無鄰菴
ご案内
無鄰菴は,明治29年(1896)に元老山県有朋が京都に造営した別荘。「無鄰菴」の名は長州に建てた草庵が隣家のない清閑な場所にあったことから名づけられたと言う。
面積約3000uの庭園は,有朋自らの設計・監督により,小川治兵衛が作庭した池泉廻遊式庭園である。
建物は木造2階建ての母屋,茶室,煉瓦造り2階建ての洋館の三つから成る。洋館2階の部屋では,明治36年(1903)元老・山県有朋,政友会総裁・伊藤博文,総理大臣・桂太郎,外務大臣・小村寿太郎の4人が集まり,日露戦争直前の外交方針を決める「無鄰菴会議」が開かれた。
拝 観
◆拝観時間◆ 午前9時〜午後4時30分
◆拝観料◆ 350円
交 通
◆市バス「神宮道」下車 徒歩5分
◆地下鉄東西線「蹴上駅」下車 徒歩8分
母屋と茶室
疏水の水を取り入れている
静かな庭園
◆一口メモ◆
無鄰菴は疏水沿いの仁王門通が南禅寺へ続く道と交差する向かいの角に位置します。仁王門通側は塀で囲われ入り口は反対側にあり,車通りは多くても結構静かです。訪れる人もあまり多くなく,ゆっくりすることが出来ます。
紅葉はまだ色づき始めでしたが,庭の奥の方は少し色づいており,池に映った紅葉がとてもきれいでした。
2004.11.16 訪