曼殊院
ご案内
曼殊院は,8世紀に伝教大師により創建,もとは比叡山の西塔北谷にあって東尾坊と称したが,天仁年間(1108年〜1110年)忠尋のとき曼殊院と名を改められた。
明暦2年(1656),桂宮智仁親王の次男,良尚親王の時,修学院離宮に近い現在の地に移された。
大書院,小書院など現在残存する建築物はこのとき建築された江戸時代初期の代表的な書院建築が多く,その様式は桂離宮との関連が深い。
大書院前には遠州好みの枯山水庭園が広がっており,水の流れを表した白砂に鶴島と亀島を配している。
拝 観
◆拝観時間◆ 午前9時〜午後5時(受付4時30分まで)
◆拝観料◆ 500円
交 通
◆市バス5系統岩倉行「一乗寺清水町」下車 徒歩20分
◆叡山電鉄「修学院駅」下車 徒歩20分
◆一口メモ◆
曼殊院は入り口へ向かう白壁に楓並木が印象的。門跡前の池周辺も紅葉が美しく,そこにある弁天茶屋で一服するのがお勧めです。
白川通から登りになっているので,駐車場の辺からは少し街を見下ろすことができます。
今回は訪問時期が遅く,池周辺,楓並木の紅葉はほぼ終わっていましたが,大書院,小書院,枯山水の庭園など見所が多く楽しむことが出来ました。
2003.12.4 訪