宮の谷渓谷
ご案内
 奥香肌峡「宮の谷渓谷」の登山道は, 三重県飯高町による整備が2001年3月末に終了し,高滝までの約2キロの道のりを約1時間20分で行けるよう階段や橋などが造られた。
 宮の谷渓谷は犬飛び岩、鷲岩、落差六十bの高滝、風折滝、猫滝などがあり, 江馬小屋渓谷とともに奥香肌峡を代表する景勝地である。

交 通 西名阪自動車道(郡山IC)―R24 ―R165―R166―飯高町
           (針IC)―R369―R166―飯高町

 R166を東に行き,高見トンネルを抜けると三重県飯高町に入る。香肌峡で右に曲がって橋を渡り,蓮ダムを越えると奥香肌峡。さらに櫛田川沿いに進むと左手に小さな橋があり,宮の谷渓谷の登山口へと続くダートコースにでる。ここから登山口までは約1キロ。
 また,高見トンネルを出て数キロの栃谷から,蓮ダムへと抜ける道があり,こちらのほうが近道。


〜宮の谷渓谷〜
 蓮ダムから櫛田川沿いの道はとても細い山道。宮の谷渓谷はまだなのかと不安になった頃,左手に看板が見えてくる。小さな橋を渡った先はダートコース。途中にも駐車場らしきものがあるが,登山口まではまだ距離があり,本当に入り口まで車で入ることができる。
 登山道は階段や橋が整備されロープなどは必要なく,初心者でも簡単に歩けるが,鉄網の橋がすべり止めをうまく利用して歩かないと少々滑りやすい。散策マップに表示されている最初の滝は蛇滝だが,それまでにもたくさんの名のない滝があってとても美しい。

 

犬飛び岩

 

 

蛇滝

 


〜高見山〜
 2470mの長い高見トンネルを抜けると,360°カーブ,ループを描きながら,下っていく道がある。トンネルを迂回する旧道には,高見山への登山口や,木梶三滝への散策道がある。


◆一口メモ◆

 宮の谷渓谷は奈良の実家に帰った際,両親に勧められてちょっと行ってみた渓谷です。出だしが遅く,渓谷に着いた頃には3時を回っていたので,今回は最初のほうの蛇滝までで引き返してきましたが,そこまででもマップに載っていない滝などがあり,十分楽しめる景色でした。
 そして,ちょっと失敗だったのは,登山口が分かっていなかったこと。橋を渡ってからいきなりダートコースだったので,車が痛みそうだといってすぐ手前の所で車を止めてしまい,登山口まで1キロのダートコースを無駄に歩くことになってしまいました。
 香肌峡のほうが名前も有名なので,知っている人でないとここまで足を伸ばさないようですが,せっかくここまで来たなら,宮の谷渓谷まで来ることをお勧めします。なかなか奥が深く,高滝までのコースが初心者の一つの目安のようですが,さらに奥の中級・上級者コースや,江馬小屋渓谷もあり,時間をかけてゆっくり楽しみたいところです。 (参考…いいたか ライフネット「登山のすすめ」

 p.s.昨年秋に,高見山トンネル周辺に出かけたときに,道でかなり大きなサルに遭遇しました。ゴリラみたいに大きかったです!

2001.5.4訪