城南宮
ご案内
 城南宮は,その昔神功皇后が八千矛神を招き寄せて戦勝を祈願された御旗を,平安遷都の折に桓武天皇が城南のこの地に御神体として納め,国土守護の神,国常立尊と神功皇后の御霊を都の守護神としてあわせ祀ったのを由来とする。
 平安時代の末には,白河上皇がこの地に城南離宮・鳥羽離宮を造営して院政を開始し,文化・政治の中心地となった。
 社殿を取り囲むように広がる神苑<楽水苑>は,春の山・平安の庭・室町の庭・桃山の庭・城南離宮の庭と趣の異なる5つの庭からなり,各時代の情緒を味わうことができる。また,苑内には「源氏物語」に登場する植物100余種が植栽されており,源氏物語の一節とともに楽しむことができる。
 苑内には伏見の地下水が引かれており,平安の庭の遣水では,4月29日と11月3日に「曲水の宴」が行われる。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前9時〜午後4時30分
◆拝観料◆ 境内自由  楽水苑 大人400円
交 通 ◆地下鉄烏丸線・近鉄京都線「竹田駅」より徒歩10分
◆市バス 19系統「城南宮」下車すぐ
◆市バス 南系統「城南宮東口」より徒歩3分
URL ◆城南宮のHP◆  http://www.jonangu.com/



鳥居

本殿

参道の紅梅

春の山 枝垂梅

春の山 枝垂梅

春の山 椿

春の山 散り椿

平安の庭

室町の庭 五葉松


◆一口メモ◆

   城南宮は1号線沿いの京都南ICからすぐの立地にありながら,静かで広大な庭園があります。庭園には様々な草木が植えられていて,その傍に立てられた源氏物語の一節が書かれた看板とともに楽しむことができます。
 2月中旬から3月中旬は「春の山まつり」ということで,「春の山」の枝垂梅と椿が見頃でした。枝垂梅の木はそれほど大きなものではありませんが,紅白150本が植わっています。椿はいろいろ変わった品種を見ることができました。
 私達が行った時にはなんだか殺風景に感じた「桃山の庭」も,もうすぐ枝垂桜が咲き美しいことだと思います。そして桜に続きつつじ,山吹,藤など季節ごとに様々な花を楽しめる素敵な庭園です。

2004.3.13訪