三室戸寺
ご案内
 三室戸寺は,宝亀年間に光仁天皇によって創建された古刹で,西国33カ所10番札所。寺宝には,木造阿弥陀如来坐像,木造釈迦如来立像,木造毘沙門天立像などの5体の重要文化財の仏像があり,これらを安置する宝蔵庫は毎月17日のみ公開される。
 本堂は重層入母屋造りの重厚な建築で,その東には鐘楼と三重塔がある。 本堂の前には,宝勝牛という牛の像があるが,これは昔三室戸寺に観音詣でをしていたお百姓が飼っていた弱々しい牛が,観音様のご利益で立派な牛になり,地域一番の牛に戦い勝ち,その時に得た報奨金をもとに,牛の仲買人として成功したという故事によるものである。この宝勝牛がくわえている牛玉の観音様に触れると,勝運に恵まれるといい,その横には貴乃花,若乃花の運勝祈願の手形がある。
 三室戸寺の5千坪の大庭園は,枯山水・池泉・広庭からなり,5月には2万株のツツジ,6月には1万株のアジサイ,7月にはハスの花を楽しむことができる。
 アジサイの時期には,午後7時から9時まで,夜間のライトアップが行われ,幽玄な雰囲気を創出している。

拝 観 ◆拝観時間◆ 8時30分〜16時30分 (11月〜3月 8時30分〜16時)
◆拝観料◆ 500円
交 通 ◆京阪三室戸駅から徒歩10分  
URL ◆三室戸寺のHP◆  http://ajisai.injp.com/