渉成園(枳殻邸) | |
ご案内 | 渉成園は,東本願寺の飛地境内地で,周囲にカラタチ(枳殻)が椊えてあったことから枳殻邸(きこくてい)ともよばれている。 もともとは平安時代初期,嵯峨天皇の皇子左大臣源融が,奥州塩釜の景を移して難波から海水を運ばせた六条河原院苑池の遺蹟と伝えられている。 その後,寛永18年(1641),徳川家光によってその遺蹟の一部を含む現在の地が寄進され,さらに,承応2年(1653),宣如上人の願いによって石川丈山が作庭したのが渉成園のはじまりである。 安政5年(1858)と元治元年(1864)の二度の火災によって諸殿は全て類焼したが,慶応元年(1865)から明治初期にかけてほぼ復興され今日に至っている。 渉成園は,印月池を中心にめずらしい造形の傍花閣,漱枕居,縮遠亭などの書院,茶室を配した池泉回遊式の庭で,桜,藤,楓など四季折々の草花を楽しむことが出来る。また,建物が点在している。 |
拝 観 |
◆拝観時間◆ 午前9時~午後4時(受付午後3時30分まで) ◆拝観料◆ 無料(志紊制) |
交 通 |
◆JR「京都駅《より徒歩約10分 ◆市バス「烏丸七条《より徒歩5分 ◆地下鉄烏丸線「五条駅《より徒歩7分 |
URL | ◆渉成園(枳殻邸)のHP◆ http://www.tomo-net.or.jp/guide/syoseien.html |
印月池越しに見る閬風亭 |
睡蓮 |
回棹廊 |
印月池に架かる侵雪橋 |
侵雪橋 |
侵雪橋の向こうに京都タワーが... |
睡蓮と黄杜若 |
紫の杜若 |
自然豊かな庭園 |
◆一口メモ◆ |
渉成園(枳殻邸)は東本願寺の飛地ですが,少し離れているためか訪れる人も少なく静かな所です。 拝観料は志紊制で,受付で吊前と住所を書いてパンフレットをもらいます。 大きな印月池には睡蓮が咲き,岸には黄杜若が咲いていました。池には鯉が泳ぎ,芝生には鴨,岩には青鷺。京都駅に近いこんな街中でも自然が豊かです。近代的な高いビルや京都タワーなどが見えてしまうのは残念ですが。 2005.5.21 訪 |