南禅寺
ご案内
 文永元年(1264),亀山天皇が母大宮院の御所として離宮を造営,この北に永観堂禅林寺があったことから禅林寺殿と呼ばれた。その後法皇となった亀山上皇は,正応4年(1291)に大明国師を開山に迎え龍安山禅林禅寺とした。
 翌年,南院国師を第二世の住持に迎え,伽藍の建立を創始,永仁7年(1299)に諸堂伽藍を完成させ南禅寺と改めた。
 足利義満時代,五山制度の中で五山を超える「五山之上」と言う禅宗寺院最高の寺格となり,五山文化の中心にあった。三度の火災により応仁の乱以降は衰退したが,現在の建物は室町時代以降に再建されたものである。
 境内には,総門,勅使門,三門,法堂,方丈の大伽藍が並び,境内南東には赤レンガの水路閣がある。

拝 観 ◆拝観時間◆ 12月1日〜 2月28日 午前8時40分〜午後4時30分
          3月1日〜11月30日 午前8時40分〜午後5時
◆拝観料◆ 方丈庭園,三門 各500円  南禅院 300円 共通券1000円
交 通 ◆地下鉄東西線「蹴上」下車 徒歩5分
◆京都駅から市バス5系統「南禅寺・永観堂道」下車 徒歩5分
URL ◆南禅寺のHP◆  http://nanzen.com/



駐車場の枝垂桜

境内の桜

三門

法堂

 

水路閣


◆一口メモ◆

 大学時代,桜が咲くと南禅寺周辺を自転車でよく走っていました。
 南禅寺って春の桜か,秋の紅葉かって言われると,どちらを思い浮かべる人が多いんだろう?
 私にとっては断然,春の桜。蹴上のインクラインから南禅寺,そして哲学の道を銀閣寺まで北上するのもいいし,東へ行って京都市美術館,近代美術館,平安神宮と疏水沿いを散策するのもいいです。
 南禅寺の境内にはレンガ造の水路閣がありますが,なんだかうまく溶け込んでいるのが不思議。きっとできた直後は,歴史的な禅宗寺の境内に,近代的な赤レンガの橋なんて,って感じだったのではないかと思いますが,今では南禅寺のすっかり一部と成っています。

2003.4.7訪