光悦寺
ご案内
 鷹峰三山(鷹ヶ峰,鷲ヶ峰,天ヶ峰)を見渡す光悦寺は,元和元年(1615),徳川家康公が本阿弥光悦翁に野屋敷として与えた土地である。光悦はそこに一族縁者をはじめ,刀,蒔絵,絵画,陶芸などの工芸職人を住まわせ,工芸集落を営んだ。
 光悦は刀剣の鑑定・研摩を業とする本阿弥家の分家に生れた。家業のほかに書道(青蓮院流)は寛永三筆の一人といわれ,蒔絵,楽焼に秀でていた。また,古田織部や織田有楽斎に茶道の教えも受け,千宗旦とも深く交わって茶道の奥義を極めた。境内には大虚庵をはじめとする7つの茶席や東屋があり,毎年11月10日から13日の4日間は光悦忌茶会が行われている。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前8時〜午後5時
◆拝観料◆ 200円
交 通 ◆京都駅より市バス6系統玄琢行き源光庵前下車
◆地下鉄烏丸線北大路駅より市バス北1号系統玄琢行き源光庵前下車




◆一口メモ◆

 光悦寺は,鷹峰の山に近いせいか,毎年他のお寺よりも一足早く紅葉が楽しめます。近くには源光庵,常照寺もあるので,一緒に回ってみるのがいいでしょう。

2001.11.4 訪