金蔵寺
ご案内
 養老2年(718),元正天皇の願いにより,山主向日明神と開祖隆豊禅師が小塩山の中腹に開創。天平元年(729)聖武天皇より金蔵寺の寺号を,また桓武天皇より西岩倉山の山号を賜ったという。
 十一面千手観音を本尊とし,平安遷都以後,49院を数えるまでになって栄えた。
 しかし応仁の乱によって殆どが焼失してしまい,現在残っている建物は,元禄6年(1693)徳川五代将軍綱吉の母桂昌院によって再建された。

拝 観 ◆境内自由(志納)
交 通 ◆阪急電鉄「桂」駅下車 → 市バス「南春日町」下車または京都交通バス長峰行き「長峰」下車 徒歩1時間
◆阪急電鉄「東向日駅」またはJR「向日町駅」下車→阪急バス「南春日町」下車 徒歩1時間
◆JR京都駅から京都交通バス長峰行き「長嶺」下車 徒歩1時間
◆JR「向日町駅」下車,阪急電鉄「東向日駅」または「長岡天神駅」からタクシーで20分ほど
◆車で国道9号線の沓掛口左折。国道1号線または171号線から久世橋または久我橋を西進。




◆一口メモ◆

 今回洛西の紅葉を見るのに行こうと思っていた所は,善峰寺,大原野神社,勝持寺の3つで,金蔵寺は入っていませんでした。
 ところが善峰寺から大原野神社に行くのに,道を間違えたようでどんどん狭い山道に入っていくのでおかしいなあと思っていたら,分かれ道の右手に「金蔵寺まで○○km」と書いてありました。車が結構通っているけどなんか遠いなあと思ったら(^^;)
 でも,せっかくなので行ってみました。狭い山道を上がっていくと無料の駐車場があります。意外にも10台程度の車が止まっていました。
 境内は参拝自由で無料の代わりにパンフレットなど何もありませんが,善峰寺とは対照的な静かで鄙びた感じのいいお寺でした。ここは階段に積もる散りもみじもきれいなことで有名ですが,行った時は紅葉の盛りでまだまだ枝にあるもみじがきれいでした。
 帰り道,車一台分しかないような道路に,普通車どうし対向できずに大苦戦。両車とも片側を山に乗り上げながらなんとか行き交うことが出来ました。

2002.11.16 訪