.jp/



仁王門

中門

御室桜

観音堂前のミツバツツジ

桜に囲まれた鐘楼

鐘楼前の枝垂桜

五重塔

五重塔

五重塔と桜


◆一口メモ◆

 ソメイヨシノや枝垂桜よりも開花の遅い御室桜は,私が行った時まだ咲き始めでした。事前にネットで開花状況を見て分かっていたのですが,境内には御室桜以外にも桜があるし,平野神社まで来たら近いので行ってみようと思ったのです。
 予想通り境内のソメイヨシノ,枝垂桜,ミツバツツジなどは満開でとてもきれいでした。御室桜が満開の時だと,これらは咲き終わっているだろうから,桜苑以外はちょっと寂しくなるかもしれません。両方同時に楽しむ,というのはなかなか条件が合わないと難しいのでしょうね。
 ここは五重塔,鐘楼などとても絵になります。よくパンフレットなどで満開の御室桜と五重塔の写真がありますが,それが見れなかったのはちょっと残念でした。御室桜の満開の時期にまた来てみたいものです。

2005.4.13訪