二条城
ご案内
 二条城は,徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所として建築を命じ,慶長8年(1603)に二の丸が完成,その後3代将軍家光により寛永3年(1626)に本丸が造られた。
 寛延3年(1750)の落雷で天守閣を,天明8年(1788)の火災で本丸を焼失,石垣だけが残った。現在の本丸は明治26年(1893),京都御所の旧桂宮御殿を移築したものである。
 慶応3年(1867),15代将軍慶喜は二の丸の大広間で大政奉還を行い,二条城は朝廷のものとなった。明治17年(1884)には二条離宮となったが,昭和14年(1939)には京都市に下賜され現在に至っている。
 現在公開されている二の丸御殿は桃山時代武家風書院造りの代表的なもので,「遠侍」,「式台」,「大広間」,「蘇鉄の間」,「黒書院」,「白書院」の6棟が雁行に立ち並ぶ。総面積3300u,33室からなり,どの部屋も狩野探幽一門の襖絵で飾られ見ごたえがある。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前8時45分〜午後4時(閉城5時)
◆拝観料◆ 大人600円
交 通 ◆京都駅から市バス9・50・101系統「二条城前」下車
◆地下鉄東西線「二条城前」駅下車
URL ◆二条城のHP◆  http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/



二の丸御殿

本丸跡の石垣

清流園 香雲亭

 八重桜

 外苑の枝垂桜のトンネル

 本丸西門前の枝垂桜

緑の園

◆一口メモ◆

 二条城は周辺へは何回も行っているのに,中へ入ったのは今回が初めて。何時でも行けると思ってなかなか行かなかったのですが,しばらく自由にウロウロできなくなりそうなので,今回に入ってみることにしたのですが,もっと早く見に来るべきだった〜と思いました。
 二の丸御殿の襖絵や欄間彫刻は,ほんと見ごたえがあります。各部屋には説明ボタンがあり,その部屋の役割や襖絵の解説を聞きながら見て周ることが出来ます。
 二の丸御殿の中を歩くだけでも相当ありますが,二の丸庭園,本丸,外苑,清流園などを歩いて周ると大変な広さに驚きます。
 境内には約360本の・45種類の桜があり,外苑や清流園から緑の園の枝垂桜は見事です。桜の園というのもあるのですが,あんまり桜は咲いていませんでした。今年は築城400年にあたる年で,イベントもいろいろ企画されています。

2003.4.7訪